ムネアカオオアリはクロオオアリの卵を受け入れるか?

6月14日、今年採集したクロオオアリの新女王アリ(S/N:B16009)が卵を13個残して死にました。そこで、昨年新女王アリを採集したムネアカオオアリのコロニー(S/N:R15082)の中にこの13個の卵を入れることにしました。このムネアカオオアリのコロニーは、2年目を迎えていますが、働きアリが4匹、繭が2個、幼虫が5匹と多数の卵の小規模なコロニーです。
クロオオアリの卵でありながら、ムネアカオオアリのコロニーに入れようと考えたのは、ムネアカオオアリがクロオオアリの卵を受け入れるかどうかを調べようと思ったからです。その卵が成虫まで成長すれば、受け入れたかどうかは明らかに分かります。

昼前に13個の卵をムネアカオオアリのコロニーに入れました。するとまもなくその卵をムネアカオオアリの働きアリがかじり始め、薄い皮が破れて出てきた汁を吸い取っていました。皮だけになると何回も噛み、はっきりしなかったのですが、その皮まで食べたようです。そうしたことを2回は見ました。
12時半頃様子を見てみると、卵は10個残っていて、その内5個は、ムネアカオオアリの幼生虫がいる場所に運ばれていました(B16009のクロオオアリの卵は、R15082のムネアカオオアリの卵より、明らかに濃い黄色をしており、区別が容易につきました)。残りの5個は、ほぼ入れたままの場所にありました。3個は食べられたようです。
15時頃に見てみると、9個の卵が、ムネアカオオアリの幼生虫がいる場所に運ばれていました。その他の場所に卵はありませんでしたので、結局4個の卵が食べられたようです。

より黄色い卵がクロオオアリの卵

より黄色い卵がクロオオアリの卵 9個ある

次の日の15日に見てみると、濃い黄色のクロオオアリの卵は8個までは数えられました。16日に見てみると、はっきりしないのですが、9個あるようにも見えました。いずれにしろ、このコロニーのムネアカオオアリは、クロオオアリの卵の多くを受け入れたかに見えます。ただ、クロオオアリの成虫が生まれるまでは、結論は保留となります。

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