日別アーカイブ: 2019年7月24日

現有のクロオオアリのコロニー

小学生中学生の頃、アリを飼育していましたが、2010年になって再びアリを飼育するようになりました。その年の6月8日、たまたまですが長野県のK地点でクロオオアリの新女王アリを1匹採集したのが、再びアリを飼育するきっかけになりました。そして、その翌年の3月に退職したため、2011年からは、アリを飼育する時間が持てるようになりました。
2010年に採集したクロオオアリの女王アリは、5年後の2015年6月27日に死に、現在コロニーは残っていません。
現有の最も古い採集年のコロニーは、2011年に新女王アリを採集したコロニーになります。以下、今年採集のクロオオアリの新女王アリのコロニーを除く、現有のクロオオアリのコロニーを列挙します。

2011年採集 4コロニー(以下シリアル番号と飼育器を記載)
B110608-04 旧型アンテシェルフで飼育 過去大家族 現在小家族
B110608-06 カップ型コンクリート人工巣をグッピー水槽に入れて飼育
B110608-07 リトルアンテシェルフ2個を中型水槽に入れて飼育 大家族
B110608-11 グッピー水槽で飼育

2012年採集 2コロニー
B120614-03 グッピー水槽で飼育
B120614-86 旧型アンテネストとアンテシェルフと百均トレー5段組で飼育 最多大家族

2013年採集 1コロニー
B130617-04 カップ型コンクリート人工巣をグッピー水槽に入れて飼育

2014年採集 1コロニー
B14034+133(同種間共存) リトルアンテシェルフをグッピー水槽に入れて飼育

2015年採集 2コロニー
B15006 虫籠コンクリート人工巣と特製アンテシェルフとアンテグラウンドⅠ型
B15099 カップ型コンクリート人工巣をグッピー水槽に入れて飼育 大家族

2016年採集 4コロニー
B16000 百均簡易飼育器で飼育
B16001 リトルアンテシェルフで飼育
B16012 研究用アンテネストで飼育
B16018 研究用アンテネストで飼育

2017年採集 14コロニー
BH17001+BH17025(同種間共存) カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17007 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17015+BH17009(同種間共存) カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17010 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17023 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17027 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BH17031 カップ型コンクリート人工巣で飼育
BK17015 ミニアンテシェルフで飼育
BK17022 百均簡易飼育器で飼育
BK17040 リトルアンテシェルフで飼育
BK17052 リトルアンテシェルフで飼育
BK17055 百均簡易飼育器で飼育
BK17064 百均簡易飼育器で飼育
BK17081 リトルアンテシェルフで飼育

2018年採集 9コロニー
BH18008 百均簡易飼育器で飼育
BH18015 百均簡易飼育器で飼育
BH18019 百均簡易飼育器で飼育
BH18020 百均簡易飼育器で飼育
BH18024 グッピー水槽で飼育
BH18030 グッピー水槽で飼育
BH18034 百均簡易飼育器で飼育
BH18037 グッピー水槽で飼育
BH18040 百均簡易飼育器で飼育

以上37コロニー

こうして見ると、8年以上生きている女王アリがいることが分かります。
また、37コロニーの中で最も大家族になっているのは、2012年採集のB120614-86で、次に大家族になっているのは、2015年採集のB15006です。このことから、コロニーの規模の大小は、結果的には、経過年の長短によらないことが分かります。ただ、故意にそうしたわけではありませんが、飼育環境や餌の量の違いが要因となったかも知れません。ですから、女王アリ(とそのコロニー)には個体差があることは分かっていますが、以上の記録からだけでは、コロニーの規模を個体差だけで説明するには無理がありそうです。

ところで、大家族のB120614-86とB15006に限りませんが、他の大家族のコロニーも含めて、これからを期待していることがあります。それは、羽アリの誕生です。今年も羽アリは生まれないようです。羽アリの誕生の条件については、飼育下での先行事例もあるようですが、検証してみたいと考えています。