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2箇所の移植コロニーのトゲアリが出て来た

2月27日、昨年移植したトゲアリのコロニーT140906-03の働きアリが巣から出て来ていました。見かけたのは1匹でした。

2月27日14時8分撮影

この時刻(14時)の天候は晴で、気温は13℃でした。

今日28日も春らしい天気になっていました。今年の2月15日に庭に移植したトゲアリのコロニーT130921-09の様子を見に行くと、巣箱から働きアリが出て来ていました。

2月28日13時44分撮影

この時刻(14時前)の天候は晴で、気温は14℃弱でした。

2つのコロニーをアンテグラウンドⅢに繋ぐ

BK170530-081は、2017年5月30日に駒ケ根市で新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーです。今年で創巣から5年目を迎えることになります。かなり大きなコロニーになってきていました。

そこで、アンテグラウンドⅢと繋げることにしました。

左がアンテグラウンドⅢ

アンテグラウンドの中に15cm四方のキューブ水槽を入れ、濾過器を設置しました。また、アンテグラウンド内を換気するため、USB仕様の送風ファンも取り付けました。

昨年、クロオオアリのコロニーBK170530-040に寄生したトゲアリT210912-02の初期コロニーも、別に用意したアンテグラウンドⅢに繋げました。

トゲアリの女王アリが寄生しているT210912-01の初期コロニー

こちらも、水槽・濾過器・USBファンを設置しました。

二度目のトゲアリの移植

昨年は2月5日に飼育中のトゲアリのコロニーを庭に移植しました。移植が成功したようですので、今年も飼育しているトゲアリのコロニー(T130921-09)を移植することにしました。このコロニーは、女王アリを2013年9月21日に採集し、同年10月3日にクロオオアリのコロニーNESTCON01030(新女王アリを2011年6月8日採集)に寄生させたコロニーです。

移植するT130921-09のコロニー 早朝巣ケースの巣口をシリコン栓で塞いだ 2月14日6時55分撮影
巣ケースの中の様子 かなりの個体数になっている
越冬幼虫も見える

昨年は、自然木(クリの木)に空洞を掘り移植しましたが、今年は、移植用に巣箱を作成しました。

蓋を取ったところ
前面に開閉式の観察窓がある
観察窓はペアガラス(ただしアクリル板)になっている
支柱に固定できるように背面には鬼目ナットを埋込んでいる
左右両側面には出入り口がある(シリコン栓の箇所)
中の様子
蓋を被せ木ねじで固定
蓋の裏面 蓋は2枚重ねになっている 木ねじを外せば蓋は前方向(写真下方向)へスライドして外せる仕組み

移植場所としては、昨年トゲアリを移植したクリの木の隣り、のクリの木の横にしました。この場所は、冬は日光が届き、夏はクリの葉で日光が遮られます。

クリの木の横に支柱を立てた

移植用の巣箱の中に巣ケースをそのまま入れ、巣箱の中で巣ケースが動かないように、巣ケースの底面を両面テープで固定しました。早朝、巣ケースから出ていた数匹の働きアリも巣箱に入れました。

巣ケースを巣箱に入れたところ 11時26分撮影

巣箱を支柱に取付け、支柱をロープで固定しました。

ロープはポリエステル製
観察窓から巣ケースの中の様子を見たところ

ロープは固定するためですが、トゲアリが巣箱からクリの木や地面へと移動する際の通路にもなります。
巣箱の外へと通じる2箇所の穴は、しばらくはシリコン栓で塞いだままにしておきます。