日別アーカイブ: 2018年5月1日

虫を運ぶクロオオアリ

この時期、庭のクロオオアリは、ほぼ全てと言っていいほど、蜜を集めて巣に戻っていきます。昆虫などを巣に運び込むところはほとんど見ることができません。ですが、時たま、何かをくわえて巣へと運んで行くのを目にします。

ハエ目(双翅目)の仲間のようだ 4月30日16時13分撮影

ダンゴムシのようだ 5月1日16時49分撮影

何かの幼虫のようだ 5月1日18時0分撮影

関連ブログ
アリ日記 2012/06/06〜08(4)クロオオアリ・ムネアカオオアリの食性」(2012年6月12日)
クロオオアリが運んでいたもの」(2016年4月12日)
庭のクロオオアリの半日」(2016年10月16日)

ムネアカオオアリに受け入れられなかったクロオオアリ

今年3月28日のブログ「ムネアカオオアリの同種間共存」で触れた共存コロニーのその後ですが、4月2日に、ムネアカオオアリの働きアリ5匹の中へ、S/N:RK170530-017のムネアカオオアリの働きアリ4匹を加えました。この時も 喧嘩なく、受け入れられました。また、4月22日には、ムネアカオオアリの働きアリ8匹の中へ、S/N:R15073のムネアカオオアリの働きアリ11匹を加えました。
そして本日5月1日に、S/N:R11055+070のムネアカオオアリの働きアリ3匹とクロオオアリの働きアリ1匹を加えました。注目すべきは、このクロオオアリの働きアリ1匹です。そもそもこのR11055+070は、2016年の11月1日にムネアカオオアリの女王アリが死んでからもクロオオアリと共存していたコロニーです。(詳しくは「異種間で共生するクロオオアリとムネアカオオアリ」を参照)果たして、ムネアカオオアリだけでできあがっている共存コロニーの中へ、これまでムネアカオオアリと共存していたとは言え、クロオオアリが入っていけるものなのでしょうか。

ムネアカオオアリは辛うじて受け入れられたようだ 5月1日撮影

クロオオアリは殺されてしまった 5月1日撮影

結果は、ムネアカオオアリの働きアリは受け入れられましたが、クロオオアリの働きアリは受け入れられませんでした。

クロオオアリに受け入れられたムネアカオオアリ

今年3月28日のブログ「クロオオアリの同種間共存(1)」で触れた共存コロニーのその後ですが、4月5日に、S/N: B15053+Rからクロオオアリの働きアリを7匹(+Rとありますが、既にムネアカオオアリはいません)を加えました。この時も 喧嘩なく、受け入れられました。また、4月14日には、S/N:BH17022のクロオオアリの働きアリ7匹と幼虫3匹を加えました。
そして本日5月1日に、S/N:B130605+R(旧名B131015)のクロオオアリの働きアリ6匹とムネアカオオアリの働きアリ1匹を加えました。注目すべきは、このムネアカオオアリの働きアリ1匹です。そもそもこのB130605+Rは、昨年の3月14日にクロオオアリの女王アリが死んでからもムネアカオオアリと共存していたコロニーです。(詳しくは「異種間で共生するクロオオアリとムネアカオオアリ」を参照)果たして、クロオオアリだけでできあがっている共存コロニーの中へ、これまでクロオオアリと共存していたとは言え、ムネアカオオアリが入っていけるものなのでしょうか。

クロオオアリの共存コロニーに受け入れられたムネアカオオアリ 5月1日撮影

結果は、ムネアカオオアリの働きアリ1匹も、クロオオアリの働きアリ6匹と同様に、このコロニーに受け入れられました。

 

ミカドオオアリの単独女王アリも昆虫を食べる

単独生活の女王アリ(創巣期を除き、何らかの事情で働きアリがいない女王アリ)が、直接昆虫を食べるかについては、2013年の4月23日のブログ「単独生活の女王アリは昆虫を食べるか?」で触れています。この場合は、クロオオアリとムネアカオオアリの単独女王アリでしたが、この度、ミカドオオアリの単独女王アリも、直接昆虫を食べることが分かりました。

今年になって卵を5個産んでいる 5月1日撮影

この女王アリは、昨年の5月30日に長野県で新女王アリとして採集した女王アリで、記録によると、昨年の7月4日の時点で、卵を含め幼生虫も働きアリもいませんでした。そんな女王アリでしたが、無事に単独で冬を越し、今は卵を5個産んでいました。この女王アリに、数日前に小さなガを与えていましたが、今日見ると、下の写真のようでした。

ガを食べた跡のようだ 5月1日撮影

ガは解体されていました。単独生活をしているミカドオオアリも、ガを食べるようです。