庭に棲息するクロオオアリが、いつ結婚飛行をするのか気にかけていましたが、5月17日、庭を歩いている時に、偶然にも有翅女王アリを1匹見つけました。クロオオアリの働きアリが女王アリの左後脚に咬みついていました。
辺りを注意深く見回しましたが、有翅女王アリや雄アリはいませんでした。また、庭中のどこにも、巣口の周りに出ている羽アリの群れはありませんでした。


4月2日、4年ぶりにクロナガアリの女王アリを2匹、自宅の庭のカーポート下の芝地で見付けました。


これまでも、自宅の庭とその周辺で、クロナガアリの女王アリを採集しています。2019年は5月1日、2018年は4月26日、2017年は4月16日、2022年は4月23日でした。
今年は今日の4月2日ですから、これまでの記録の中では、最も早いことになります。
( )内はその日の最高気温
2019年5月 1日 (21.6℃)
2018年4月26日 (22.2℃)
2017年4月16日 (26.6℃)
2022年4月23日 (25.2℃)
2026年4月 2日 (18.1℃)
9月9日、トゲアリの新女王アリを採集するために、滋賀県彦根市内の2012年以来観察・採集している場所に行きました。ちなみに、昨年は、一日早い9月8日に、同じ場所で、7時半頃から10時半頃までの3時間で、トゲアリの新女王アリを53匹採集しています。
8時半頃、採集地に着いてすぐに、トゲアリの脱翅女王アリを見つけました。

この後、主に3箇所で新女王アリを採集しました。



2021年以来観察をしているD巣では、結婚飛行を終えた女王アリは見当たりませんでした。




トゲアリの新女王アリの採集は、この1日で終えることにしました。8時半頃から10時頃までの1時間30分ほどの時間で、39匹採集しました。その内、1匹は有翅女王アリでしたが、しばらくすると脱翅していました。


ところで、昨年の気象は次のようでした。
日 (最低気温 / 最高気温) 昼(06:00-18:00) 夜(18:00-翌日06:00)
前日 9月7日 (23.1 / 32.7) 晴 晴
採集日 9月8日 (24.4 / 33.8) 晴 晴
今年は次のようです。
日 (最低気温 / 最高気温) 昼(06:00-18:00) 夜(18:00-翌日06:00)
前日 9月8日 (26.1 / 32.6) 曇時々晴、雷を伴う 晴時々曇
採集日 9月9日 (25.9 / 34.0) 晴後時々曇、雷を伴う 晴時々曇
今年は、庭のクロオオアリで結婚飛行をしたのはC巣のみだったようです。






それから、6月の中旬まで記録していなかったのですが、6月12日になって、何匹か有翅女王アリが巣から出てきて、飛翔を試みていました。飛び立つところは見ませんでしたが、飛び立った女王アリもいたと考えられます。


トゲアリの新女王アリを例年同じ場所で採集しています。今年は9月7日に現地へ行き、8日の朝に採集地点に行きました。
車から降りるとすぐ、車の横でトゲアリの脱翅女王アリを見つけました。

D巣があるところまで車道を上がって行くと、まだ羽アリが巣口の周りに出ていました。

2021年来観察していることですが、今年も巣口の周りで、複数の脱翅女王アリが働きアリに拘束(攻撃)されていました。





これらの拘束されている女王アリは、これまでの観察から、この樹の上方から下って来たと考えられます。今年は1匹のみの観察とはなりましたが、脱翅女王アリが、樹上から早足で下って来るところを見ました。
ところで今年は、新たにトゲアリの巣を一箇所見つけました。それはD巣がある場所から更に車道を上がって行ったところにありました。



この巣をE巣と名付けることにします。
今年は、7時半頃から10時半頃までの3時間で、トゲアリの新女王アリを53匹採集しました(内1匹は採集直後に死亡)。

ところで採集箇所ですが、それぞれの採集箇所で何匹採集したかの記録は付けてはいないものの、今年は下の写真の箇所で最も多く採集できたように思います。

採集箇所については、2013年からこの同じ採集場所で採集しているのですが、採集できた箇所・多く採集できた箇所は、10年を越える期間を経て変わってきています。




ちなみに、今年の気象は次のようでした。
日 (最低気温 / 最高気温) 昼(06:00-18:00) 夜(18:00-翌日06:00)の天気概況
9月7日 (23.1 / 32.7) 晴 晴
9月8日 (24.4 / 33.8) 晴 晴
ところで、脱翅の瞬間を見ることができました。














岡山市の日の出時刻は、8月21日が5時29分、8月25日が5時33分です。
夜の21時頃は、結婚飛行の兆しは見られませんでしたので、トゲアリは夕刻日が暮れて結婚飛行をするのではないことが分かります。
深夜は観察していませんが、3時頃には羽アリたちは既に結婚飛行に向けて動き始めているようです。日の出の1時間半前頃(4時頃)になると、結婚飛行に向けての動きが活発になっています。そして、日の出時刻の1時間半後(7時頃)には、結婚飛行に向けての動きがほぼ見られなくなっています。
今から10年前の2014年に、「トゲアリの結婚飛行に出会いたくて」という題のブログを7回に渡って書いています。その中の第(3)稿では、23時台に羽アリが巣から出てきているところを観察しています。

また、第(4)稿では、1箇所のコロニーで20時台で羽アリを観察しています。

第(5)稿では、4時からの観察で、4時台に多数の羽アリを観察していて、7後頃まで羽アリが巣からで出ています。そして、7時を過ぎると羽アリが少なくなり、8時を過ぎると羽アリが見られなくなっています。

10年の時を経て、トゲアリの結婚飛行に際して、飼育下での羽アリの様子と自然界での羽アリの様子を見比べることができたことは、とても有意義なことのように思います。
今年は5月18日に蒜山高原でクロオオアリの新女王アリを62匹、ムネアカオオアリの新女王アリを1匹採集しています。
その日は、自宅の庭のクロオオアリの様子は観察できなかったので、自宅でも結婚飛行が行われたのかどうかはわかりません。
その後の庭でのクロオオアリの結婚飛行の状況ですが、観察をしていない日もあるのですが、次のことが分かっています。
5月20日(最高気温27.4℃/最低気温14.5℃/日照時間11.7時間/晴のち時々曇(6時〜18時)
小規模に結婚飛行が行われた可能性があるが、女王アリが飛び立つところは観察できていない。
5月21日(29.6/16.9/9.2/晴)
女王アリが飛び立つところを観察している。
5月22日(24.2/14.8/4.6/曇)・25日(27.6/15.3/13.3/晴)・26日(27.9/13.8/12.3/晴)・29日(25.7/12.5/12.6/晴)
観察の限りでは巣口に羽アリが出ていない。
5月30日(25.2/13.2/6.8/曇一時晴)・6月1日(28.6/15.3/9.2/晴時々曇)
巣口で羽アリが見られた。
6月3日(25.1/14.1/9.6/晴後曇一時雨)・6月4日(25.8/14.0/10.9/晴時々曇)
巣口で僅かに羽アリが見られた。
6月7日(29.0/17.7/12.0/晴)
巣口で羽アリが見られた。
6月10日(28.3/18.0/6.6/曇のち晴一時雨)
小規模に結婚飛行が行われた可能性があるが、女王アリが飛び立つところは観察できていない。
6月11日(29.6/18.1/10.3/晴時々曇)
巣口で羽アリが見られた。
6月13日(32.7/19.8/11.6/曇一時雨後晴)
巣口で僅かに羽アリが見られた。
5月20日の様子


5月21日 飛び立つ女王アリ 3例












6月10日の様子







天気予報によると、5月24日は蒜山高原がある真庭市で、最高気温が29℃或いは30℃になるとのことでした。そこで、定点観察と言う意味合いもあり、18日に引き続き蒜山高原へ出かけました。
ただ、結果的にはムネアカオオアリの新女王アリが1匹だけ採集できたに過ぎませんでした。



ムネアカオオアリの脱翅女王アリを採集したのが14時であることから、この女王アリは昨日以前に結婚飛行をしたと考えられます。
この日は、確かに最高気温が28.0℃(蒜山高原近くの上長田 気象庁観測)まで上がり、18日の26.7℃よりも高めでした。

けれども、15時前には既に曇り空になっていました。

上長田の気象庁の観測によると、14時以降は日照時間が0.0時間となり、気温も16.5℃以下になっています。

この日、結婚飛行が行われなかったのは、このような気象だったためなのでしょう。
5月18日にクロオオアリの新女王アリを多数採集しましたので、ご希望の方に有償ですが提供致します。
お申し込みはこちら(https://www.kajitsuken.net/新女王アリ.html)から。
5月18日は気温が上がるとの予報がありましたので、蒜山高原へオオアリの採集に出かけました。
午前中に蒜山高原に着き、正午頃から観察を始めました。先ず訪れたのは、例年の採集地の一番奥まったところにある「道の駅蒜山高原」ですが、駐車場がすっかり変わっていました。


これまでは、この駐車場のスペースには所々に芝地の盛り土があり、木も植えられていました。その盛り土の所々にはクロオオアリの巣があり、また、平面と盛り土の境にはコンクリートの縁石があって、その縁石の下の平面との隙間にクロオオアリの巣がありました。また、駐車場の周囲の草地もより広く取られていました。2016年の6月11日には、この駐車場で8匹のクロオオアリの新女王アリを採集しています。


この駐車場で暮らしていたクロオオアリは、全て追いやられたようです。
このことで思い出したのは、かつてのヒルゼン高原センター付近のことです。そこでは、立ち木が全て伐採され、それ以後はクロオオアリの棲息の密度が極端に低くなりました。


この後、2021年の5月23日に多数のクロオオアリを採集した自転車道とその脇道に行きました。そこでは、主にオオアリの巣口を探して、結婚飛行の前兆があるかどうかを調べて廻りました。






ただ、まだ結婚飛行を行う時間にはなっていないので、ひとまず別の場所で過ごしました。
午後4時前に再び脇道を訪れると、既に結婚飛行が始まっていました。先ず目立ったのはムネアカオオアリの有翅女王アリでした。


15時46分から15時52分までの6分間に、ムネアカオオアリの有翅女王アリを15匹見つけました。また、同時に脇道でクロオオアリの有翅女王アリも見つけました。


ただ、何れもまだ結婚飛行を終えていないので採集はしませんでした。
脱翅女王アリが見つかるようになったのは、16時8分ごろからでした。

この後、自転車道を中心に脱翅女王アリを捕獲しました。18時までのほぼ2時間で、クロオオアリの女王アリは62匹、ムネアカオオアリの女王アリは1匹採集できました。
その間に、有翅女王アリが地上に下りて脱脂をするところを2度見ることができました。その内の1匹は写真に収めることができました。


クロオオアリが翅を落とした直後の様子は、こちらからも見られます。
5月18日の気象は、気象庁の上長田(蒜山高原)のデータに因ると、最高気温が26.7℃、平均風速が0.7m/s、日照時間は12.7hでした。このデータと酷似しているのは5月4日で、それぞれ26.8/0.6/12.8でした。最高気温が26℃を越えたのは、5月18日が今年になって2度目でした。


9月9日に引き続き、9月23日にトゲアリの女王アリを採集しに滋賀県に行きました。早朝に降雨はなく、晴れてきていましたので、採集できることを期待して、例年の採集地点まで出かけました。
9月10日に6匹を採集した箇所で、トゲアリの女王アリが2匹、地上を歩いていました。


10日に5匹を採集したD巣まで行くと、巣の様子に明らかに変化がありました。樹の空洞の外周りを歩く働きアリの数が少なくなっていました。

空洞の中の様子を覗いてみると、羽アリがいないようでした。



10日の時には、樹の幹上で脱翅女王アリがトゲアリの働きアリに取り囲まれて攻撃されていたのですが、この日は見かけませんでした。
過去何年かにも渡って数多く採集できていたA巣の近くの箇所でも、10日の時と同様に1匹も採集できませんでした。

結局、この日を通して2匹しか採集できませんでした。
その2匹ですが、2匹とも傷ついていました。1匹は右後脚を基節から引きずって歩いていて、もう1匹は右前脚の転節以下を失っていました。


2匹しか採集できなかったことを考えると、今日は結婚飛行はなかったようです。この2匹については、傷ついていたことから考えて、今日以前に結婚飛行を了えていて、何日か地上を歩いていた〈(1)(2)(3)〉のでしょう。そもそも、D巣の様子から考えると、今年の結婚飛行は既に終わっていたようです。
ちなみに2013年以後の記録で、9月下旬に採集した女王アリの数は次のようです。
2013年
9月21日 20匹(29.2/18.2℃)
9月24日 26匹(29.6/19.6℃)
9月25日 6匹(30.1/20.5℃)
2015年
9月28日 10匹(採集目標10匹に達したため)
9月9日、トゲアリの女王アリを採集するため、滋賀県彦根市内の2012年以来観察・採集している地点に行きました。




この日は、夕刻からの観察であったのですが、トゲアリの女王アリは、地上や樹上で見つけることはできませんでした。
翌日の9月10日、9時過ぎに採集地に行くと、しばらくして地上を歩いているトゲアリの脱翅女王アリを見つけました。

そして同じ箇所で更に4匹を採集しました。

D巣に行くと、過去2年に渡って繰り返し見てきたことですが、3箇所で脱翅女王アリがトゲアリの働きアリに取り囲まれて攻撃されていました。


樹の空洞の中を覗いてみると、昨年同様に空洞の上方に塊が見られ、羽アリもいました。



D巣の樹の麓で、トゲアリの脱翅女王アリがフタフシアリ亜科のアリに攻撃されていました。

また、最初に採集した箇所で更に1匹を採集しました。この1匹は、草の葉の上で休んでいました。

この日、合わせて12匹を採集しました。
翌日9月11日は、早朝降雨がありました。8時過ぎに同じ採集地に出かけましたが、結婚飛行は行われなかったようでした。間もなく雨が降りだし、採集できずに帰りました。
気象データ:
9月9日(終日値) 晴または曇
最高/最低気温(℃):30.8/23.0 降水量(mm):0.0
9月10日(午前10時までの値) 晴または曇
最高/最低気温(℃):30.0/24.1 降水量(mm):無
9月11日(午前8時までの値) 晴・雷・曇・雨
最高/最低気温(℃):25.9/24.7 降水量(mm):0.5未満
5月28日に蒜山高原へにオオアリを採集しに行きましたが、新女王アリは採集できませんでした。再び蒜山高原へ採集に出かけるかどうか迷ってはいたのですが、1週間後の6月4日に蒜山高原へ出かけました。

八束自然牧場公園内では、以前クロオオアリの巣をいくつか見ていて、また直近では5月28日に1箇所見つけていたのですが、この度は見つけられませんでした。もっと時間をかけて探せば、見つけることができたのかも知れません。けれどもそういうこととは別に、あることが気を引きました。地面の至る所が掘り返されているのです。

これはモグラがしたのでしょう。これでは巣が壊されてしまいます。また、モグラの食性として昆虫を食べますから、アリの成虫や幼生虫も食べられることでしょう。
八束自然牧場公園の環境は、クロオオアリが棲息するには適していると思われますが、クロオオアリの巣がほぼ見つからないことの主因がこのモグラの存在なのかも知れません。
百合原休憩園地に行くと、1週間前は草原になっていましたが、草が刈られていました。

すっきりと公園らしく様変わりしましたが、アリにとっては食源を著しく失ったことになります。
次に、5月28日にも羽アリを観察した脇道と自転車道へ行きました。
今日も巣口に羽アリがいました。雄アリです。


16時近くにも観察に行きましたが、雄アリだけでほとんど変化はなく、結婚飛行が行われそうにありませんでした。

その後、ヒルゼン高原センター近くの場所に立ち寄りました。1週間前は1箇所、巣口を開き、巣口周辺にクロオオアリがいた場所があったのですが、今日は巣口がなくなっていて、クロオオアリはいませんでした。

蒜山高原に1週間前に訪れた時には、クロオオアリとムネアカオオアリのメインの結婚飛行がこれからなのか、それとも既に済んでいたのか、判断できずにいました。しかし、今回の採集旅行を通して、5月28日時点で既にメインの結婚飛行が済んでいたと思えるようになりました。
恐らくは、5月17日にメインの結婚飛行があったのでしょう。
庭の羽アリの様子については、5月22日に触れています。その時は、羽アリは巣口からはほとんど出て来ていませんでした。
6月1日、午後は曇で気温も23℃前後でしたので、結婚飛行はないだろうと思いながらも、17時40分頃に庭に出てみると、まだ翅のある女王アリが歩いていました。

そこでその場所から一番近いA巣とU巣を見に行くと、比較的多くの羽アリが巣口から出ていました。その後、C巣を見に行くと、ここでも羽アリが巣口から出ていました。
A巣の様子



U巣の様子





C巣の様子





3箇所のコロニー共に羽アリが巣口から出て来たのですが、飛び立つ羽アリは見ませんでした。17時40分からという限られた時間帯の観察だったので断言はできないのですが、今日は結婚飛行は行われなかったと思われます。
今後の結婚飛行を期待したいと思います。
5月28日、オオアリを採集しに、2年ぶりに蒜山高原に行きました。
実は、5月17日に岡山市の最高気温が32.4℃になっていました。また、その前日の16日には29.0℃になっていて、21日にも29.1℃まで気温が上がっていました。
ですから、採集に出かけるのはもう手遅れになっているのかも知れないのですが、29日からは、暫くの間曇天や雨の日が続くことが分かりましたから、この日に採集に出かけたのです。
ちなみに、庭のクロオオアリは、22日時点では、まだ結婚飛行は行っていないようでした。



蒜山高原に着くと、まずかつて(2017年)オオアリがかなりの数採集できたヒルゼン高原センター近くの場所に行ってみました。


この場所は、2018年に環境が様変わりして以来、クロオオアリの巣の数が急速に少なくなってきていましたが、今年もその傾向は変わっていませんでした。
次に、2018年にオオアリを多数採集した第1休憩所に行きましたが、ここでは、地面を歩くオオアリの働きアリも見つけることができませんでした。

次に行った道の駅蒜山高原では、比較的多くのクロオオアリの巣を見つけることができました。(参照:2016年「3度目の採集旅行」)


最後に、2021年に多数のクロオオアリの脱翅女王アリを採集した脇道と自転車道へと向かいました。

ここで始めてオスアリが巣口にいるのを見つけました。

この度の採集旅行では、新女王アリを採集することはできませんでした。
蒜山高原では、既にメインとなる結婚飛行は終わっていたのでしょうか、それともこれからなのでしょうか。私にはそれを判断することができませんでした。
これからの天候と、庭のクロオオアリの様子を見ながら、蒜山高原へ2度目の採集旅行に行くかどうかを決めることになりそうです。
クロオオアリのコロニーB15006の羽アリが、活動室アンテグラウンドⅠ型で活発に動くようになっていることについては、既に5月3日のブログで取り上げていますが、5月27日の様子を記録しておきます。







室温が高いため、エアコンをつけたのですが、気温が下がったためか、時刻的に遅くなったためか、やがて飛び立とうとしなくなりました。

この時の室温は、27℃前後になっていました。
8月31日にも庭でクロオオアリの新女王アリを見かけていますが、今日(9月22日)もクロオオアリの新女王アリを庭で見つけました。リンゴの木(品種名ハニーアップル)に上っていました。まだ翅のある女王アリです。

ところが、午後になって、今度はクロオオアリの脱翅女王アリを見つけました。西洋ミツバチのスズメバチ捕獲器を巣箱から取り外して掃除をしていて、偶然にも見つけました。

こちらの脱翅女王アリの方は、採集してクリアカップに入れました。

翅を落とした痕がはっきりと見えていました。この脱翅女王リをBJ20220922と名付けます。
今日もまた季節外れの結婚飛行があったようです。ただ、BJ20220922が、午前中に見つけた有翅女王アリと同じ女王アリなのかは分かりません。
追記(2023年1月10日):BJ20220922は、その後、2023年1月9日にかなり弱った状態になり、翌日の10日には死んでいました。死因は不明です。
トゲアリの新女王アリを採集するため、9月8日に滋賀県彦根市に行きました。翌日9日は午前10時過ぎまで雨が降っていましたので、15時を過ぎて採集地へ向かいました。
トゲアリの女王アリが地面を歩いていないか見ながら、舗装されている林道を上へと進みましたが、女王アリはいません。間もなく、昨年トゲアリを観察したD巣のところまで行くと、今年もトゲアリが営巣していました。

空洞の中には羽アリがいました。まだ、結婚飛行が終わってはいないようです。ただし、結婚飛行は、2週間(2013年 2014年)から1ヶ月程度(2015年)の期間に分散的に行われることが分かっていますから、もう既に結婚飛行が始まっているのかも知れません。


この日は女王アリは採集できませんでした。
翌日の9月10日は、曇や晴の天気でした。8時過ぎから採集を始め、昼一旦休み、15時まで採集を続けました。結果64匹採集できました。その内、D巣からは19匹採集していて、13匹がトゲアリの働きアリに襲われていました。
このトゲアリの脱翅女王アリがトゲアリの働きアリに襲われることについては、昨年もD巣のある樹の幹上で観察しています。


推察として、この日の早朝からD巣の有翅女王アリが結婚飛行をしにこの樹に上り、交尾を了えて樹上で脱翅し、この樹を歩いて下りてきたということでしょう。
ところで、15時近くになっても、脱翅女王アリが働きアリに捕捉されていました。採集中、D巣についても、断続的に見に行っていましたので、これらの脱翅女王アリも、新たに樹から下りて来た女王アリです。


トゲアリの羽アリは早朝に結婚飛行をすると思っているのですが、こんなにも時間が経ってからも、樹から下りてきていたのは、新たな発見でした。
D巣で採集した19匹以外は、2箇所で採集しています。A巣とD巣のほぼ中間点の場所と、A巣の場所です。ただ、今年は、確言はできないのですが、A巣があった場所でトゲアリが営巣しているようではありませんでした。B巣とC巣は営巣していました。


今年は9月10日に新女王アリが採集できたわけですが、例年になく1日の採集時間が長かったとは言え、64匹も採集できたのはこれまでの経験から言ってもとても多い方です(2013年の9月19日に65匹を採集しています)。
では、この日の気象はどうだったのでしょうか。昨年、女王アリが採集できる気象条件について次のようにまとめています。
採集期間は 9月8日から20日
最低 / 最高気温は 19.9℃以下 / 29.5℃以下
天気概況は 曇か晴
上記の採集できる気象条件は確実性の範囲を表したもの
今年の気象は次のようです。
日 (最低気温 / 最高気温) 昼(06:00-18:00)の天気概況
9月7日 (23.4 / 29.4) 曇のち晴
9月8日 (22.9 / 27.4) 曇後一時雨
9月9日 (22.6 / 27.5) 雨時々曇
9月10日 (23.6 / 30.5) 曇時々晴
今年の9月10日は、最低・最高気温が確実性の範囲外でした。
その他の関連写真参照





今年は、自宅不在の期間があったため、庭のクロオオアリの結婚飛行を観察する機会が少なくなっていました。そのため、今後の観察でもメインの結婚飛行の日を特定できないかも知れません。
それでも観察できた限りでは、これまでは結婚飛行に飛び立つ羽アリを見ませんでしたが、今日6月12日、ついに結婚飛行に飛び立つ羽アリを観察しました。但し、巣口周辺から羽アリが飛び立つのを目撃できたのはA巣のみでしたし、それはメインの結婚飛行ではなかったように思います。
以下は13時過ぎ様子です。羽アリは飛び立っていないようでした。





15時24分ごろ、A巣の巣口の廻りで働きアリや羽アリの動きがにわかに活発になり、雄アリが飛び立つようになりました。有翅女王アリも多数巣から出て行きました。有翅女王アリが飛び立つところは目撃できませんでしたので、飛び立ったか断言はできないのですが、巣穴に戻ってくる有翅女王アリは僅かでしたので、飛び立ったのではないかと考えています。


ところで、結婚飛行の際には、働きアリや羽アリが多数巣口に出てくるので、巣口を簡単に見つけることができます。それらの巣は、羽アリがいるコロニーですので、大きなコロニーであることも分かります。
① 昨年、A巣の東上で見つけた巣口(U巣)がありましたが、その時にはこの巣のコロニーの規模は分からないでいました。この度、羽アリかいることが分かりましたので、この巣がA巣でなければ、別の大きなコロニーであることが分かります。


② 柿の切り株の周辺に有翅女王アリや雄アリがいました。気づくのが遅かったためか、羽アリの数は多くはなかったのですが、この場所にもクロオオアリの巣があることが分かりました。



この柿の切り株周辺にあると思われるクロオオアリのコロニーは、2018年5月21日に発見した自然コロニー(J巣 移植コロニーではなく)なのかも知れません。
③ C巣では3箇所から羽アリが出て来ていました。いずれも20cm四方のトラバーチンという岩石の踏み石の通路の上方にあります。かつては、この通路の下方に巣口があったのですが、そして昨年の春にも通路の下方に巣口があることを確認していましたが、今回改めて通路の下方にも巣口があることが分かりました。


今日、結婚飛行があったとは言え、巣の中には、まだ相当数の羽アリが残っているようです。