アリの巣の同居人

オオアリの巣にはとても小さな生き物が同居しています。この生き物は、アリが食べ残している昆虫があると多く見かけますので、昆虫の死骸を食べているようです。乾燥した箇所にもいて、腐ったものを食べているようではありません。
自然発生するかのように現れるため、この生き物の発生を防ぐ術はまだ見つかっていません。

ND4_3577

左に写っているのがアリの巣の同居人

アリが砕いた昆虫の残滓を食べているところ

アリが砕いた昆虫の残滓を食べているところ

この生き物は、ダニの仲間ではなく昆虫のようです。体は頭部・胸部・腹部から成り、肢は6本あります。また、この昆虫には翅がありません。この昆虫は、体の大きさは様々ですが、どれも同じ姿をしているので、不完全変態をしていると言うよりも無変態のようです。
アリはこの昆虫に気づかないようです。また、この昆虫は、アリに危害を与えてはいないようです。
手元に『アリの巣の生きもの図鑑』『アリの巣のお客さん』という本がありますが、いずれにもこの昆虫は載っていなかったため、それ以上のことは分かりませんでした。
そこで、次のいずれかではないかと考えています。

その1:この昆虫は、アリの巣に寄生したり、共生したりする昆虫ではなく、言い換えれば、アリの巣の中で暮らすというわけではない。たまたま、アリの巣の中に昆虫の死骸があったので出現したに過ぎない。
その2:この昆虫は、アリの巣の中にいる固有の種で、昆虫の死骸を食べる昆虫である。アリの巣の中で暮らすことで、安全に暮らせ、かつ昆虫の死骸を提供される。アリにとっては、無害・無益な同居人で、片利共生となっている。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください