4月1日、B110608-11が働きアリを1匹残して死滅していました。
死滅したB110608-11
1匹だけが生きていた
B110608-11は、新女王アリを2011年6月8日に駒ケ根市で採集したクロオオアリのコロニーです。コロニーの創巣から12年9ヶ月もの間、存続し続けたことになります。
ここで、このコロニーについて分かっていることを振り返ってみます。
2011年6月8日 「オオアリを採集」からの引用
昨年の6月8日に、長野県駒ヶ根市の菅の台辺りで、クロオオアリの女王アリを採集しました。そこで、今年も同じ日に出かけました。
ほぼ同じ場所を探しましたが、ムネアカオオアリの女王アリを2匹見かけただけで、目当てのクロオオアリの女王アリは見つけることができませんでした。
そこで、家族旅行村アルプスの丘に出かけました。幸運にも道沿いにこれから結婚飛行(交尾)に出かけようとしているたくさんのクロオオアリの巣を見つけることができました。
巣から出てきた女王アリと雄アリ(女王アリの斜め右下) 6月8日16時2分撮影
やがて、コンクリートを敷き詰めているかなり広い場所のあちこちに、翅を落とした女王アリが歩いているのを見つけました。午後4時ごろのことでした。
2016年6月22日の記録
既に5年経過していますが、この時、働きアリは35匹で、繭・幼虫・卵がありました。
2017年7月 それまではカップ型コンクリート人工巣で飼育していましたが、グッピー水槽に移しました。
2021年6月8日 「おめでとう! 結婚10年記念日」からの引用
このコロニーも小規模ですが、子育てをしています。
S/N:B110608-11(旧名称 NESTCON01011) 6月8日撮影
同上 6月8日撮影
同上 女王アリの姿が見える 6月8日撮影
同上 子育ての様子 卵も見える 6月8日撮影
2022年6月8日 「おめでとう! 結婚11年記念日」からの引用
小規模なコロニーです。ここには写っていませんが、幼生虫が僅かにいます。
2023年1月11日 「生き続ける2011年採集の女王アリ」からの引用
B110608-11 1月11日撮影
越冬幼虫は見当たらない
B110608-11の女王アリ
2023年6月8日 「12回目の結婚記念日」からの引用
6月8日撮影
女王アリは生きている
巣内の全体の様子
1月11日にも越冬幼虫はいませんでしたが、今回も幼生虫はいませんでした。この女王アリは昨年から産卵能力を失っているようです。
2023年9月7日 「2010年生まれのクロオオアリの女王アリの死 13才」からの引用
9月7日、クロオオアリの女王アリB110608-11が死亡していました。死亡して何日か経っているようでした。
左が胸部、右が腹部 9月7日撮影
B110608-11は、2011年に結婚飛行を了えた女王アリです。6月8日に長野県の駒ヶ根市内で採集しています。この女王アリは昨年から産卵能力を失っていました。
2010年の7月頃に羽化したと考えられますので、13年以上生きていたことになります。私の飼育下で、最も長生きをしたクロオオアリの女王アリになります。
まとめは以上となります。13年間の長きに渡って、貴重なデータを提供し続けたB110608-11に、昆虫とは言え、感謝しなければと思います。