昨日8月23日は、既に下旬に入っていながら、岡山市で36℃を越える暑さになりました。
たぶん、7月からそうしていたと思うのですが、蟻を飼育している部屋では、昼間はエアコンをつけています。私がその部屋にいない時は28℃設定で、部屋にいる時は25℃に設定しています。
ところで、庭のクロオオアリですが、大変暑い時間帯はほとんど姿を見ません。この時間帯は、巣の中で過ごすことが多いのでしょう。そこで、地中の温度を測ってみることにしました。
熱電対Kタイプのデジタル温度計を使います。この温度計には2つの端子があり、同時に2ヶ所の温度を測ることができます。
上の写真の左側の端子に繋ぐセンサプローブは、先端の金属部分が25cmあり、こちらを地中に差し込みます。また、右側のセンサプローブで地表の気温を測ります。
測定場所としては、南東向きの斜面の芝生が生えているところにしました。上の写真の左上に写っているのが地中の温度を測っているセンサプローブで、右に見えるのが芝生の葉や茎の陰になっている箇所の地表の温度を測っているセンサプローブです。
正午の測定で、地温が28.8℃、地表が36.8℃を示しています。地中25cmの地点の方が、地表より8℃温度が低いことが分かります。
先程、蟻を飼育している部屋の気温を私がいない時に28℃に設定していると書きましたが、どうやらこの設定温度でまんざら的外れではなかったようです。もっとも、25cmよりも深い地中の温度は、更に低くなると考えられますが……。