寿命」カテゴリーアーカイブ

結婚飛行から12年、寿命は13年弱

女王アリの寿命を調べる目的で飼育しているB120614-03の様子については、直近では6月2日に触れています。そのB120614-03は、6月14日で結婚飛行から12年目を迎えました。羽化してからの寿命は13年弱となります。

飼育環境 6月18日撮影
女王アリと多数の雄アリ 6月18日撮影
6月2日同様、卵は女王アリとは別の巣室に置かれていて孵化していない 6月18日撮影

13回目の結婚記念日 最年長の女王アリ

B110608-06が13回目の結婚記念日を迎えました。このクロオオアリの女王アリは、2011年の6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集しました。

B110608-06の今の飼育環境
2024年6月8日撮影

昨年の6月8日時の様子と比べてみると、卵の数が少ないようです。

2023年6月8日撮影
2024年6月8日撮影

このコロニーでは、昨年も雄アリはいませんでしたので、昨年産卵された卵は、羽化しなかったか有精卵であったことになります(観察記録がなかったため断言できない)。今年産卵された卵は有精卵なのでしょうか。観察が待たれます。
それにしても、クロオオアリの女王アリが14年弱生き続けていることは驚きです(女王アリの羽化時期参照)。

一時的社会寄生のトゲアリ5例の様子(2024年4月10日)

この寄生トゲアリの5例の様子は、前回は今年の1月15日に取り上げています。この5例は、何れも2022年の9月に寄生を始めたコロニーです。

トゲアリの寄生の試み 1 (BH210523-18にT20220910-53が寄生 )

トゲアリの寄生の試み 2 (BH210523-19にT20220910-54が寄生 )

ここでも昆虫を分解しているのはトゲアリだ 4月10日撮影
越冬幼虫が多数育ちつつある 女王アリの頭部が写っている 4月10日撮影

トゲアリの寄生の試み 3 (BH210523-21にT20220910-65が寄生 )

クロオオアリはまだ多数いるが、トゲアリの成虫も越冬幼虫もいない 4月10日撮影
女王アリの腹部は膨らんでいる 4月10日撮影

トゲアリの寄生の試み 4 (BH210523-23にT20220910-44が寄生 )

育ち始めている越冬幼虫が見られる 4月10日撮影
女王アリも健在だ 4月10日撮影

トゲアリの寄生の試み 5 (BH210523-29にT20220910-67が寄生 )

クロオオアリの数は少なめだ トゲアリの成虫も越冬幼虫もいない 4月10日撮影
女王アリの腹部はかなり膨らんでいる

宿主のクロオオアリはまだ生存しています。何れも2022年の9月に寄生されたクロオオアリのコロニーですから、今生存しているクロオオアリは遅生まれで2022年生まれか(寄生の試みの全て)、越冬して2023年生まれか(寄生の試みの3と4)になります。

2011年・12年採集の4コロニーの様子

2011年と2012年に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーがそれぞれ2コロニーずつ生存しています。これら、4コロニーについての現状を記録しておきます。

1)B110608-06(2011年6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集

コロニーの規模は小さい 2024年4月9日撮影
女王アリは生きている 越冬幼虫はいない 2024年4月9日撮影

過去のブログより

卵が多数見られる 2023年6月8日撮影
働きアリの個体数は多くはない 2023年6月8日撮影
越冬幼虫は極く僅か 2023年1月11日撮影

2)B110608-07(2011年6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集

女王アリは2023年4月6日に死亡を確認 2024年4月9日撮影
雄アリが2匹いた 2024年4月9日
越冬幼虫は2匹いた 2024年4月9日撮影

過去のブログより

幼生虫 2023年4月6日撮影
幼生虫 2023年4月6日撮影
幼生虫 2023年4月6日撮影
越冬幼虫が多数見られる 2023年1月11日撮影

3)B120614-03(2012年6月14日に長野県の駒ヶ根市内で採集
この再生コロニーについては「11歳女王アリのコロニーを再生」を参照
過去の様子は、直近のブログ(「10年目の再生コロニー」で無精卵産卵)を参照

雄アリが多い 越冬幼虫はいない 2024年4月9日撮影
2024年4月9日撮影

4)B120614-86(2012年6月14日に長野県の駒ヶ根市内で採集
この女王アリは、2023年1月8日に死亡を確認しています。2022年に死亡したと考えられます。

越冬幼虫は見当たらない 2024年4月9日撮影

過去のブログ(「採集から11年目のコロニー2つ」を参照)

越冬幼虫と思われるが成長していない ただ越冬幼虫は「極く僅か」であったはず 2023年6月14日撮影
上の写真の一つ上の段 卵もある 2023年6月14日撮影

B110608-11の13年間弱の歩み

4月1日、B110608-11が働きアリを1匹残して死滅していました。

死滅したB110608-11
1匹だけが生きていた

B110608-11は、新女王アリを2011年6月8日に駒ケ根市で採集したクロオオアリのコロニーです。コロニーの創巣から12年9ヶ月もの間、存続し続けたことになります。
ここで、このコロニーについて分かっていることを振り返ってみます。

2011年6月8日 「オオアリを採集」からの引用
昨年の6月8日に、長野県駒ヶ根市の菅の台辺りで、クロオオアリの女王アリを採集しました。そこで、今年も同じ日に出かけました。
ほぼ同じ場所を探しましたが、ムネアカオオアリの女王アリを2匹見かけただけで、目当てのクロオオアリの女王アリは見つけることができませんでした。
そこで、家族旅行村アルプスの丘に出かけました。幸運にも道沿いにこれから結婚飛行(交尾)に出かけようとしているたくさんのクロオオアリの巣を見つけることができました。

巣から出てきた女王アリと雄アリ(女王アリの斜め右下) 6月8日16時2分撮影

やがて、コンクリートを敷き詰めているかなり広い場所のあちこちに、翅を落とした女王アリが歩いているのを見つけました。午後4時ごろのことでした。

2016年6月22日の記録
既に5年経過していますが、この時、働きアリは35匹で、繭・幼虫・卵がありました。

2017年7月 それまではカップ型コンクリート人工巣で飼育していましたが、グッピー水槽に移しました。

2021年6月8日 「おめでとう! 結婚10年記念日」からの引用
このコロニーも小規模ですが、子育てをしています。

S/N:B110608-11(旧名称 NESTCON01011) 6月8日撮影
同上 6月8日撮影
同上 女王アリの姿が見える 6月8日撮影
同上 子育ての様子 卵も見える 6月8日撮影

2022年6月8日 「おめでとう! 結婚11年記念日」からの引用

小規模なコロニーです。ここには写っていませんが、幼生虫が僅かにいます。

2023年1月11日 「生き続ける2011年採集の女王アリ」からの引用

B110608-11 1月11日撮影
越冬幼虫は見当たらない
B110608-11の女王アリ

2023年6月8日 「12回目の結婚記念日」からの引用

6月8日撮影
女王アリは生きている
巣内の全体の様子

1月11日にも越冬幼虫はいませんでしたが、今回も幼生虫はいませんでした。この女王アリは昨年から産卵能力を失っているようです。

2023年9月7日 「2010年生まれのクロオオアリの女王アリの死 13才」からの引用
9月7日、クロオオアリの女王アリB110608-11が死亡していました。死亡して何日か経っているようでした。

左が胸部、右が腹部 9月7日撮影

B110608-11は、2011年に結婚飛行を了えた女王アリです。6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集しています。この女王アリは昨年から産卵能力を失っていました。
2010年の7月頃に羽化したと考えられますので、13年以上生きていたことになります。私の飼育下で、最も長生きをしたクロオオアリの女王アリになります。

まとめは以上となります。13年間の長きに渡って、貴重なデータを提供し続けたB110608-11に、昆虫とは言え、感謝しなければと思います。

「10年目の再生コロニー」で 無精卵産卵

B120614-03は、2012年に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーです。昨年の9月18日のブログで、「現有の幼生虫が羽化してみなければ、断定はできないのですが、もし働きアリが増えずに、雄アリが増えるようでしたら、B120614-03は産卵能力は残っているものの、有精卵を産む能力はなくなっていることになるでしょう。」と結んでいます。
そのB120614-03の1月21日の様子は、次のようです。

1月21日撮影

これを9月18日の写真と比べてみると、1月の方が雄アリが多いように見えます。

2023年9月18日撮影

9月18日の記録では、働きアリが25匹、雄アリが16匹でした。今回は寒さのため塊になっているので、正確に個体数を数えることはできませんでしたが、働きアリは17匹ほど、雄アリの方は20匹以上は確実にいるようです。
多数の雄アリの中で、翅が伸び切っていない雄アリが2個体がありました。

翅が伸び切っていない雄アリ 女王アリも写っている

9月18日の時点では、このような翅が伸び切っていない雄アリはいませんでしたから、その時の幼生虫の中に雄アリの幼生虫がいたことが分かります。
以上のことから「B120614-03は産卵能力は残っているものの、有精卵を産む能力はなくなっている」と結論づけてもよいのではないかと思います。
この女王アリは、成虫になったのが2011年の6月の末から7月にかけてだとすれば、12歳6ヶ月程になります。いつまで生き続けることができるのか、興味深いものです。

参照:
「10年目の再生コロニー」(B120614-03)のその後(2023/09/18)
採集から11年目のコロニー2つ(2023/06/14)
11歳女王アリのコロニーを再生(2022/07/12)
大きなコロニーでの雄アリ誕生3例目(2022/03/22)
B120614-03に 30匹程の雄アリに(2021/07/08)
クロオオアリの雄アリが食べられる(2021/05/11)
クロオオアリとトゲアリの越冬幼虫の様子(2021/03/01)
クロオオアリのコロニーに雄アリが生まれる(2020/07/10)

トゲアリの大コロニーの大量の寿命死

T140906-40は、2014年の9月6日にクロオオアリのコロニーに寄生したトゲアリの大コロニーです。今年の9月で9年目を迎えます。

巣本体 2023年9月19日撮影
9月8日撮影

活動室アンテグラウンドⅡには、大量の働きアリの死体が積み上げられています。恐らく寿命で死んだのでしょう。

大量の働きアリの死体 9月19日撮影

2010年生まれのクロオオアリの女王アリの死 13才

9月7日、クロオオアリの女王アリB110608-11が死亡していました。死亡して何日か経っているようでした。

左が胸部、右が腹部 9月7日撮影

B110608-11は、2011年に結婚飛行を了えた女王アリです。6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集しています。この女王アリは昨年から産卵能力を失っていました。
2010年の7月頃に羽化したと考えられますので、13年以上生きていたことになります。私の飼育下で、最も長生きをしたクロオオアリの女王アリになります。

採集から11年目のコロニー2つ

現在2012年に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーが2つあります。何れも同年の6月14日に長野県の駒ヶ根市で採集しました。
1つはB120614-86で、既に女王アリを無くしています。

B120614-86の飼育器 2023年6月14日撮影
越冬幼虫と思われるが成長していない ただ越冬幼虫は「極く僅か」であったはず

ところが、卵も見つかりました。

上の写真の一つ上の段 卵もある

越冬幼虫の数が「極く僅か」なはずですが、幼虫が一定数いて、しかも卵があります。ですから、働きアリ産卵とも考えられますが、いないはずの女王アリがいるようにも思えます。最下段の部屋を見ると、常にびっしりと詰まった塊があります。このことも、女王アリがいるかのように見えます。

最下段はいつ見ても、働きアリがぎっしりと塊を作っている

現時点では人工巣のアンテシェルフ内の巣を開けて見ることはしませんので、この疑問は保留とします。

もう1つの2012年採集のコロニーは、B120614-03です。このコロニーの成員は、昨年短期間に大量に死亡して、同年の7月9日の時点で、女王アリの他は働きアリが1匹のみとなり、幼生虫は極く僅かになっていました。そこで、この女王アリの寿命を調べる目的で、クロオオアリの他のコロニーの繭をこのコロニーに与えました。

カップ型のコンクリート人工巣で飼育している 2023年6月14日撮影
コロニーの全体の様子
卵が見られる 産卵能力はまだあるようだ
越冬幼虫だったのだろうか育った幼虫が1匹いた

B120614-03は11回目の結婚記念日を迎えたことになります。寿命としてはほぼ12年になります。

12歳で死んだクロオオアリの女王アリ

B110608-07の女王アリが死んでいるのに気づきました。
B110608-07は、2011年の6月8日に長野県駒ヶ根市内の家族旅行村で結婚飛行直後に採集したクロオオアリの女王アリです。

B110608-07の飼育容器

異変に気づくきっかけになったのは、大きめの腹部が目に入ったからでした。

大きめの腹部 頭部も大きめ

ただ、この腹部が女王アリのものかどうかは断定できませんでしたので、人工巣のリトルアンテシェルフの中を見てみました。すると生きた女王アリの姿はなく、死体らしいものが見つかりました。

分離した女王アリの死体のようだ
肢が上を向いている

確かに女王アリは死んでいるようです。
たくさんの幼生虫が残されていました。女王アリがいつ死んだかは特定できないまでも、過去のブログから1月11日以降と言うことになります。

幼生虫
幼生虫
幼生虫

2011年に採集したクロオオアリのコロニーとしては、3コロニーを飼育していたのですが、B110608-07については、寿命が確定したことになります。新女王アリの誕生時期(羽化)が6月の末から7月にかけてだとすれば、B110608-07は12年間以上生きていたことになります。

生き続ける2011年採集の女王アリ

現在飼育しているクロオオアリのコロニーの中で、一番採集年が古い女王アリは、2011年に結婚飛行を了えた女王アリです。B110608-06とB110608-07とB110608-11です。何れも6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集しています。
結婚飛行後既に11年が経過し、新女王アリの誕生時期(羽化)が6月の末から7月にかけてだとすれば、12年以上生きていることになります。
ネット情報になりますが、昆虫の成虫の寿命でとても長いとされているのは、ある種のシロアリの女王アリ(100年)ですが、どのように検証したのかは触れられていませんでした。また、ある種の甲虫(51年)がとても長く生きていたと言う話もありましたが、例外的な記録のようです。

B110608-06 1月11日撮影
越冬幼虫は極く僅か
女王アリB110608-06
B110608-07 1月11日撮影
越冬幼虫が多数見られる
B110608-07の女王アリ
B110608-11 1月11日撮影
越冬幼虫は見当たらない
B110608-11の女王アリ

女王アリの寿命 B120614-86の場合

これまでクロオオアリの女王アリの寿命については、「おめでとう! 結婚10年記念日」と「11歳女王アリのコロニーを再生」で触れてきています。「11歳女王アリのコロニーを再生」は、2012年に新女王アリを採集したコロニーですが、もう一つ2012年に採集したコロニーがあります。B120614-86です。
このコロニーの女王アリは、6月14日に長野県の駒ヶ根市内で採集しています。その7年後の2019年(10月19日)には、その時飼育していたクロオオアリのコロニーでは一番働きアリの数が多いコロニーでした。2000年の9月4日に、活動室としてアンテグラウンドⅢに繋いだのですが、同年10月から11月にかけて、働きアリが大量に死んでしまいました。
後に、アンテグラウンドⅢから外し、アンテネストリトルアンテシェルフで飼育していました。
アンテネストは自然巣を観察するように作られていますが、巣房の中の様子が見難くなっていたことと、アンテシェルフの中も清掃する必要がありました。そこで、コロニーを飼育器から取り出し、アンテシェルフを洗った後、その中に戻すことにしました。
その過程で、コロニーの状態が把握できました。働きアリは多数、雄アリは4匹、越冬幼虫は極く僅か、だったのですが、女王アリはいませんでした。
生きていれば11歳だったのですが、昨年の11歳になる6月14日に女王アリが生きていたかどうかは調べられていません。それは、前述のようにアンテネストの巣房の中の様子は全ては見られなかったからです。
けれども、越冬幼虫が僅かながらもいたのですから、女王アリが産んだものだとすれば、夏ごろまでは生きていたことになります。したがって、新女王アリの誕生時期(羽化)が6月の末から7月にかけてだとすれば、11年間生きていたことになります。
今年の春以降、越冬幼虫が成長して成虫になった時、その成虫の中に働きアリがいるなら、この推察が正しかったことになるでしょう。その一方、その成虫が雄アリばかりだった場合、女王アリが産卵したのか、働きアリが産卵したのか分かりませんから、女王アリがいつまで生きていたのかも特定できなくなり、この推察が正しかったとは断言できなくなるでしょう。

引越の様子 2023年1月8日撮影
雄アリ4匹の内の1匹

トゲアリの単独女王アリの寿命 追試

2013年から2014年にかけて行ったトゲアリの単独女王アリの寿命について、今回は僅かに3体ですが、追試を行いました。

参照:
トゲアリの女王アリをストック ! ?」(2013年9月18日)
トゲアリの女王アリは単独でいつまで生きられるか?」(2013年9月27日)
「トゲアリの女王アリは単独でいつまで生きられるか?」の結果」(2014年3月8日)

検体数が少ないため、水のみの環境での飼育になりました。女王アリの採集日は9月10日ですが、3体の内2体が10月7日に死にました。

T20220910-17
T20220910-46

この2体の場合、生存日数が27日になります。これは、2013年開始の実験結果の水のみの平均生存日数28.1日に極く近い日数になりました。
生き残っていたもう1体のT20220910-47には、蜜を与えました。

10月7日19時15分撮影
19時18分撮影

写真では、蜜を飲んでいるように見えますが、女王アリの口元に蜜を付けるように垂らしていて、蜜を飲みに来たわけではありません。蜜は少なくならなかったように感じています。この個体が蜜を飲んだかどうかははっきりしませんが、トゲアリの単独女王アリは、蜜を飲まない個体がかなり多いようです。
このT20220910-47は、この後、直短寄生実験中の3例目T20220910-16の中に入れました。その2日後の10月9日に死亡しました。

参照:クロオオアリの単独女王アリの場合

蜜を飲むクロオオアリの単独女王アリ(BJ20220922) 10月7日19時26分撮影

11歳女王アリのコロニーを再生

B120614-03は、2012年の6月14日に長野県の駒ヶ根市で採集したクロオオアリの女王アリのコロニーです。このコロニーの成員が、今年になって短期間に大量に死亡して、7月9日の時点で、女王アリの他は働きアリが1匹のみとなり、幼生虫は極く僅かになりました。

生き残ったのは大型の働きアリが1匹 7月9日10時45分撮影

この女王アリは、今年で結婚飛行10年目を迎えることになり、寿命としてはほぼ11歳になります。この女王アリの寿命も調べたいのですが、このままではコロニーが消滅して、女王アリの寿命に影響がありそうです。
そこで、クロオオアリの他のコロニーの繭をこの女王アリのコロニーに与えることにしました。

B200603-067のコロニー この中から繭を取り出す 7月9日10時45分撮影
取り出した繭 30個ある 10時55分撮影
繭を与えた 11時6分撮影

繭は、B120614-03に無事に受け入れられました。夜見ると、1匹羽化していて、こちらもB120614-03に受け入れられていました。

7月9日20時9分撮影

7月12日には、元からいた大型の働きアリを含め、働きアリが全部で6匹になっていました。

7月12日20時33分撮影

おめでとう! 結婚11年記念日

昨年、結婚飛行から10年目を迎えるクロオオアリの3つのコロニーを紹介しましたが、同じ3つのコロニーの女王アリが11年目の結婚記念日を迎えました。

左からB110608-06、B110608-07、B110608-11

① B110608-06(2011年6月8日新女王アリを採集)

小規模なコロニーです。

② B110608-07(2011年6月8日新女王アリを採集)

大規模なコロニーです。

③ B110608-11(2011年6月8日新女王アリを採集)

小規模なコロニーです。ここには写っていませんが、幼生虫が僅かにいます。

クロオオアリの女王アリが、飼育下で、11年以上生きることが実証されました。11年以上としたのは、結婚飛行に飛び立つ前年に成虫になっていると考えられるからです。

ほぼ2年間生きているクロオオアリの働きアリ

2020年10月15日のブログ「トゲアリの様子 2020年10月」を引用します

「④T180919(2018年9月22日クロオオアリのコロニーに寄生開始)
……ところで、このコロニーは、2018年9月19日に採集したトゲアリの新女王アリを、同年の9月22日にクロオオアリのコロニー(S/N:B15002 女王アリを2015年5月15日採集)に寄生させたコロニーです。今年の5月29日の時点では、クロオオアリがまだたくさんいましたが、今は2匹しか見当たりませんでした。
巣の中に1匹と、巣の外に1匹いました。この5ヶ月弱の間に多くのクロオオアリの働きアリが死んでいったことになります。このクロオオアリたちは、遅くても2019年の6月生まれ(羽化)と考えられますので、この2匹は、1年と4ヶ月以上に渡って生きていることになります。
……」

ところが今日(5月31日)、このトゲアリのコロニーの中で、クロオオアリがまだ生きているのがわかりました。見つけたのは1匹です。

1匹だがクロオオアリがいた 5月31日21時36分

このクロオオアリは、ほぼ2年間生きていることになります。

「寿命」関連ブログ
働きアリの寿命」(2012年8月31日)
働きアリの寿命」(2013年3月25日)
働きアリの寿命(その2)」(2013年6月10日)
働きアリの寿命(その3)」(2014年6月19日)