月別アーカイブ: 2022年12月

吊り下げ巣箱からの引越

11月3日の観察で、庭のトゲアリ(T130921-09)が分巣を造っていることに触れています。今日は、このところかなり寒くなりましたので、その一方の分巣になっていた吊り下げ巣箱を屋内に回収することにしました。吊り下げ巣箱のロープを外してから、スコープカメラで巣箱の中を見たのですが、トゲアリの姿はありませんでした。

吊り下げ巣箱 12月8日撮影
吊り下げ巣箱の上面のゴム栓を外して中を見たところ トゲアリはいない
側面のゴム栓を外してみたところ ここにもトゲアリはいない
側面のもう1つのゴム栓を外してみたところ やはりトゲアリはいない

トゲアリのコロニーT130921-09は、いつのまにか完全に引越をしていました。おそらく、11月3日の観察から考えて、クリの木の地面際の朽ちた箇所に引っ越したのでしょう。来年の春になれば、そのことが確認できることでしょう。

クリオオアブラムシが産卵

今年の11月24日にクリオオアブラムシを観察していますが、それから2週間程経った12月7日、クリの木を見に行くと、クリオオアブラムシが、幹の下方に集まっていました。2本のクリの木の内、東方のクリの木で2箇所、西方のクリの木で1箇所に群生していました。何れも卵がありました。
この間、12月3日の朝の気温は、この冬初めて氷点下になり、霜が降りました。

東方の木の1箇所目 上方にクロヤマアリが写っている 12月7日11時24分撮影
東方の木の2箇所目 上方と左にクロヤマアリが写っている 11時25分撮影 
上の箇所を拡大撮影 11時26分撮影 
西方の木のクリオオアブラムシの群生
東方のクリの木 クリオオアブラムシの群生が2箇所ある 何れも主枝の裏側
西方の木のクリオオアブラムシの群生 枝分かれした主枝の裏側

参照(これまでのクリオオアブラムシの冬の観察):
  「クリオオアブラムシと謎の生き物」(2018年12月9日)
  「クリオオアブラムシの経過」(2021年1月19日)