オオズアリと思われる小型のアリが、庭の石垣がある場所で引越をしていました。
引越の様子を見ていると、有翅女王アリは自分で歩いて引越していましたが、雄アリは働きアリに咥えられて運ばれていました。その多くの場合、働きアリが1匹で雄アリを運んでいました。女王アリは複数匹いて、自分で歩いて引越していました。兵アリは個体数が少なく、幼生虫など何かを運んでいるところは見ませんでした。女王アリの蛹はさすがに大きいようで、働きアリが複数匹で運んでいました。
ところで、上掲の写真と動画の最後の場面で運ばれているものは、この小型アリの女王アリの蛹ではないようです。一見ダンゴムシの仲間のようにも見えますが、脚の数が数えられないので、確かなことは言えません。でも、好蟻性動物のようです。
蛇足ですが、下の写真の場面も見ました。
ところで、この小型のアリは種名がオオズアリだろうとは思っていましたが、確かめることにしました。実体顕微鏡で見ると、後腹柄節が腹柄節よりも明らかに大きいので、これはオオズアリであることがわかりました。