子育て成功率という特定の規定や概念はないのですが、ここでは、現時点において、繭のある家族の割合を取り敢えずそのように呼ぶことにします。生存している個体数が110匹で、繭が1個でもある個体数が79匹です。したがって79÷110×100で、約72%になりました。逆に言えば28%もの割合で、順調に子育てができていないということになります。自然界に比べて、現時点での生存率は比べ物にならないほど高いと考えられますが、生存率に関係なく、この子育て成功率は一定だと考えます。28%の女王アリが、今後、遅れた子育てをどこまで成功しうるのかは、これからの観察となります。
なお、現時点での女王アリの生存率は89%です。