現有のクロオオアリのコロニー

小学生中学生の頃、アリを飼育していましたが、2010年になって再びアリを飼育するようになりました。その年の6月8日、たまたまですが長野県のK地点でクロオオアリの新女王アリを1匹採集したのが、再びアリを飼育するきっかけになりました。そして、その翌年の3月に退職したため、2011年からは、アリを飼育する時間が持てるようになりました。
2010年に採集したクロオオアリの女王アリは、5年後の2015年6月27日に死に、現在コロニーは残っていません。
現有の最も古い採集年のコロニーは、2011年に新女王アリを採集したコロニーになります。以下、今年採集のクロオオアリの新女王アリのコロニーを除く、現有のクロオオアリのコロニーを列挙します。

2011年採集 4コロニー(以下シリアル番号と飼育器を記載)
B110608-04 旧型アンテシェルフで飼育 過去大家族 現在小家族
B110608-06 カップ型コンクリート人工巣をグッピー水槽に入れて飼育
B110608-07 リトルアンテシェルフ2個を中型水槽に入れて飼育 大家族
B110608-11 グッピー水槽で飼育

2012年採集 2コロニー
B120614-03 グッピー水槽で飼育
B120614-86 旧型アンテネストとアンテシェルフと百均トレー5段組で飼育 最多大家族

2013年採集 1コロニー
B130617-04 カップ型コンクリート人工巣をグッピー水槽に入れて飼育

2014年採集 1コロニー
B14034+133(同種間共存) リトルアンテシェルフをグッピー水槽に入れて飼育

2015年採集 2コロニー
B15006 虫籠コンクリート人工巣と特製アンテシェルフとアンテグラウンドⅠ型
B15099 カップ型コンクリート人工巣をグッピー水槽に入れて飼育 大家族

2016年採集 4コロニー
B16000 百均簡易飼育器で飼育
B16001 リトルアンテシェルフで飼育
B16012 研究用アンテネストで飼育
B16018 研究用アンテネストで飼育

2017年採集 14コロニー
BH17001+BH17025(同種間共存) カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17007 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17015+BH17009(同種間共存) カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17010 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17023 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17027 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17031 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BK17015 ミニアンテシェルフで飼育
BK17022 百均簡易飼育器で飼育
BK17040 リトルアンテシェルフで飼育
BK17052 リトルアンテシェルフで飼育
BK17055 百均簡易飼育器で飼育
BK17064 百均簡易飼育器で飼育
BK17081 リトルアンテシェルフで飼育

2018年採集 9コロニー
BH18008 百均簡易飼育器で飼育
BH18015 百均簡易飼育器で飼育
BH18019 百均簡易飼育器で飼育
BH18020 百均簡易飼育器で飼育
BH18024 グッピー水槽で飼育
BH18030 グッピー水槽で飼育
BH18034 百均簡易飼育器で飼育
BH18037 グッピー水槽で飼育
BH18040 百均簡易飼育器で飼育

以上37コロニー

こうして見ると、8年以上生きている女王アリがいることが分かります。
また、37コロニーの中で最も大家族になっているのは、2012年採集のB120614-86で、次に大家族になっているのは、2015年採集のB15006です。このことから、コロニーの規模の大小は、結果的には、経過年の長短によらないことが分かります。ただ、故意にそうしたわけではありませんが、飼育環境や餌の量の違いが要因となったかも知れません。ですから、女王アリ(とそのコロニー)には個体差があることは分かっていますが、以上の記録からだけでは、コロニーの規模を個体差だけで説明するには無理がありそうです。

ところで、大家族のB120614-86とB15006に限りませんが、他の大家族のコロニーも含めて、これからを期待していることがあります。それは、羽アリの誕生です。今年も羽アリは生まれないようです。羽アリの誕生の条件については、飼育下での先行事例もあるようですが、検証してみたいと考えています。

1 thought on “現有のクロオオアリのコロニー

  1. 伊藤 敏雄(バード)

    今晩は。バードこと伊藤です。

    1) 「wの数」
     現在、B120614-86とB15006は、wが夫々大よそ何匹でしょうか。
     1,5000~2,000匹を超えると羽アリ生産可能と考えられますがwの数が十分いな いと、結果コロニーが衰弱し生産に失敗しますし成功しても翌年はコロニーがダメージを
     受けてしまいます

    2) 「女王フェロモン」
     簡単に申せば女王フェロモンはwの卵巣発達抑制と新女王、新雄の発育阻害や発生した場合
     wの食害を起こし且つ体表炭化水素組成比によるwの誘引や同巣の識別フェロモン(巣の識 別は他のフェロモンや臭いなどもあるらしい)に多大な影響を及ぼしている。

     従って、如何に女王フェロモンの届かぬ場所で育成するか。
     メールで記述したように自然界では、入り組んだ巣のおかげでどこかにその様な場所が出現
     していると考えられる。

     答えを総て記述しては、大槻様の探求心を無視することになり、失礼ですので後は、実験
     してみて下さい。勿論、質問あればメールでいつでもお問い合わせ下さい。
     私が、理解していてお答えできることはお答え致します。

     何しろ、飼育下で羽アリ生産ができない理由が、多くのアリ研究者、飼育者の長年の疑問で
     した。

    3)「コロニー規模の大小は、結果的に経過の長短によらない・・・」

     本件に関しては、若干の異論があります。
     一般にアリのコロニーは、女王の個体差が非常に大きい。飼育するコロニーの女王が本来
     優秀且つ給仕する餌や飼育器具、方法等の相性が揃って良ければ順調に成長しますが成長
     出来る時に、その機会(含餌、飼育器具等)を逃すと栄えていたものも簡単に小さなアリの
     社会では衰退して行きます。「一概に時の経過の長短ではない」とは言い切れないと思える
     のですが。如何でしょうか。

     自然界は、過酷ですが適応できたコロニーには意外と繁栄をもたらします。とはいえ
     羽アリを生産できるまで成長したコロニーは0.1%にも満たないと考えられ、生産できる
     コロニーは絶対に破壊せず大事に見守りたいものです。

    勝手な話を長々としてしまいました。
    大槻様の報告が楽しみです。

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