月別アーカイブ: 2021年2月

移植したトゲアリが巣口に出て来た

2月5日に移植したトゲアリの働きアリが巣口に出て来ました。

9時52分撮影

まだ巣口から出ての活動はしていない様子で、しばらくして巣穴の中に入って行きました。
昨日、部屋の中で飼育しているトゲアリの様子について書き記しましたが、近々、巣から出て活動するトゲアリを〝庭で〟も見たいものです。
ちなみに、今日の最高気温は15.6℃でした。前日の22日は21.1℃、前々日の21日は21.5℃で、今年になって初めて20℃を越えていました。

人工巣から出てくる・出てこない トゲアリ・クロオオアリ

アンテグラウンドを活動室にしているクロオオアリの2つのコロニーと1つのトゲアリのコロニーの、春を迎えるある違い、に気づきました。
以前から、それぞれのアンテグラウンドに蜜を蜜器に入れて与えていましたが、2月21日、トゲアリに与えていた蜜がなくなっていることに気づきました。他方、クロオオアリの方は、蜜がそのまま残っていました。
そこで、いずれも蜜器も取り去り、別の蜜器に新しい蜜を入れて、アンテグラウンドに入れました。
トゲアリの方は、働きアリが人工巣からアンテグラウンドに出ていましたので、間もなく蜜を吸い始めました。

トゲアリ S/N:T140906-40 21日17時33分撮影

クロオオアリの2つのコロニーの方は、働きアリがアンテグラウンドには出て来ていませんでしたので、しばらく経っても蜜はそのままでした。

クロオオアリ S/N:B15006 21日17時33分撮影
クロオオアリ S/N:B120614-86 21日17時34分撮影

ただ、次の日まで観察を続けることにしました。
次の日、ほぼ1日後の様子を見ると、トゲアリの方は蜜がなくなっていましたが、クロオオアリの方は蜜がそのまま残っていました。

トゲアリ S/N:T140906-40 22日16時20分撮影
クロオオアリ S/N:B15006 22日16時20分撮影
クロオオアリ S/N:B120614-86 22日16時20分撮影

今日も、トゲアリはアンテグラウンドに出て来ていましたが、クロオオアリの方はアンテグラウンドに出て来ていませんでした。
21日の最高気温は 21.5℃、22日は 21.1℃ でした。

参照:
トゲアリが活動を始める」(2020年3月20日)
アンテグラウンドに出てきた」(2019年3月1日)

春とクロヤマアリとナナホシテントウ

もう春が始まっているのでしょうか。先日、カラスノエンドウにアブラムシが付いているのを見つけていました。

2月12日14時12分撮影 当日の最高気温 13.7℃

ナナホシテントウも見かけました。

2月14日13時10分撮影 当時の最高気温 19.7℃

そして、早くもクロヤマアリが地上に出てきたようでした。
 参照:昨年の記録 一昨年の記録

庭に置いていたミツバチ用の給餌器にクロヤマアリが来たようだ 1匹のクロヤマアリが、流れ出た蜜で体が動かせなくなって死んでいた 2月17日8時11分撮影 前日の最高気温は 11.4℃

クロヤマアリが地上に現れたことについては、先日の2月11日に、東京都の八王子市から便りがあったところでした。

今日2月21日は、これまでにないとても暖かい日になりました。気温は21.5℃まで上がり、今年の最高気温になりました。庭に出てみると、案の定、今日もクロヤマアリが歩いていました。

庭を歩くクロヤマアリ 2月21日11時36分撮影

でも、蜜源などを見つけての活動なのでしょうか。庭の中には、蜜源はないようです。そこで、この働きアリのコロニーが利用しているかどうかは分かりませんが、庭の外の草原にもクロヤマアリが来ているか見に行くことにしました。

カラスノエンドウに付いたアブラムシ 11時42分撮影
こちらにもアブラムシが 11時43分撮影
僅かに2箇所だが、カラスノエンドウに花が咲いていた 11時44分撮影

そうしていると、たった1匹ですが、クロヤマアリを見つけました。

11時46分撮影
11時47分撮影

既に草原がクロヤマアリの蜜源になっているようです。

ところで、今日も庭にミツバチ用の給餌器を複数個出しておきましたが、その給餌器を置いている場所の近くにナナホシテントウが来ていました。

ミツバチの給餌器の近くを歩くナナホシテントウ 12時0分撮影

『アブラムシがいそうにもないこんな所にテントウムシが来ている』と思っていたら、給餌器に近づいてきました。

右から給餌器に近づくナナホシテントウ 12時1分撮影

そして、砂糖液を飲み始めました。

ナナホシテントウが砂糖液を飲んでいるところ 12時3分撮影

蜜がなくなってもまだ止まっていました。

13時18分撮影

ナナホシテントウが蜜に集まることについては、こちらのブログ(「ナナホシテントウは蜜が好き!?」)でも触れています。

初めてのトゲアリの「移植」

現在、トゲアリを4コロニー飼育しています。昨日2月5日、その中のS/N:T140906-03を庭に「移植」しました。
T140906-03は、2014年の9月10日にムネアカオオアリのコロニー(S/N:NESTCON01027 2012年6月14日に新女王アリを採集)に寄生させたトゲアリのコロニーです。女王アリの肢は、右中脚と右後脚が基節からありません。

T140906-03はこのようなケースの中を巣にしている 2月5日撮影

移植場所にしたのは、庭のクリの木の切り株で、その一部はまだ生きています。その切り株の側面を先月の26日に掘り、30日には紙粘土で縁取りをしました。

1月30日撮影

また、金網を仮付けしました。トゲアリのコロニーを巣のケースに入れたまま、くり貫いた空洞の中に収めるのですが、空洞を塞いても、この空洞から外部に通じるように、径が12mmの穴を空けています。

写真中央下方に直径が12mmの穴を空けている 1月30日撮影
穴から空洞を覗いたところ まだ、空洞を塞いでいないので、金網が見える 1月30日撮影

以上のように先月の下旬から準備を進めてきましたが、これからは少しずつ温かくなりそうでしたので、昨日、いよいよ移植を行うことにしました。

金網で覆い、釘で金網を固定 2月5日撮影

上の写真のように、ケースのまま巣を空洞に入れ、金網で覆い、釘で金網を固定しました。それから、更に金網を紙粘土で覆いました。

金網を紙粘土で覆った 2月5日撮影

そして、今日2月6日、水性の塗料を塗りました。

水性の塗料を塗った 2月6日撮影

外部から空洞に通じる穴に、ゆるく木くずを差し込んでおきました。

穴に木くずを差し込んだ トゲアリが通れるほどの隙間は空けてある 2月6日撮影

ちなみに、この穴はトゲアリが外界に通じる通路なのですが、径が12 mmと大きめなのは、スコープカメラのヘッド部分が差し込めるようにするためです。空洞は完全に金網と紙粘土で覆いましたが、この穴を通して空洞の中のトゲアリの様子が見られるようにしています。