しばらくクリの木(品種名ポロタン)を観ていない間に、クリオオアブラムシがたくさん活動していました。そこにクロオオアリも来ていました。


クリオオアブラムシの次の世代も生まれていました。卵ではなく幼虫を生んでいる母体も見ることができました。


クリの木から下りて、地上を歩くクロオオアブラムシも幾匹かいました。

しばらくクリの木(品種名ポロタン)を観ていない間に、クリオオアブラムシがたくさん活動していました。そこにクロオオアリも来ていました。


クリオオアブラムシの次の世代も生まれていました。卵ではなく幼虫を生んでいる母体も見ることができました。


クリの木から下りて、地上を歩くクロオオアブラムシも幾匹かいました。

トゲアリの寄生の試み 3(クロオオアリのコロニーBH210523-21にトゲアリの新女王アリT20220910-65が、2022年9月に寄生 )のトゲアリの女王アリが死んでいました。

死因は特定できていません。2022年9月に行ったトゲアリの寄生の試みでは、5例が寄生に成功しましたが、その内、トゲアリのコロニーが作れたのは、T20220910-65が死んだため、3例(「トゲアリの寄生の試み5」は全滅)となりました。

クロオオアリの働きアリは、幾匹も生きていましたから、それらの働きアリが成虫になったのが、全て2023年の6〜9月にかけてと想定すると、少なくとも2年半から3年弱生き続けたことになります。
3月末日までに生存が確認された庭のコロニーは次のようです。
3月14日 BH170521-025+BH170520-001 赤い屋根の西洋ミツバチの飼育箱の下
3月23日 T巣(BK170530-133+BH170521-023) ブドウ園横のコンクリート階段の横
3月23日 20-250421巣(昨年2回目に庭に移植したB200603-067) ムベの木の近く
3月27日 O巣B15099(2019年8月23日移植) イワダレソウの中
3月28日 昨年の4回目に移植したBH18024 ブドウ園の東奥
3月31日 21-250325巣(昨年の3月25日に庭への移植を始めたBH210523-37) 花椒の木の近く
3月31日、庭に設置している蜜器の一つ(L巣B16013に近い)にクロオオアリが複数匹来ていました。

L巣のクロオオアリだろうとは思いましたが、帰路を追ってみることにしました。
すると、L巣がある箇所からは離れて行き、やがて地中に入って行きました。
そこは、昨年の3月25日に庭への移植を始めたBH210523-37(2021年5月23日に蒜山高原で新女王アリを採集したクロオオアリのコロニー)が巣作りをした場所でした。



3月23日、T巣の巣口が開いているのを確認したその日、T巣のクロオオアリと思われる一団がどこかへ向かって歩いていました。

T巣の近くをアブラムシが歩いていました。庭の南の市道沿いのカラスノエンドウから庭に移動してきたのでしょう。

3月7日には既に多くのアブラムシが、カラスノエンドウに付いていましたが、今日までに更に多くなり、拡散を始めているのでしょう。
先程のクロオオアリの一団は、カラスノエンドウがある場所へ向かっていたのでしょうか。見てみることにしました。


カラスノエンドウに何匹かのクロオオアリが来ていました。アブラムシが排泄した甘露が付いた葉を舐めていました。
それからしばらくして、緑の幼虫を咥えて運んでいるクロオオアリを見付けました。タンパク源の捕獲も始めているようです。

この幼虫はどこにいたのでしょうか。注意深く、もう一度カラスノエンドウの様子を見ると、穴が空いている葉が多数ありました。そして、そこに緑色をした幼虫がいました。



カラスノエンドウは人間が植えた野菜ではありませんが、クロオオアリがカラスノエンドウにとっての益虫になっていました。
今年になって初めて地上でクロオオアリを見たのは3月7日でした。今日3月22日は2箇所でクロオオアリを見かけました。


何れのクロオオアリも腹部が膨れていました。どこかで糖分などの液体を摂取したようです。
昨年の12月19日のブログ「クロオオアリは 今年はいつまで地上で活動するのだろう 追記」で触れているクロオオアリのコロニー「BH170521-025+BH170520-001」の巣口が、今日3月14日、開いていました。巣口が閉まっているのに気づいたのが12月19日でしたので、このコロニーの場合は、およそ3ヶ月の間、採餌をせずに地中で暮らしていたことになります。


ここ数年、自宅の庭で、春に、クロオオアリが地上に出てくる最初の日を記録しています。正確には、私が最初に地上で見かけた日ということになります。
(温度はその日の最高気温)
2017年 3月26日 15.1℃
2018年 3月25日 19.5℃
2019年 3月20日 18.6℃(今年の最高気温)
2020年 3月18日 19.7℃(今年の最高気温)
2021年 3月 6日 17.2℃
2022年 3月13日 21.8℃
2023年 3月11日 23.9℃(今年の最高気温)(ミツバチの巣箱の中)
3月16日 21.9℃(多数活動)
2024年 3月 4日 15.6℃(ミツバチの巣箱の屋根の内側)
3月14日 16.5℃(庭の芝地で1匹)
2025年 3月22日 22.1℃(今年の最高気温)(ミツバチの巣箱を歩いていた)
そして、今年は今日、3月7日、芝地を歩いているクロオオアリを1匹見つけました。この日の最高気温は、13.5℃でした。これまでに最も最高気温が低い日でした。

庭の南の市道沿いのカラスノエンドウには、アブラムシが多数発生していました。ナナホシテントウとその幼虫もいました。




12月5日、クリオオアブラムシの越冬群をポロタン(クリ品種名)の幹の中央辺りで見つけていました。以下は、それ以後の12月19日の様子です。







参照:今年のポロタンでのクリオオアブラムシの観察記録
「展葉前のポロタンにクリオオアブラムシが多数現れる」(4月12日)
「繁栄するクリオオアブラムシ」(4月30日)
「その後のクリオオアブラムシ(5/21・6/6)」(6月6日)
「クリオオアブラムシとアミメアリとの共生」(6月26日)
「ポロタンにクリオオアブラムシの大きな越冬群があった」(12月5日)
今年については、12月2日の記録は「まだ観察中」でしたが、12月19日に、ポロタン(クリ品種名)のクリオオアブラムシの越冬群でクロオオアリを見かけました。

ちなみに、「巣口は移動する」で触れている「中央左寄りの花壇面と岩の隙間」の極近くにあった巣穴は、同じ日の19日には、塞がれていました。

※ クロオオアリを庭で最後に観察した時刻の過去の気温と、今年12月19日の気温
2018年 15時35分 11.3℃(15時のデータ)その日の最高気温
2020年 15時33分 14.6℃(15時のデータ)その日の最高気温
2021年 13時34分 14.7℃(13時のデータ)その日の最高気温
2025年 15時01分 12.9℃(15時のデータ)その日の最高気温は 14時13.3℃
クロオオアリはいつまで地上に出てきているのでしょうか。過去の記録を振り返ってみます。
「地上で見たこの冬最後のクロオオアリ 2018年」(2019年1月8日)
「地上で見たこの冬最後のクロオオアリ 2020年」(2021年1月8日)
「冬至の日の庭のクロオオアリとトゲアリ」(2021年12月22日)
上記の記録からは、2018年は12月24日、2020年は12月28日、2021年は12月22日であったことが分かります。ただこの記録には、2つの条件があります。当然のことですが、岡山市内の私の庭で観察した記録であること、また、私が観察した限りでの記録であることです。
次に、観察した時刻の気温を見ておきます。
2018年 15時35分 11.3℃(15時のデータ)
2020年 15時33分 14.6℃(15時のデータ)
2021年 13時34分 14.7℃(13時のデータ)
何れも、その日の最高気温でした。
さて、今年ですが、まだ観察中です。直近では12月2日に地上でクロオオアリを見かけています。
ちなみに、2日は、15時が18.3℃(当日の最高気温)、16時が17.2℃でした。


昨年の5月18日に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーうち、6コロニーはコンクリート製の人工巣に移転させています。これら6コロニーを含めると、クロオオアリについては、現在10コロニーを飼育しています。
このブログでは、9月16日のそれら10コロニーの様子(特に幼生虫の様子)を記録しておきます。
B15006(2015年創巣)



BK170530-081(2017年創巣)



BH210523-30(2021年創巣)





BH210523-34(2021年創巣)




BH240518-08(2024年創巣)



BH240518-10(2024年創巣)





BH240518-28(2024年創巣)


BH240518-40(2024年創巣)



BH240518-41(2024年創巣)

BH240518-47(2024年創巣)


参照
「越冬幼虫は何時頃から?」(2024年8月21日)
9月16日時点での飼育している全てのトゲアリの様子、特に幼生虫の様子を記録しておきます。
T140906-40(2014年寄生)


T180919(2018年寄生)

T210912-02(2021年寄生)

T20220910-44(2022年寄生)
クロオオアリの働きアリが3匹生きています。






T20220910-53(2022年寄生)
クロオオアリはいません。


T20220910-54(2022年寄生)
クロオオアリはいません。


T20220910-65(2022年寄生)
トゲアリの働きアリや幼生虫はいません。クロオオアリがまだ多く生きています。


ところで、2022年寄生の4コロニーの宿主は、何れも2021年に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーでした。この宿主の最も若い個体(クロオオアリの働きアリ)は2023年に羽化しています。興味深いのは、クロオオアリの寿命という点では4コロニーともに同じはずですが、生き残っているクロオオアリの個体数には大きな違いがあります。
今回の事例に限ってと言うことにはなりますが、トゲアリのコロニーの増大と宿主のクロオオアリの働きアリの寿命との間には、確かな関連がありそうです。
今年の8月22日のブログ「ミジングモが巣の中から、狩ったクロオオアリを運び出した」と同じ場所(B200603-075)で、今日、クロオオアリが4匹、宙吊りになっているのを見つけました。その内3箇所には、ミジングモがいました。ボカシミジングモのようです。



あとの一箇所には、ミジングモはいませんでした。写真撮影の時には、気づかなかったのですが、写真には、小さな虫が3匹写っていました。その虫には翅があるようで、カメムシのようにも見えます。クモではなく、昆虫のようです。この生き物はいったい何なのでしょうか。

3箇所のボカシミジングモをフィルムケースで捕獲しました。

以下の写真は実体顕微鏡で撮影したものです。



ところで、宙吊りにされたクロオオアリは、肉眼で見た限りでは躯体に損傷がないように見えるのですが、そのことを調べるために、実体顕微鏡で拡大して見ることにしました。



実体顕微鏡で見る限りでは、やはり躯体に損傷は見当たりませんでした。
そこで、疑問に思うのですが、ミジングモはクロオオアリの何を食べているのでしょうか。あるいは、子クモを育てるために使うのでしょうか。
ところで、「ミジングモが巣の中から、狩ったクロオオアリを運び出した」のが、ミジングモの一般的な習性なら、ミジングモはクロオオアリの巣の中に入っても、気づかれないか、少なくとも襲われないのでしょうか。そこで検証してみることにしました。生きているボカシミジングモ2匹を、クロオオアリの2つのコロニーの中にそれぞれ強制的に入れてみました。


この実験では、ミジングモをいきなりクロオオアリの働きアリが多数いる中に入れたので、自然界にはない状況であったことを考慮に入れなければならないのですが、クロオオアリはミジングモに気づくことができ、捕獲することができることが分かります。
15時半頃に再び宙吊りがあったB200603-075の巣口の辺りを見ていると、ボカシミジングモが1匹、獲物なしでクモの糸にぶら下がっていました。明日以降も、観察の機会がありそうです。

巣口が移動することについては、これまでに次のブログで触れてきました。
「移植2・3回目のその後」(2025年5月19日)
「移植2・3回目に新たな巣口」(2025年7月3日)
「巣口は移動する」(2025年7月8日)
9月1日、移植3回目(B200603-075)の巣口がまた移動していました。

写真の上方右にこれまでは巣口があったのですが、巣口があった場所は埋まっていました。下方左に新たに巣口ができていて、土を巣口から運び出す働きアリがいました。
これまでにも、クロオオアリの天敵として、各種のクモ類を紹介してきました。
過去の関連記事参照:
「アリ日記 2012/06/06〜08(5)巣から外に出るリスク」2012年6月13日
「クモに襲われたクロオオアリ その瞬間」2018年4月12日
「生死の運命」2021年3月24日
「サクラの切り株の中にムネアカオオアリを移植」2021年4月14日
「アリジゴクとハエトリグモ」2021年4月27日
「クモに襲われたクロオオアリを巣に戻す」2021年8月25日
「クロオオアリの天敵」2024年5月7日
「その後のクリオオアブラムシ(5/21・6/6)」2025年6月6日
「クロオオアリの天敵(追記 2025年7月6日)」2025年7月6日
「クロオオアリの天敵(追記 2025年8月8日)」2025年8月8日
今回は、「アリ日記 2012/06/06〜08(5)巣から外に出るリスク」「クロオオアリの天敵」「クロオオアリの天敵(追記 2025年7月6日)」で取り上げているミジングモ亜科(ボカシミジングモ)の追記です。ただし、今回の観察は夜間であったため観察がしにくく、また、その時写真を撮ってはいたものの、その写真だけでは、種を同定することはできませんでした。
8月21日の20時頃のことです。今年の7月3日のブログ「移植2・3回目に新たな巣口」で記載している3回目の新たな巣口をたまたま見たのですが、巣の中から死んでいると思われるクロオオアリの働きアリが運び出されるところでした。運び出していたのは、小さなクモでした。
これまで、ボカシミジングモがクロオオアリの働きアリを狩った後、宙吊りにしているところを幾度も見ていますが、その前段階の、どのようにしてクロオオアリを狩るのかは見ていません。この度たまたま見た限りでは、ミジングモはクロオオアリの巣の中で狩りを行ったのではないかとも思わせます。今後の観察を待ちたいものです。
残念なことに、ミジングモがクロオオアリの巣口から獲物を運び出すところは、カメラを持ち合わせていなかったので、写すことはできませんでした。


翌日に巣口の回りを見ると、前掲の写真の箇所には何も残ってなく、3箇所でクロオオアリが宙吊りになっていました。ただ、これらの3個体が、いつ宙吊りになったかは前日以前に観察していないので分かりません。



