日別アーカイブ: 2020年9月24日

西塀に沿って移植した30コロニーのその後

敷地の西のコンクリート塀に沿う場所に、8月4日にクロオオアリの12コロニーを、8月7日に同じくクロオオアリの18コロニーを移植しました。それから、1ヶ月半程過ぎた9月23日までのその後の様子を記録しておきます。
多くの場合、夕刻に蜜器に蜜を入れ、巣から出てくる働きアリを観察しました。蜜器には小型のアリやクロヤマアリも訪れるのですが、その数は、庭の他の場所よりもかなり少なく、クロオオアリが観察しやすい環境です。クロオオアリが蜜器の蜜を見つけることもありますが、クロオオアリを見つけるとその進路に蜜を垂らしもしました。そうして、いずれの場合も帰路を追い、どのコロニーから出て来たのかを調べます。
毎日行ったわけではなくこと、また限られた時間であったことから、移植後生存しているかどうかを全てのコロニーについて確かめたことにはなりませんが、少なくとも働きアリが巣に戻って行ったコロニーについては、その時点で生存していたことになります。観察結果は次のようです。

表記例:9/5-3とは、観察した日が9月5日で、3度巣に入るところを見たという意味になります。その3度が1個体か別の個体かは区別していません。

コロニー名
B200603-0459/10-39/14
B200603-0468/26
B200603-1828/269/39/5-39/69/8-29/10-29/19-39/22-49/23
B200603-0519/6-29/10
B200603-0819/10-4
B200603-0899/10-4
B200603-1179/24
B200603-1238/30
B200603-1318/309/39/89/14
B200603-1409/10
B200603-1549/10-2

B16015とB16013の生存を確認

B16015は、昨年2019年6月19日に移植を開始し、7月1日に引越を完了したクロオオアリのコロニーです。N巣と名付けています。今年の4月8日以来、その生存を確認できていませんでしたが、9月23日、働きアリの姿を見ることができました。

少し小柄なクロオオアリが歩いていた 蜜を与えたところ 9月23日16時24分撮影
写真中央の小石が何個か見える辺りに巣口があるようだ 巣口は以前とほぼ同じ場所らしい

B16013は、昨年2019年6月8日に移植を開始し、6月18日に引越先を見つけたクロオオアリのコロニーです。L巣と名付けています。今年の5月1日以来、その生存を確認できていませんでしたが、9月24日、働きアリの姿を見ることができました。

L巣の極近くの蜜器に少し小柄なクロオオアリが来ていた 写真は2度目にやって来た働きアリ 9月24日8時10分撮影
写真中央の岩と岩の間の芝生の中で姿を消した