10月25日、クリの木の切り株でクロオオアリを見つけました。ここは、今秋これまでに生存を確認した2巣とはかなり距離が離れていて、別の巣のクロオオアリであることが明らかでしたので、蜜を与えて帰路を追うことにしました。
今年観察していたA巣の巣口に極く近い場所に巣口がありました。下写真の右に見える幹は清水白桃の木です。
この後、他のもう1匹の帰路も追い、同じ箇所に巣口があることを確認しました。
10月25日、クリの木の切り株でクロオオアリを見つけました。ここは、今秋これまでに生存を確認した2巣とはかなり距離が離れていて、別の巣のクロオオアリであることが明らかでしたので、蜜を与えて帰路を追うことにしました。
今年観察していたA巣の巣口に極く近い場所に巣口がありました。下写真の右に見える幹は清水白桃の木です。
この後、他のもう1匹の帰路も追い、同じ箇所に巣口があることを確認しました。
10日前の10月15日に、ネクタリンの木の近くの芝地に巣があることを確認しましたが、その時は、巣口が何処にあるかは分かりませんでした。
今日10月25日、その巣口を特定することにしました。
前回クロオオアリがいた箇所を観察していると、クロオオアリを見つけましたので、蜜を与え、帰路を追いました。
巣口が特定できました。
給餌のため、蜜器に蜜を入れて巣口の上方に置いておきました。
この時期、巣口としては広過ぎる穴があり、その穴から巣内を行き来するクロオオアリが見えました。
巣口はこの巣口の他にもあるようです。
このネクタリンの木の近くの芝地にあるクロオオアリの巣を仮に「W巣」と名付けます。
ところで、このW巣のクロオオアリが蜜源として利用していたのは、「ぽろたん」という品種のクリの木だったことがわかりました。
その「ぽろたん」には、小さなアブラムシが付いていました。このアブラムシは、2021年7月6日にも観察しています。
9月29日のブログでは、働きアリは2匹のままいるものの、卵が見当たらなくなったと書きましたが、今日10月20日に見ると、働きアリが1匹死んでいました。
参照:T20220910-18関連
2022年9月25日のブログ「2022年トゲアリの直短寄生の試み 3・4・5」
2022年10月6日のブログ「直短寄生5例のその後(10月6日)」
2022年10月25日のブログ「直短寄生4例のその後(10月25日)」
2022年11月22日のブログ「直短寄生が2例のみ残る」
2023年1月9日のブログ「直短寄生2例のその後(1月9日)」
2023年5月30日のブログ「直短寄生2例のその後(5月30日)」
2023年6月12日のブログ「直短寄生2例のその後 子育て開始? 成員増は不可」
2023年7月25日のブログ「孵化がまだのT20220910-18」
2023年8月1日のブログ「直短寄生のT20220910-18 巣から出る」
2023年9月18日のブログ「直短寄生のT20220910-18 働きアリが2匹に」
2023年9月29日のブログ「直短寄生のT20220910-18 卵がなくなる」
夏が過ぎて、思い出したかのように、心配事がありました。長い間、庭で極く僅かにしかクロオオアリを見なくなったことです。玄関に置いているミツバチの巣箱へ何匹かが列をなしてやって来ていたのを見たことはありましたが、その外はほんの時たま、1匹のみが歩いていのを見たぐらいでした。
そんな中、10月15日、庭でクロオオアリを見つけました。巣を特定するために蜜を与えました。
帰路を追って行くと、L 巣 B16013(2019 年 6 月 8 日移植 18 日発見)に戻って行きました。
L巣への帰路の観察と並行して、もう1匹のクロオオアリにも蜜を与えていました。
この大型のクロオオアリの帰路も追いましたが、途中で見失ってしまいました。帰路はL巣の方向ではありませんでした。
しばらくして、少し離れた別の箇所でクロオオアリを見つけましたので、同じく蜜を与えました。
帰路を追うと、前掲の大型のクロオオアリと同じ方向へと進み、ネクタリンの木の近くの芝地で見失いました。
再び、最初に蜜を与えた近くを見ると、クロオオアリが来ていましたので、蜜を付け足して、そのクロオオアリの帰路を追ってみました。すると、最初に見つけたクロオオアリと同様に、L巣へと戻って行きました。2度観察できたことから、L巣が滅びていないことが判明しました。
再び少し離れたその別の場所を見ると、複数のクロオオアリが蜜を吸っていました。
後を追って行くと、今度もネクタリンの木の近くの芝地で見失いました。どうやらその当たりに巣口がありそうです。
芝刈りを長い間していないことが、見失う原因になっているようでしたので、芝を刈り込むことにしました。
その後、芝を刈った箇所で観察していると、腹部が膨れた複数匹のクロオオアリがやって来て、巣口を探しているような行動が見られました。ただ、観察した限りでは、どのクロオオアリも巣口を見つけられないようでした。そこで、巣口を特定することは出来ずじまいになりました。巣口の特定は、後日にすることにしました。
このネクタリンの木の近くの場所は、これまでに巣のありかとして観察をしたことがない場所です。新たな発見となるコロニーなのか、それとも最も近い、といってもかなり離れているC巣のコロニーなのかは不明です。
それから1時間ほど経った頃、ネクタリンの木からは近い場所で、クロオオアリを多数見つけました。なぜ1箇所に多数集まっていたのかは調べていません。
蜜を与えておきました。帰路も観察しませんでした。
クロオオアリのコロニーBK170530-081で異変が起きていました。10月11日、活動室(アンテグラウンドⅢ)に出ている働きアリの多くが、”殺虫剤がかかったかのように”苦しがっていました。
翌日見ると、既に死んでいる個体も多数見られました。
実はこうした事態は、以前にもこのコロニーのみでなく、複数のコロニーでも見られました。同じコロニーでも、人工巣の中では見られませんでしたので、乾燥によるものとも考えていましたが、その事態が起こった季節はかなり寒くなってからでした。今回は、気候としてはまだ温暖です。
原因は不明なままです。