もう少し前から、トゲアリの飼育ケースの中に不思議な模様が見られるようになっていました。今年の2月12日のブログ「アンテグラウンドⅡ型」で紹介したそれは、底部が白いアクリル板になっています。これまでもその不思議な模様があったのかも知れませんが、床が白いことで、はっきりと見えるようになったのでしょう。
いったいこれは何なのでしょうか。当初は、ガなどの幼虫を餌として与えた時のガの体液なのではないかと思ったこともありましたが、ガなどの幼虫を与えていない時にも付いていましたし、模様が至る所にできていることから、そうではないことが分かってきました。これは、トゲアリの排泄物なのでしょう。いつかその模様ができるその場を見られるとよいのですが。
ちなみに、クロオオアリでは、排泄物が模様になって見えることはなく、そもそも排泄物そのものがないかのように見えます。