私は2003年から幾度かベトナムに行く機会があり、そのいずれもアリを観察する目的の旅ではありませんでしたが、それでも時たまアリを見つけることができました。
初めてアリの姿を見たのは、2004年にハノイ市南方のタインホア市を訪れた時、その都市の東方にあるサンソンビーチ(Bãi biển Sầm Sơn)でのことでした。
海岸近くにある大きめの岩の上で見つけました。
次に、2011年にホーチミン市南方のミトーにあるトイソン島(Cù lao Thới Sơn )を訪れた時、5箇所でアリを見つけました。
そして、この度、11月の上旬の10日間、今度も観光を目的とした旅行でしたが、少し滞在に余裕がありましたので、出来るだけアリを探してみました。
上の2つの写真は、ホーチミン市にあるCông Viên Tp Hồ Chí Minh市立公園の様子です。この公園は都心部にありますが、それでもアリがいそうな環境です。しかし、この時は、アリの姿を全く見かけませんでした。
観光でホーチミン市北西のクチトンネルに行った時に、2種のアリを見つけました。
11月8日になって、ホーチミン市内のサイゴン動植物園で2種のアリを見つけました。
ホーチミン市内のホテルでは、樹上でほぼ完熟していたスターフルーツに小型のアリが来ていました。
この度のベトナム訪問では、ホーチミン市とその近郊へ行ったのですが、常夏の土地だけあって、最高気温は30℃を越えていました。暑いとは言え、アリが活動できる気温だとは思うのですが、クチトンネルやミトーのトイソン島のような自然が豊かな場所でも、アリの個体数が極めて少なかったのが印象的でした。
ここに挙げたアリは、中には良く似たアリがいるので、同種のものもいるのではないかと思いますが、見つけたアリは採集しないで写真や動画で記録しただけでしたので、手元で比較することはしませんでした。
また、ベトナムを訪れる機会があれば、このブログでまとめたことも生かして、いくつかの種を特定してみたいものです。