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「日本アリ類同好会」への誘い

この度、LINEを使ったアリの飼育・観察・研究の交流グループを作ってはと思い、「日本アリ類同好会」を作りました。
「日本蟻類研究会」は既に存在していて、私も会員になっていますが、「日本アリ類同好会」という名称の団体はネット上で検索する限りはないようです。「日本蟻類研究会」は、大学関係者の方も多く、研究内容はとても深いのですが、「日本アリ類同好会」では、アリが好きな者同士が「友だち」になって、主に飼育方法や生態観察や採集情報などで、気軽に交流ができればと思います。ご賛同いただけるようでしたら、グループにご参加下さればと思います。
まだ、LINEをお使いになっていない方も、スマホやダブレットだけでなくPC版もございますので、導入をご検討下さい。LINEの導入の仕方については、ネット上でお調べ下さい(例えば https://line.macdrivelove.com/entry3.html 等)。
しばらくの間、IDによる友だち追加ができるようにしておきますので、ご連絡いただければ、ID(「友だち追加」ができない場合はQRコード)をお伝え致します。連絡先は info@kajitsuken.net です。
では、皆様のご参加を心よりお待ちしています。

B16012を「移植」

昨日に引き続き、庭にクロオオアリのコロニーを「移植」しました。このコロニーは、2016年6月11日に蒜山高原の百合原休憩園地で新女王アリを採集したコロニーです。採集時から、研究用に製作した創巣期観察用アンテネストで飼育していました。
今回は、このアンテネストをそのまま地中に埋めます。

地中に埋める創巣期観察用アンテネスト

上の写真のように、側面の上下2箇所にシリコン栓で栓をした内径6mmのアクリルパイプが付いています。また、上部には2箇所の開閉蓋があり、それぞれに直径7mmの穴があり、シリコン栓で塞いでいます。蓋横(写真の本体上部左)には、取り外し式の餌器があります。
このアンテシェルフの高さは23cm強ありますので、地面をおよそ23cmの深さまで掘って埋めます。埋める場所は、昨日「移植器」を使って移植したのと同じ花壇です。
埋める際には、側面下側のシリコン栓のみを外しました。

埋めている途中 側面下のシリコン栓は外してある 14時54分撮影
埋め終わったところ 側面上のアクリルパイプの箇所は埋めていない 15時9分撮影

当面の出入り口として、側面上のアクリルパイプの箇所は埋めませんでした。明日以降にシリコン栓を外す予定です。

花壇の全景 左右に見える測量杭は蜜器の台 蜜器を設置した

庭の外の草地へ

午後3時頃、庭の外のフェンス越しの場所で、クロオオアリを見つけました。この場所でクロオオアリを見るのは、今年初めてです。ちなみに昨年は4月5日に、その年初めてこの同じ場所でクロオオアリを見ましたので、今年は昨年より1日早く、この場所でクロオオアリを見たことになります。

庭の外のフェンス越しの場所
小道を進むクロオオアリ 帰路と思われる 15時7分撮影
フェンスの土台になっているコンクリートの礎石(2m以上の高さ)を上る 15時7分撮影

この2匹のクロオオアリは、いずれも帰路のようでしたが、腹部は膨れていませんでした。カラスノエンドウなどが密生している草地からの帰りと思われますが、蜜が得られなかったようです。昨年の4月5日に観察した時には、帰路のクロオオアリの腹部は膨れていました。
緑色をした幼虫を運んでいるクロヤマアリを複数見ました。草地から出てきたのでしょう。

15時9分撮影
15時22分撮影
15時30分撮影

フェンスの土台になっているコンクリートの礎石を下るクロオオアリがいましたので、その後を追ってみると、小道を横切り、草地の中に入って行きました。やがて、昆虫の死骸に行き着きました。ミツバチの死骸です。

ミツバチの死骸があった 15時28分撮影

既にもう一匹のクロオオアリが来ていました。
カラスノエンドウを見ていると、クロオオアリがいました。

15時32分撮影

蜜の交換をしているところも見ましたので、少しは蜜を得ているようです。しかし、依然としてアブラムシはいないようです。
ナナホシテントウがアブラムシの繁殖を抑えているのかも知れません。

ナナホシテントウの幼虫 15時41分撮影

先程通路になっていたコンクリートの礎石から幾程か離れた場所にある、コンクリートブロックの礎石にも、上って行くクロオオアリがいました。よく見ると、何かを咥えているようです。

帰路、何か小さなものを咥えている 15時44分撮影

何を咥えているのかは、調べませんでした。

4月4日の天気:最高気温21.2℃(14時20分)

今年初めての「移植」 新方式「移植器」

今年の1月25日のブログで紹介した「移植器」で、クロオオアリのコロニーを庭に「移植」することにしました。
今回移植するコロニーは、昨年の6月3日に新女王アリを採集したコロニー(S/N:BM19013)です。

簡易飼育器の蓋を取って、移植器の中に入れた状態
移植器の全体の様子

移植する場所は、キイチゴを植えている花壇にしました。以前2016年4月にクロオオアリとムネアカオオアリのコロニーを移植した場所です。地面を20cmの深さに掘り、その中に移植器を入れ、土を被せました。

穴は20cmの深さ 11時11分撮影
移植器を設置した花壇 右に白く見えている所が出入り口 11時24分撮影
今日は地上への出入り口は、シリコン栓をしたままにしておいた

地下20cmの場所であることと、移植器の構造から、コロニーを脅かす生き物が巣の中に入り込んでくるリスクは、非常に小さいと思われます。それでも、地上での活動中のリスクは大きく、また食糧をどれだけ獲得できるかが、生存の能否を分かつでしょう。

梅の木のアブラムシとクロオオアリ

先日は桃の木に登っているクロオオアリを見つけましたが、今日は、C巣の近くにある露茜という品種の梅の木で、クロオオアリを見つけました。クロオオアリの動きを追っていると、新芽にアブラムシが付いていて、そこへクロオオアリが行きました。

16時22分撮影
16時29分撮影

今年になって初めて、クロオオアリがアブラムシの甘露を吸っているところを見ました。露茜には、数多くの新芽が出ていますが、アブラムシが付いている新芽はまだ限られていましたので、クロオオアリの蜜源を確保するため、アブラムシは駆除しませんでした。アブラムシが多くなってから、アブラムシの数を調整することにします。

清水白桃を害虫から守るクロオオアリ

直前のブログで、クロオオアリの今の食源について触れたばかりですが、先程、新たな発見をしました。清水白桃の樹からクロオオアリが幼虫を咥えて下りてくるところを幸運にも見ることができました。

幼虫を咥えて下りてくるクロオオアリ 15時59分撮影

もちろんこの幼虫は、クロオオアリの幼虫ではなく、何かの昆虫の幼虫です。状況から考えると、この幼虫は清水白桃の樹の何かを食べていたのでしょう。その幼虫をクロオオアリが見つけて、巣へと持ち帰っているのです。食料としてなのでしょう。

幼虫を巣へと運ぶクロオオアリ 16時0分撮影

清水白桃にとって、この限りでは、クロオオアリは益虫と言えそうです。

参照
クロオオアリが運んでいたもの」(2016年4月12日)
ムネアカオオアリも活動中」(2013年4月15日)
クロオオアリ・ムネアカオオアリの食性」(2012年6月12日)

今、食源はどこに?

3月18日にクロオオアリが地上に出てきたことについては、既にブログに書きましたが、気になっていることがありました。それは、食べ物が既に用意されているのかどうかという点です。
庭の外の草地のカラスノエンドウの様子を見ると、今もアブラムシが付いていないように見えます。(昨年はカラスノエンドウにアブラムシが大発生していました。)

昨年3月2日撮影

そこで、アブラムシが付いていないように見えても、3月3日のブログで書いたように、ほんの少しはアブラムシがいるかもしれないと考え、実体顕微鏡で確かめてみました。

実体顕微鏡で調べたカラスノエンドウのサンプル

しかし、1匹もアブラムシを見つけることができませんでした。
昨日も、クロヤマアリは、庭の外の草地に来ていましたが、クロオオアリの姿はありません。

中央に写っているのはクロヤマアリ 3月25日15時10分撮影

クロオオアリをこの庭の外の草地でその年初めて見たのは、昨年は4月5日、2017年は4月1日でした。まだ4月にはなっていませんが、このまま、アブラムシが発生しなければ、今年は蜜源不足になりそうです。

蛇足になりますが、何故今年はカラスノエンドウにアブラムシが付かないのか、その理由を考えてみました。昨年のことを思い起こすと、アブラムシが大発生したことで、カラスノエンドウが種が出来る前にほぼ全滅してしまいました。そこで、カラスノエンドウに付いていた大量のアブラムシは「放浪」を始め、かなりの数のアブラムシが、自宅の庭にも押し寄せて来ました。しかし、結局のところ、自宅の庭も含め、他の放浪先にもカラスノエンドウが生えてなく、アブラムシは大量に死滅したと考えられます。一方、アブラムシの大量発生で、ナナホシテントウも例年になく多く発生したと考えられます。ナナホシテントウは、カラスノエンドウに付くアブラムシに限らず、他の種のアブラムシも食べると考えると、ナナホシテントウはかなりの数が、生き延びられたのでしょう。現に、昨年は庭の果樹でもナナホシテントウをよく見かけました。
こうして、今年を迎えたとすれば、庭の外の草地にはアブラムシの越冬卵は少なかったであろうし、逆にナナホシテントウは多く越冬していて、僅かなアブラムシもナナホシテントウに食べられたと考えられます。
ちなみに、自宅の庭のすぐ外以外の、歩いて行ける範囲のカラスノエンドウの様子も見にいきました。主に2箇所の様子を見ましたが、そこでもカラスノエンドウにアブラムシが付いていないようでした。

さて、A巣のすぐ横には清水白桃があり、満開を迎えています。花には何種類かの昆虫が訪れています。

3月25日14時22分撮影
3月25日14時24分撮影
3月25日14時37分撮影

モモの花からも蜜が出ているようです。
クロヤマアリも訪れていました。そして、クロオオアリもやって来ていました。

クロヤマアリ
クロオオアリ

クロオオアリの動きを見ていると、枝ごとに往復して、何かを見つけようとしているようでした。しかし、立ち止まることがなく、何も見つけられていないようでした。複数のクロオオアリを見ましたが、どのクロオオアリも腹部は膨れていませんでした。

腹部は膨れていない 3月25日14時58分撮影

クロオオアリは、モモの花の蜜は利用できないようです。

ところで、この時期、クロオオアリはタンパク源を得ているのでしょうか。昆虫を与えて、その反応を見ました。ここでも、ミツバチの死骸を使いました。

ミツバチの死骸に食いつき、巣へ運ぼうとしているクロオオアリ 3月25日撮影

A巣の巣口の極近くにいたクロオオアリに、ミツバチの死骸を与えました。2箇所で与えましたが、いずれも食いつき、巣へと運んで行きました。このことから、既にタンパク源を必要としていることが分かります。
ただ、クロオオアリが得られるタンパク源は極少ないはずです。昆虫の絶対量はまだまだ少ないのです。下の写真は、一晩に捕虫器で捕らえた昆虫の量です。

捕虫器
捕虫器の網の中 3月26日撮影
一晩で捕らえた昆虫 3月26日撮影

トゲアリの幼虫の様子

飼育環境下のトゲアリの幼虫はどうなっているのでしょうか。もう成長を始めているでしょうか。

S/N:T130921-09 18時57分撮影

この写真中央の幼虫は成長しているようです。しかし、写真の下方を見ると小さい幼虫も写っています。
2018年9月19日に寄生を始めたS/N:T180919の幼虫は、どれもまだ小さいようです。

S/N:T180919の幼虫 19時2分撮影

ところで、このコロニーには、まだ多くのクロオオアリがいます。このクロオオアリは、最も若い個体では、幼虫で越冬して2019年に成虫になったものです。クロオオアリも幼虫の世話をしています。

19時3分撮影

トゲアリが活動を始める

そろそろ飼育しているトゲアリが活動を始める頃です。もう何日も前から、巣があるケースからアンテグラウンドⅡ型へ幾匹かが出てきていましたが、それはまだ弱々しく歩いている感じでした。
今日はかなりの数のトゲアリがアンテグラウンドへ出てきていました。そこで、昆虫を与えることにしました。今年になって初めてのことです。昆虫は、自宅で飼っている西洋ミツバチの死骸が巣箱前に落ちているので、それを与えることにしました。

ミツバチに集まるトゲアリ S/N:T140906-40 3月20日14時26分撮影

ミツバチを5匹与えたのですが、いずれの箇所でもたくさんのトゲアリがミツバチを取り囲んでいました。
他のトゲアリのコロニーにもミツバチの死骸を与えてみました。こちらもミツバチを取り囲んでいました。

S/N:T130921-09 巣の中に運び込んでいる 18時55分撮影
S/N:T140906-03 19時00分撮影

クロオオアリにも、今年初めて昆虫を与えてみました。トゲアリと同様にミツバチの死骸です。

巣の中に運び込んでいた S/N:B15006 14時28分撮影
S/N:B120614-86 18時51分撮影

いずれもミツバチに反応はありますが、それは弱いようです。分解しようとはしていませんでした。

C巣のクロオオアリも地上へ

昨日は、C巣のクロオオアリが地上に出ているところは見られませんでしたが、今日、C巣のクロオオアリも地上に出ていました。

昨日、C巣の近くに設置していた蜜器にクロオオアリが来ていた 14時46分撮影

蜜を吸ったクロオオアリの帰路を追ってみると、芝生の傾斜地につけた歩道の道端辺りの芝生の中に入って行きました。

写真中央の芝生の中にクロオオアリが帰って行った

そこで、巣穴を確認するためにその周囲の芝を刈りましたが、巣口は分かりませんでした。やがて、巣に戻ってきたクロオオアリたちが、巣口があったと思われる辺りにやって来て、戸惑っている様子でした。

巣口が埋まってしまったのか、戸惑っているアリたち 15時55分撮影

17時過ぎに同じ箇所を見ると、巣に戻ってきたアリたちが、外側から巣穴へと通じるように掘っているようでした。

ところで、昨日は巣穴の箇所を特定できなかったO巣ですが、今日、巣口を確認できました。

確認できたO巣の巣口 15時29分撮影

昨日、O巣の近くに設置していた蜜器にもやってきていました。

O巣の近くの蜜器にやってきたクロオオアリ

クロオオアリが地上に出てきた

ここ数年、自宅の庭で、春に、クロオオアリが地上に出てくる最初の日を記録しています。正確には、私が最初に地上で見かけた日ということになりますが、努めて観察はこまめにしてきたつもりでいます。
2017年は3月26日、2018年は3月25日、昨年は3月20日に、地上でクロオオアリを初めて観察しました。今年はいつになるか、何日か前から庭で観察をしていましたが、今日ふと、玄関先の散水ホースを伝って歩いているクロオオアリを見つけました。

3月18日10時4分撮影

そのクロオオアリが歩いて行く先に毛虫がいて、毛虫に出会うとクロオオアリが食いつき始めました。

毛虫に食いつくクロオオアリ

結局、毛虫はクロオオアリから逃げ切りましたが、このクロオオアリの行動を見ると、もうクロオオアリは完全に活動を開始していることが分かります。
蜜を与えて、帰路を追うことで巣の場所を見つけようと試みましたが、このクロオオアリは、帰り道に迷っているようで、一度帰路についていながら、再び散水ホースに戻って来ました。私の方が根負けしてしまい、僅かな時間、庭を見回るためにその場を離れて戻ってみると、クロオオアリの姿はなく、見失ってしまいました。
この後、庭の他の場所にクロオオアリがいないか、もう一度見回りましたが、クロオオアリは見つけられませんでした。
庭を見回る際のポイントは、昨年の秋に、生存していることが分かっていた巣の辺りです。その中でも特に、O巣の巣口周りと、A巣の東西の2箇所の巣口周りと、C巣の巣口周りです。
午後になって、O巣の辺りを見ていると、1匹のクロオオアリが歩いているのが目に留まりました。

14時52分撮影

続いてあと2匹をO巣の近くで見かけました。どうやら、午前中に見つけたクロオオアリは、例外的ではなく、この日が、クロオオアリがこの春最初に地上に出てきた日のようです。
そこで、A巣の西側の巣口辺りも見ると、ここにも芝生の上を歩くクロオオアリがいました。

15時3分撮影

しかも、1匹ではなく、次々と複数のクロオオアリを見つけました。午後になって設置しておいた蜜器にも、やがてクロオオアリがやってきました。

15時9分撮影

そこで、巣口を捜すために、このクロオオアリの帰路を追ってみました。すると、A巣の東側の巣口の方へと帰って行きました。
一方、西側の巣口の下方を歩いているクロオオアリにも、蜜を垂らして与えていましたが、こちらの複数のクロオオアリたちは、A巣の西側の巣口へと帰って行きました。
今日、巣穴の位置まで特定できたのは、A巣の西側の巣口だけでした。

A巣の西側にある巣口 芝を刈って見やすくした 15時44分撮影

ちなみに、O巣とA巣の東側の巣穴は、芝生のため特定できませんでしたが、巣穴があると思われる箇所の芝を刈っておきました。
C巣がある場所では、クロオオアリは見かけませんでした。
なお、岡山気象台の観測で、今日の最高気温は岡山市で19.7℃(15時26分)でした。これは、今年の最高気温です。