今年も季節外れのトゲアリの新女王アリを採集

10月31日、庭で芝刈りをしている時、偶然にもトゲアリの女王アリを見つけました。

13時34分撮影

昨年も11月30日に、同じく自宅でトゲアリの女王アリを採集しています。
簡易なケースに湿らせたカット綿を入れ、女王アリを入れました。

13時58分撮影

もしや、近くの公園のトゲアリも結婚飛行を行ったかもしれないと思い、確かめに出かけました。

樹の麓で出入りするトゲアリ 14時36分撮影

以前から巣のある場所で働きアリの姿はありましたが、その近辺にも、公園内の他の場所にもトゲアリの女王アリはいませんでした。
昨年庭で採集した女王アリは、飼育しているクロオオアリのコロニーに寄生を試みましたが、今回は、庭のクロオオアリの巣に寄生させることにしました。庭にはいくつかクロオオアリの巣がありますが、比較的小規模で、大木の朽ち木に近いところにあるN巣B16015にしました。
11月1日、このコロニーの巣口は、芝生で覆われていましたので、巣口を分かり易くするために、芝を刈って真砂土を薄く敷きました。

巣口の周りの芝を刈り、真砂土を敷いた 巣口は写真中央辺りにあると思われる 11月1日撮影

2日は終日雨となり、3日に様子を見に行くと、巣口から少し離れた場所でクロオオアリを見つけました。合せて3匹ほどで、それぞれの近辺に蜜を垂らしました。やがて蜜を吸って帰路につき、巣口があると思われる箇所にたどり着いたのですが、巣口が分からないようです。

腹部に蜜を貯めて巣口の近くには帰ってきたが、巣口が分からないようだ 16時10分撮影

30分ほどは観察を続けましたが、ついに巣の中に入って行くところを見ることはできませんでした。この数匹の働きアリは、少し前に巣口から出て来たはずなのですが、何故かその巣口の場所が判別できなかったようです。巣口の環境が変わったことが原因なのでしょう。

4日・5日はいずれも晴天でしたが、別用に時間を割いてしまい、観察ができませんでした。6日になって巣の近くを見るとクロオオアリを見つけましたので、蜜を与えて帰路を追いました。案の定、B16015の巣のある場所にたどり着き、地中へと入って行きました。
ついに巣口が特定できました。

巣口から巣の中に入って行くところ 9時18分撮影

そこで、トゲアリの女王アリを寄生させる試みを始めることにしました。次の動画は、9時26分から14分33秒間撮影した動画を3分13秒に編集したものです。

3分13秒の動画

人為的にですが、トゲアリの女王アリをクロオオアリの巣口に放ちましたが、寄生を始める際の行動、例えばクロオオアリの働きアリを捕らえて化粧をする行動や巣に入り込む行動、はありませんでした。ちなみに昨年の11月30日に採集したトゲアリの女王アリも、寄生行動をしませんでした。
この動画の後、女王アリは巣口の上方にあるコンクリートブロックの中央の穴の中に入ったまま出てこなくなりました。

女王アリは写真中央左寄りにある穴の中に入り、出てこなくなった 9時49分撮影

そのままにして、観察を終了しました。

1 thought on “今年も季節外れのトゲアリの新女王アリを採集

  1. ピンバック: トゲアリの女王アリ 姿を見せる | anttech.jp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください