直前ブログの「クロオオアリの複数の女王アリは同居できるか 結果」と同様に、ムネアカオオアリでも実験をしています。ただ、こちらは1例だけですから、結論を出すことはできません。
11月29日に、ムネアカオオアリSIMSMA01070(2011年7月27日採集 働きアリ8匹 幼生虫無し)とムネアカオオアリSIMSMA01055(2011年7月27日採集 働きアリ4匹 幼生虫無し)を合併させました。
翌日の30日には、働きアリが2匹死んでおり、他に2匹が瀕死の状態でした。2つのコロニーは、互いに交わろうとしない様子で、腹柄節近辺まで黒い女王アリの回りには4匹が、普通色の女王アリの近辺には3匹が集まり、1匹がどっちつかずでいました。その後の経過は、
12月1日:女王アリは2匹とも元気だが喧嘩気味 働きアリ3匹死亡(残り7匹)
12月13日:女王アリ2匹健在 働きアリ2匹死亡(残り5匹)
1月4日:上記同様
そして5月現在は、女王アリは2匹ともに生きていて、働きアリが3匹と卵が30個以上あります。
女王アリ2匹は馴染んでなく、先日、口と口を噛み合って喧嘩をしているところを見ました。
卵は1つの団子状になって多数あるのですが、大切にされていないように見えました。