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「日本アリ類同好会」への誘い

この度、LINEを使ったアリの飼育・観察・研究の交流グループを作ってはと思い、「日本アリ類同好会」を作りました。
「日本蟻類研究会」は既に存在していて、私も会員になっていますが、「日本アリ類同好会」という名称の団体はネット上で検索する限りはないようです。「日本蟻類研究会」は、大学関係者の方も多く、研究内容はとても深いのですが、「日本アリ類同好会」では、アリが好きな者同士が「友だち」になって、主に飼育方法や生態観察や採集情報などで、気軽に交流ができればと思います。ご賛同いただけるようでしたら、グループにご参加下さればと思います。
まだ、LINEをお使いになっていない方も、スマホやダブレットだけでなくPC版もございますので、導入をご検討下さい。LINEの導入の仕方については、ネット上でお調べ下さい(例えば https://line.macdrivelove.com/entry3.html 等)。
しばらくの間、IDによる友だち追加ができるようにしておきますので、ご連絡いただければ、ID(「友だち追加」ができない場合はQRコード)をお伝え致します。連絡先は info@kajitsuken.net です。
では、皆様のご参加を心よりお待ちしています。

移植したトゲアリが巣口に出て来た

2月5日に移植したトゲアリの働きアリが巣口に出て来ました。

9時52分撮影

まだ巣口から出ての活動はしていない様子で、しばらくして巣穴の中に入って行きました。
昨日、部屋の中で飼育しているトゲアリの様子について書き記しましたが、近々、巣から出て活動するトゲアリを〝庭で〟も見たいものです。

人工巣から出てくる・出てこない トゲアリ・クロオオアリ

アンテグラウンドを活動室にしているクロオオアリの2つのコロニーと1つのトゲアリのコロニーの、春を迎えるある違い、に気づきました。
以前から、それぞれのアンテグラウンドに蜜を蜜器に入れて与えていましたが、2月21日、トゲアリに与えていた蜜がなくなっていることに気づきました。他方、クロオオアリの方は、蜜がそのまま残っていました。
そこで、いずれも蜜器も取り去り、別の蜜器に新しい蜜を入れて、アンテグラウンドに入れました。
トゲアリの方は、働きアリが人工巣からアンテグラウンドに出ていましたので、間もなく蜜を吸い始めました。

トゲアリ S/N:T140906-40 21日17時33分撮影

クロオオアリの2つのコロニーの方は、働きアリがアンテグラウンドには出て来ていませんでしたので、しばらく経っても蜜はそのままでした。

クロオオアリ S/N:B15006 21日17時33分撮影
クロオオアリ S/N:B120614-86 21日17時34分撮影

ただ、次の日まで観察を続けることにしました。
次の日、ほぼ1日後の様子を見ると、トゲアリの方は蜜がなくなっていましたが、クロオオアリの方は蜜がそのまま残っていました。

トゲアリ S/N:T140906-40 22日16時20分撮影
クロオオアリ S/N:B15006 22日16時20分撮影
クロオオアリ S/N:B120614-86 22日16時20分撮影

今日も、トゲアリはアンテグラウンドに出て来ていましたが、クロオオアリの方はアンテグラウンドに出て来ていませんでした。
21日の最高気温は 21.5℃、22日は 21.1℃ でした。

参照:
トゲアリが活動を始める」(2020年3月20日)
アンテグラウンドに出てきた」(2019年3月1日)

春とクロヤマアリとナナホシテントウ

もう春が始まっているのでしょうか。先日、カラスノエンドウにアブラムシが付いているのを見つけていました。

2月12日14時12分撮影 当日の最高気温 13.7℃

ナナホシテントウも見かけました。

2月14日13時10分撮影 当時の最高気温 19.7℃

そして、早くもクロヤマアリが地上に出てきたようでした。
 参照:昨年の記録 一昨年の記録

庭に置いていたミツバチ用の給餌器にクロヤマアリが来たようだ 1匹のクロヤマアリが、流れ出た蜜で体が動かせなくなって死んでいた 2月17日8時11分撮影 前日の最高気温は 11.4℃

クロヤマアリが地上に現れたことについては、先日の2月11日に、東京都の八王子市から便りがあったところでした。

今日2月21日は、これまでにないとても暖かい日になりました。気温は21.5℃まで上がり、今年の最高気温になりました。庭に出てみると、案の定、今日もクロヤマアリが歩いていました。

庭を歩くクロヤマアリ 2月21日11時36分撮影

でも、蜜源などを見つけての活動なのでしょうか。庭の中には、蜜源はないようです。そこで、この働きアリのコロニーが利用しているかどうかは分かりませんが、庭の外の草原にもクロヤマアリが来ているか見に行くことにしました。

カラスノエンドウに付いたアブラムシ 11時42分撮影
こちらにもアブラムシが 11時43分撮影
僅かに2箇所だが、カラスノエンドウに花が咲いていた 11時44分撮影

そうしていると、たった1匹ですが、クロヤマアリを見つけました。

11時46分撮影
11時47分撮影

既に草原がクロヤマアリの蜜源になっているようです。

ところで、今日も庭にミツバチ用の給餌器を複数個出しておきましたが、その給餌器を置いている場所の近くにナナホシテントウが来ていました。

ミツバチの給餌器の近くを歩くナナホシテントウ 12時0分撮影

『アブラムシがいそうにもないこんな所にテントウムシが来ている』と思っていたら、給餌器に近づいてきました。

右から給餌器に近づくナナホシテントウ 12時1分撮影

そして、砂糖液を飲み始めました。

ナナホシテントウが砂糖液を飲んでいるところ 12時3分撮影

蜜がなくなってもまだ止まっていました。

13時18分撮影

ナナホシテントウが蜜に集まることについては、こちらのブログ(「ナナホシテントウは蜜が好き!?」)でも触れています。

初めてのトゲアリの「移植」

現在、トゲアリを4コロニー飼育しています。昨日2月5日、その中のS/N:T140906-030を庭に「移植」しました。
T140906-030は、2014年の9月10日にムネアカオオアリのコロニー(S/N:NESTCON01027 2012年6月14日に新女王アリを採集)に寄生させたトゲアリのコロニーです。

T140906-030はこのようなケースの中を巣にしている 2月5日撮影

移植場所にしたのは、庭のクリの木の切り株で、その一部はまだ生きています。その切り株の側面を先月の26日に掘り、30日には紙粘土で縁取りをしました。

1月30日撮影

また、金網を仮付けしました。トゲアリのコロニーを巣のケースに入れたまま、くり貫いた空洞の中に収めるのですが、空洞を塞いても、この空洞から外部に通じるように、径が12mmの穴を空けています。

写真中央下方に直径が12mmの穴を空けている 1月30日撮影
穴から空洞を覗いたところ まだ、空洞を塞いでいないので、金網が見える 1月30日撮影

以上のように先月の下旬から準備を進めてきましたが、これからは少しずつ温かくなりそうでしたので、昨日、いよいよ移植を行うことにしました。

金網で覆い、釘で金網を固定 2月5日撮影

上の写真のように、ケースのまま巣を空洞に入れ、金網で覆い、釘で金網を固定しました。それから、更に金網を紙粘土で覆いました。

金網を紙粘土で覆った 2月5日撮影

そして、今日2月6日、水性の塗料を塗りました。

水性の塗料を塗った 2月6日撮影

外部から空洞に通じる穴に、ゆるく木くずを差し込んでおきました。

穴に木くずを差し込んだ トゲアリが通れるほどの隙間は空けてある 2月6日撮影

ちなみに、この穴はトゲアリが外界に通じる通路なのですが、径が12 mmと大きめなのは、スコープカメラのヘッド部分が差し込めるようにするためです。空洞は完全に金網と紙粘土で覆いましたが、この穴を通して空洞の中のトゲアリの様子が見られるようにしています。

クリオオアブラムシの経過

1月6日 10時4分撮影

この写真は、1月6日に撮影したものです。クリの木の葉は、ほとんどの落ちています。クリオオアブラムシは、まだ生きていて、比較的高所の小枝にいます。この日、この撮影の後、このクリの木を強剪定しましたが、この枝のある下方の幹は剪定しませんでした。
1月8日には、クリオオアブラムシは下方へと移動していました。

1月8日 10時3分撮影

この日の夜明け前の気温は、自宅の気象計で−4℃(6時50分)でしたが、クリオオアブラムシは死んではいませんでした。
ちなみに、ニホンミツバチは活動していません。

ニホンミツバチの様子 1匹も外に出ていない 1月8日 10時6分撮影

1月19日には、クリオオアブラムシは更に下方へと移動していました。

ここからいなくなっていた 1月19日 14時26分撮影

その下方の様子が下の写真です。

1月19日 14時27分撮影

産卵したことが分かります。クリオオアブラムシは、個体数が少なくなっていましたが、生きていました。
2018年に観察した時には、12月9日には卵がありましたから、今回は1ヶ月以上産卵が遅かったことになります。また、2018年の時には、12月26日にはクリオオアブラムシはほとんど死んでいましたので、今回の方が長く生きていることが分かります。
昨年の12月29日にクリの木で見つけた謎の生き物は、それ以来見かけませんでした。そして、このアブラムシの産卵箇所にもいませんでした。

地上で見たこの冬最後のクロオオアリ 2020年

2018年にも、冬期のクロオオアリの地上での最後の活動日を記録しています。その年は、12月24日でした。今年はいつになるかを知りたいと思い、2年前と同じクリの木にクロオオアリが最後にやって来る日を調べていました。その結果、今年は12月28日までは、クリの木でクロオオアリを見かけました。(昨年については、この時期に、クリの木にクリオオアブラムシがいなかったので調べていません)

12月28日15時33分撮影

ただ、30日から1月1日までは観察していないので、最後の日は確言はできません。あくまでも28日は、最後に観察した日と言うことになります。ちなみに、1月1日と12月31日は共に最低気温が氷点下で最高気温は6〜7℃、30日は最大瞬間風速が29.3m/sでした。29日については、観察した9時台にはクロオオアリの姿はありませんでした。
28日は、最低気温4.3℃、最高気温15.1℃で、日照時間は6.9時間でした。

クリの木の謎の生き物

本日、2018年12月9日のブログ「クリオオアブラムシと謎の生き物」で紹介した「謎の生き物」を思い起こすような生物をクリの木で見つけました。その時は、同じ生物のように思いましたが、後で写真を見ると、少し違って見えます。

2018年の場合
2018年の場合
今回の生物 9時0分撮影
今回の生物 9時1分撮影

見つけた場所は、クリオオアブラムシがいる場所ではありませんでした。

トゲアリの女王アリ 姿を見せる

10月31日に庭で採集し、11月6日に庭のクロオオアリに寄生を試みたトゲアリの女王アリが、11月19日、コンクリートブロックの穴の中から出て来ていました。

トゲアリの女王アリ 11月19日9時26分撮影

見つけた時には身繕いをしていたようですが、すぐに、まるで人間に見つかって慌てるかのように、11月6日の時と同じコンクリートブロックの穴の中に入って行きました。

以前と同じ穴の中に入る直前 9時26分撮影

この時期としては温かい陽気の日でした。日かげの気温を測ってみると、まだ9時台というのに、20℃を越えていました。

9時31分撮影

トゲアリの女王アリが入って行ったコンクリートブロックのすぐ下にはN巣B16015の巣口があるのですが、階段として使っているそのコンクリートブロックの踏み面にクロオオアリがいました。そこで、蜜を与えました。

 

蜜を飲むクロオオアリ 9時51分撮影

やがて、N巣の巣口近くまで戻って来たのですが、巣口が見つからないようです。しばらく巣口を探し回っているようでしたが、トゲアリの女王アリが入って行ったコンクリートブロックの穴の中に入って行きました。

クロオオアリは、トゲアリの女王アリが入って行った同じコンクリートブロックの穴の中に入って行た 9時53分撮影

そのクロオオアリは、2分後の9時55分にコンクリートブロックの穴から出て来て、その3分後の9時58分になって、また同じコンクリートブロックの穴に入って行きました。そして同じことを3回・4回と繰り返しました。3回目はその1分後の9時59分に出て、2分後の10時1分に入り、4回目はその2分後の10時3分に出て、その1分後の10時4分に入って行きました。ところが、それからは長らくコンクリートブロックの穴から出てこなくなりました。10時30分までは観察を続けましたが、やはり出て来ませんでした。いったいどうなったのでしょうか。
いくつかの可能性を考えてみました。
1.コンクリートブロックの穴の中にも巣口があったので、巣に戻った。
2.何者かに、例えばクモなどに襲われた。
3.トゲアリの女王アリに捕まった。
4.それでも穴の中で休み続けていた。
もし、「1」ならば、蜜を仲間に渡して、再び蜜を求めて出て来ると思われますが、26分経っても出て来ませんでした。この26分という時間がどの程度意味があるのかを確かめるため、次の日に同様の条件(同じN巣)で蜜を吸って戻ったクロオオアリが、巣口から出てくるまでの時間を計りました。その結果は6分でした。この時間は、これまでの幾多の観察による知見の範囲内です。つまり、「1」の可能性は極めて低いことになります。
ですから、「2」か「3」だとは思いますが、「4」の可能性がないとは言い切れません。

この時期 タンパク源を摂るだろうか?

この時期、クロオオアリはタンパク源を摂るのでしょうか。ツチバッタを庭で見かけましたので、凍殺スプレーで動けなくして、A巣の巣口の近くに置きました。

ツチバッタのすぐ上方にクロオオアリの巣口がある 11月18日12時00分撮影

そして、夕刻見ると、たくさんのクロオオアリがツチバッタを取り囲んでいました。

16時3分撮影

よく見ると、既に2箇所、胸部と腹部の間と頭部の付け根辺り、に穴が空けられていました。

2箇所に穴が空けられていた 16時4分撮影

翌日の朝見ると、ツチバッタは跡形無く消えていました。

11月19日8時29分撮影

クリオオアブラムシを再発見

何日か前から、散水ホースを歩くクロオオアリの腹部が膨れているのを見ていました。この散水ホースは、クリの木に繋がっており、クリの木からの帰路のようでしたので、クリの木に蜜があるようでした。たぶんその蜜は、クリオオアブラムシから得たのでしょう。
11月18日、この日も散水ホースをかなりの早足で歩くクロオオアリを見つけました。腹部が膨れているようです。

クリの木とは反対側へと進むクロオオアリ 腹部が膨れている 11月18日10時33分撮影

後を追ってみると、A巣にたどり着きました。しばらくして、A巣からクロオオアリが出てきましたので、散水ホースを歩くその後を追ってみると、やがてクリの木横のフェンスにつり下げている箇所を上り、クリの木へと繋がる橋状の箇所を渡り、クリの木にたどり着きました。そこには、もう1匹のクロオオアリがいました。

クリの木横のフェンスにつり下げている箇所
クリの木へと繋がる橋状の箇所
クリの木にたどりつく

ただ、この後、後を追っていたクロオオアリを見失ってしまいました。
そこで、再度A巣から出て来たクロオオアリの後を追ってみると、今度はクリの木に着いても見失うことなく、ついにクロオオアリの目的地の箇所にたどり着きました。

クロオオアリが訪れた場所 11時15分撮影

ここにクリオオアブラムシがいるのでしょう。ただ、葉や枝などでよく見えませんでしたので、周りの葉や小枝を切り落としました。

案の定、そこにはクリオオアブラムシがいました。今年の5月23日以来の発見です。5月23日の時には、クリの木に数匹のクロオオアリが来てはいましたが、クリオオアブラムシから蜜を得ていないようでした。

A巣とクリの木との位置関係 ①測量杭の上方にA巣の巣口がある ②巣口から散水ホースが下方へと延びていて、フェンス下に繋がっている ③別の散水ホースがフェンスの下沿いに延びていて、ホースリールへと繋がる ④ホースリールへと繋がる直前にホースがクリの木の枝に掛けられいてる (ホースリールが置かれているところがクリの木の生きている太い切り株)