厳寒期の地中の温度

昨年の8月24日のブログ「猛暑日の地中の温度」では、夏の地中25cmの温度を測ったことを書きました。その前日23日の正午の測定で、地温が28.8℃、地表が36.8℃でした。地中の方が、地表より8℃温度が低いことが分かりました。
今年は1月の中旬以降、とても寒い日が続いています。ここ自宅の庭でも、最低気温が−4℃程(庭に設置している簡易な気象計による)になりました。アリを飼育している2階の部屋も0℃近くになる日もあります。
そこで、この時期の地中の温度を夏に観測した時とほぼ同じ要領(機材・場所=南東向きの斜面の芝生が生えているほぼ同じ場所)で測ってみることにしました。
温度計としては、熱電対Kタイプのデジタル温度計を使います。この温度計には2つの端子があり、同時に2ヶ所の温度を測ることができます。左の端子で地中25cmの地温を、右の端子で地表の温度を測ります。
1月26日午前8時、太陽の直射光がやっと地上に届くようになった頃です。

1月26日午前8時 薄曇り

地中の温度が9.0℃、地表の気温が0.9℃になっています。
同日正午にも観測しました。昼前から雪が降るようになり、積もるほどではありませんでしたが、正午にも雪がちらついていました。

正午 雪がちらついていた

地中の温度が8.9℃、地表の気温が4.9℃になっています。

午後4時

地中の温度が8.5℃、地表の気温が6.6℃になっています。

これらのことから、次のことがわかります。
○この地点での地中25cmの深さの地温は、9℃程である。地表の気温に短時間では影響を受けない。
○真夏の地中25cmの深さの地温と比べれば、20℃程の差がある。

クロオオアリは、もっと深いところまで穴を掘っていると考えられますので、冬眠時の巣の中の気温は10℃を下回ることはないと思われます。ところで、2階のアリの飼育室は、終日暖房をしませんので、この時期の室温は常に10℃以下です。この部屋の飼育環境は、クロオオアリにとっては、とても不自然で厳しいと言えます。

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