結婚飛行と働きアリ

結婚飛行における働きアリの役割とは、どんなものなのでしょうか。
クロオオアリで観察してみましょう。
結婚飛行中またはその前後の働きアリの動きを次のムービー(6月1日撮影 再録)で見てみます。

16時11分から4分間のビデオ

働きアリと羽アリは巣口の周りに出ていて、働きアリが大きく身体全体をぴくぴくと動かしています。ただ、働きアリが羽アリに接して、そのぴくぴくする動きを伝えているとは限りません。働きアリ同士で動きを伝えあっている場面も多く見られます。

有翅女王アリへの働きアリの働きかけについては、5月26日のブログ「女王アリが出てきた」で取り上げています。
引用:「この写真(下の写真)には、働きアリが有翅女王アリにしているある行為が写っています。よく見ると、働きアリが女王アリの翅を咬んでいるように見えます。写真では分かりませんが、数匹の働きアリが、この女王アリの周りで何らかの働きかけをしていました。想像に過ぎませんが、巣に戻るように働き掛けていたのではないかと思います。」

働きアリの有翅女王アリへの働きかけ 5月26日撮影

次に紹介するムービーでは、結婚飛行を終える時刻になったのでしょう、その時の働きアリが雄アリへ働きかける様子が映っています。画面中央上方を見て下さい。

16時41分から2分20秒間のムービー 6月8日撮影

働きアリが雄アリに巣へ戻るように促したのでしょう。この時巣口から外に出ていた何匹かの雄アリは、巣に戻っていきます。複数の働きアリ同士が申し合わせたかのように、あちこちで雄アリを誘導したかにみえます。

以上の3例の観察から、結婚飛行における働きアリの役割はとても大きいと言えそうです。

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