一昨日の21日、アンテグラウンドから取り出した水耕栽培用のイチゴの苗の上に、アブラムシが付いているカラスノエンドウの枝を載せておきました。
23日、その様子を見ると、かなりのアブラムシがしおれたカラスノエンドウの枝から移動していました。期待していたのは、そのアブラムシが、イチゴの苗に移り付くことでしたが、そのようにはなりませんでした。
すぐ近くにアンテグラウンドの中で種から育ててきたカラスノエンドウを水耕栽培の鉢のまま置いていたのですが、アブラムシはそちらの方には移り付いていました。
カラスノエンドウに付いていたアブラムシは、イチゴに付くアブラムシとは種が違うのかも知れません。そこで、路地植えをしているイチゴの葉の裏を見て、アブラムシが付いている葉を採り、その葉をイチゴの苗の上に置きました。
ちなみに、カラスノエンドウに付いているアブラムシと、イチゴに付いているアブラムシを実体顕微鏡を使って比較してみました。
さて、アンテグラウンドの中で種から育ててきたカラスノエンドウは、全体的に赤みを帯びていて、順調に育っているとは言えない状態でしたので、処分することにしました。代わりに、庭に生えているカラスノエンドウを根を付けて掘り出しました。両者の根を比較すると、明らかに違いがありました。
水耕栽培の方は、とてもよく根が張っていますが、根粒はありません。水耕栽培では、そもそも鉢の中に根粒菌がいなかったのでしょう。また、水耕栽培では根が水に浸かっていることが多く、根が大気に触れにくいのでしょう。
庭に生えていたカラスノエンドウは、鉢に入れて水耕栽培にすることにしました。そのカラスノエンドウの葉の上に、アブラムシが付いているカラスノエンドウの枝を載せました。
イチゴとカラスノエンドウにアブラムシを付けるこれら2つの試みが、成功すればよいのですが……。