2年目の単独の女王アリ

昨年採集したクロオオアリの中で、女王アリ単独で今も生きているのが2匹います。
その内の1匹(S/N14033)は、交尾後1ヶ月程経って卵を産み、7月の中旬には10個程の卵がありました。12月の越冬に入る時点で幼虫が5匹いて、今年の3月には幼虫が3匹になっていました。この3月に他のコロニーから幼虫を3匹加えましたが、6月の現時点では、幼生虫は1匹もいなくなっています。
もう1匹(S/N14091)は、採集以来一度も卵を観察した記録が無く、この1年間、幼生虫を持たなかった個体です。ところが、先日卵を産んでいるのに気付きました。卵は12個のようです。この女王アリは、子育てをすることができるのでしょうか。
そのまま、観察することも考えられますが、今回はこの女王アリに他のコロニーの幼生虫を与えることにしました。女王アリが死亡したクロオオアリの3つのコロニーから、合わせて繭を5個、幼虫を8匹取りだし、S/N14091に与えました。これまでの幾度かの実験からわかっていたように、この女王アリは、他のコロニーの幼生虫を(違和感なく)受け入れました。

他のコロニーの幼生虫を受け入れています

他のコロニーの幼生虫を受け入れています

ちなみに、ここで紹介した2匹の女王アリには、昨年から特製の蜜を与えています。今まで生きていられたのは、この蜜の餌を食べていたからでしょう。

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