これまで開発してきたアリの人工巣を改良して、新たに人工巣を提供できるようになりました。9月1日から提供できるのは、大きくは3製品群で、次の3点になります。
1.システム飼育器シリーズ
1のシステム飼育器シリーズでは、ベースステーションの「アンテキューブⅡ」を改良しました。バージョンは3ではありますが、今回からはただ「アンテキューブ」のみの表記としました。また、新たに大型ユニットとして「アンテフィールド」を作りました。これは、縦も横もアンテキューブの2倍の大きさで、面積では4倍の広さとなります。更に、フォトフレーム型の人工巣やコンクリート製の人工巣と繋ぐことができるアダプター「アンテアダプター」も作りました。これより、科学的授業実践研究会が開発した全ての人工巣と繋げることができるようになりました。
2のフォトフレーム型人工巣セットでは、人工巣本体の石膏に着色することとしました。これまではつや消しのクリア塗料を吹き付けていましたが、アリの生活廃棄物の汚れを目立ちにくくするために、薄い茶系統の「サンド」色のアクリル樹脂で塗装しました。また、餌器のモートフィーダーの蓋の穴を増やしています。
3のコンクリート製人工巣セットでは、巣穴の数をこれまでの2つから4つに増やしました。また、標準の蓋を大きく改善しています。更に、「W拡張蓋」を別途開発しました。これは、蓋としての機能の他、生活スペースの拡張と他の人工巣ともつながるという2つの拡張性を持っています。
これらの人工巣の詳しい仕様などは、科学的授業実践研究会のアリ教材のページでご覧いただけます。