2018年に新女王アリを採集し、4年間弱飼育してきたクロオオアリのコロニーが2つあります。BH18024とBH18030です。この2つのコロニーを改めて比べて見ると、その大きさにかなりの差があることがわかります。
2つのコロニーとも、餌や飼育器など、同じ条件で飼育してきました。コロニーの規模の違いは、女王アリの個体差に因るものなのでしょうか。
なお、BH18030の方は、この比較の後、庭に移植しました。
2018年に新女王アリを採集し、4年間弱飼育してきたクロオオアリのコロニーが2つあります。BH18024とBH18030です。この2つのコロニーを改めて比べて見ると、その大きさにかなりの差があることがわかります。
2つのコロニーとも、餌や飼育器など、同じ条件で飼育してきました。コロニーの規模の違いは、女王アリの個体差に因るものなのでしょうか。
なお、BH18030の方は、この比較の後、庭に移植しました。
4月22日に移植したムネアカオオアリのコロニーR200603-007は、5月9日、まだ移植用の巣箱の中で暮らしていました。
B14034+133は、元々2014年採集のクロオオアリの2つのコロニーの合同コロニーです。
2015年11月30日に、いずれも女王アリがいるB14034(働きアリ4匹 幼生虫無し)とB14133(働きアリ13匹 幼虫10)を合併してできたコロニーです。その後ほぼ半年後には、女王アリは1匹になっています。
B14034+133は、とてもよく繁栄していて、今年の3月には雄アリがいるのを確認しています。
このB14034+133を今回は庭に移植することにしました。4月25日にBN19004を移植した同じ場所(八朔の近く)に、5月4日、西洋ミツバチ用の市販の巣箱の中に入れて移植しました。
1時間半程経つと、クロオオアリはもう巣箱から出て来ていました。巣箱直下のコンクリートの隙間に出入りする働きアリや、散水ホースを伝ってコンクリートの階段の側溝を下っていく働きアリがいました。
午後には、先程のコンクリートの隙間の他にも3箇所で巣作りを始めていました。
(以下の写真の箇所は巣箱に近いところから)
側溝の散水ホースを伝って、かなりの数の働きアリが移動していました。その一部がコンクリートの階段端の割れ目にもやって来ていました。
5月5日、早朝、階段端の割れ目で巣作りがかなり進んだようです。また、その位置の反対側に当たる側溝側も掘られていました。
ミツバチの巣箱を開けて見ると、飼育水槽の中にはほとんどクロオオアリはいないように見えました。
夕刻、幼虫をミツバチの巣箱から運び出す働きアリがいました。巣箱直下のコンクリートの隙間に運び込みました。まだ、飼育水槽の中にクロオオアリの家族が残っていたようです。
しばらくして、仲間を咥えて運ぶ働きアリもいました。
5月7日になると、それぞれの箇所で巣作りがかなり進んでいました。まだ引越先が統一されていないようです。
更に新たにコンクリートの階段下でも巣作りが始まったようです。
飼育器の水槽の中にはもうクロオオアリはいなくなっていました。引越が完了したのでしょう。
それから2日後の5月9日になっても、巣作りの場所は統一できていないようです。
(以下の写真の箇所は巣箱に近いところから いずれも14時台)
BM19001を移植した際には、次の日には巣の位置が統一されたようでしたが、この度のB14034+133では、複数個所で巣作りが行われていることから、6日経っても巣の位置が統一されていないようです。
コロニーの本体が、どこか1つの巣穴に引越しているのか、それとも分散して複数の巣穴に入ったのかは、確かめることができていません。