昨年は2月5日に飼育中のトゲアリのコロニーを庭に移植しました。移植が成功したようですので、今年も飼育しているトゲアリのコロニー(T130921-09)を移植することにしました。このコロニーは、女王アリを2013年9月21日に採集し、同年10月3日にクロオオアリのコロニーNESTCON01030(新女王アリを2011年6月8日採集)に寄生させたコロニーです。



昨年は、自然木(クリの木)に空洞を掘り移植しましたが、今年は、移植用に巣箱を作成しました。









移植場所としては、昨年トゲアリを移植したクリの木の隣り、のクリの木の横にしました。この場所は、冬は日光が届き、夏はクリの葉で日光が遮られます。

移植用の巣箱の中に巣ケースをそのまま入れ、巣箱の中で巣ケースが動かないように、巣ケースの底面を両面テープで固定しました。早朝、巣ケースから出ていた数匹の働きアリも巣箱に入れました。

巣箱を支柱に取付け、支柱をロープで固定しました。


ロープは固定するためですが、トゲアリが巣箱からクリの木や地面へと移動する際の通路にもなります。
巣箱の外へと通じる2箇所の穴は、しばらくはシリコン栓で塞いだままにしておきます。