日別アーカイブ: 2017年4月1日

カラスノエンドウの保護区で蜜を集め始めたクロオオアリ

昨日3月31日は朝から曇りがちで、昼前から雨が降っていました。今日4月1日は、晴れの時間が長く、岡山地方気象台からは桜の開花を観測したとの発表がありました。
午後3時過ぎ、先月26日のブログで触れたクロオオアリの巣(B巣)の近くで、複数のクロオオアリが歩いているのを見つけました。巣口から2m半程離れたフェンスとの間を行き来しているようです。そのフェンスの向こう下には、カラスノエンドウの保護区があります。

カラスノエンドウの保護区 今日の様子 まだ花は咲いていない

フェンスの外に行くと、カラスノエンドウの保護区にクロオオアリが来ていました。3月の24日や26日には、まだこの保護区にはクロオオアリが来ていませんでしたが、それから何日か経って、今日初めてカラスノエンドウの保護区でクロオオアリを見つけました。

カラスノエンドウの茎の先にはアブラムシがたくさんついている

葉に付いた甘露を舐めているようだ

こちらは花外蜜腺を舐めているようだ

もう一ヶ所のカラスノエンドウの保護区にも行ってみると、そこにもクロオオアリが来ていました。ただ、こちらの方は数が少なく、その時は2匹でした。

この時期の蜜源は、今年の庭の環境ではとても限られていて、この2ヶ所のカラスノエンドウの保護区のみのように思えます。1年前までは、庭の管理が行き届かなく、この時期にはカラスノエンドウなどの草花が庭一面に茂っていたのですが……。
と言うのは、この1年をかけて庭を整理してきた経緯があります。庭の樹をほぼ全て切り倒し、雑草等の草花を除去してきました。そうした上で、果物の木を植え、芝地が広がるようにしてきました。そのため環境が大きく変わり、特にこの春からは、クロオオアリにとっては棲みづらい環境になっていると考えられます。
クロオオアリが冬眠から覚めて地上に出てきた時、近くに蜜源がなければ、そのコロニーは死滅するか衰退することでしょう。昨年の秋にカラスノエンドウの保護区を作っておいて正解だったということになります。

クロオオアリとムネアカオオアリの新女王アリの予約受付開始

2017年のクロオオアリとムネアカオオアリの新女王アリの予約受付を開始致しました。

今年も昨年に引き続き、新女王アリに20日間の保証(届いた時点、あるいは届いた日を入れて20日以内に女王アリが死んだ場合は、送料無料で女王アリを再送)をお付け致します。但し、5月20日までにご予約をいただいた場合と致します。それ以後は7日間の保証となります。
また、新女王アリを研究用等でまとまった数お求めの場合は、別途割引料金を適用致します。

詳しくは、こちらhttp://www.kajitsuken.net/新女王アリ.html)をご覧下さい。

また、飼育器の大小アンテシェルフは、大変ご好評をいただいている人工巣です。この機会に是非ご検討下さい。