2月11日のブログで、「この大型のコンクリート人工巣2種に開放蓋を作成することで、ムネアカオオアリの単独女王アリを飼育している1つのケースを除いて、現在飼育している全ての飼育容器に開放蓋を設置(38個)し終えました。」と書きましたが、この度は、38個全ての飼育容器に大気圧給水器を用意することにしました。
既に200mLの大気圧給水器は4個、25mLの大気圧給水器は8個作っていますので、残り26個を25mL用で作成しました。
月別アーカイブ: 2023年2月
飼育環境で動き出した2種のオオアリ
今日は、気温が15.3℃(15時 岡山地方気象台観測)まで上がりました。今年になってからは、1月14日に同じく最高気温が15.3℃(15時と16時 岡山地方気象台)まで上がったことがありましたが、これらの時刻での天候は、曇で日照時間が時間当たり0.0時間でした。今日の場合は、14時は14.6℃で、14時15時共に快晴で時間当たりの日照時間は1.0時間でした。つまり、ずっと晴れていた(9時から15時まで各1.0時間)わけです。アリを飼育している部屋は、南と西向きにあり、しかも2階ですので、外気温よりも室温の方が高かったと思われます。
アンテグラウンド(大型の活動室)で飼育しているアリは、活動の状況が分かりやすいのですが、この日、明らかにアリが動き出していました。
ところが、大コロニーのクロオオアリのコロニーS/N:B15006には動きはありませんでした。
大型のコンクリート人工巣2種に開放蓋作成
現在飼育中のコンクリート製の人工巣には、カップ型の人工巣の他に、直径15cmのクロオオアリ用の人工巣1個と、カブトムシの飼育容器を利用した人工巣2個があります。
2月11日、これらに開放蓋を作りました。
この大型のコンクリート人工巣2種に開放蓋を作成することで、ムネアカオオアリの単独女王アリを飼育している1つのケースを除いて、現在飼育している全ての飼育容器に開放蓋を設置(38個)し終えました。これで、飼育容器の中へのアクセスがし易くなります。
これまでに製作してきたこれら38個の開放蓋が、アリの逃亡を防げるかどうかは、今後検証することになります。
Seriaのケースで開放蓋の簡易飼育器を作成
Seriaで購入した「ClearCase DEEP」というプラスチック製の容器をまとまった数、保管していました。このケースを再利用して、2021年と2020年に新女王アリを採集したコロニーを引越、飼育することにしました。対象としたのは、クロオオアリ6コロニー(BH210523-28/31/36/46/48/53)とムネアカオオアリ1コロニー(R200603-021)です。
クリアケースには元々蓋がありませんでしたので、開放蓋を作りました。
次に極く簡易的な人工巣を作りました。3部屋から成る人工巣です。
引越は、飼育中の飼育容器から全てのコロニーの構成員を振り落とす方法で強制的に行いました。
夕刻見ると、BH210523-53が、いち早く、全構成員が巣房に入っていました。
W拡張開放蓋と25mL大気圧給水器を作成
コンクリート製のカップ型人工巣で、現在クロオオアリを8コロニー飼育しています。
蓋の部分は、W拡張蓋に取り替えることができます。
この度は、このW拡張蓋の観音開きになっている上部の蓋の部分を取り外し、開放蓋のW拡張蓋にします。
続けて、このカップ型のコンクリート人工巣用に、25mL容量の大気圧給水器を作りました。200mL大気圧給水器を小型化しています。