2021年の9月22日に、庭で単独で歩いているクロオオアリの脱翅女王アリを見つけたことがあります。結婚飛行の時期ではないため、『「移植」組のコロニーの巣が何者かに襲われ、「命辛々」逃げてきたのかも知れません』と考えました。また、その時の観察では、「腹部を見ると、結婚飛行後の女王アリのようには膨らんではなく、かなり萎んだ腹部でした」と記載しています。
今日6月30日、15時前に、3年ぶりに庭で単独で歩いているクロオオアリの脱翅女王アリを見つけました。見つけた場所は、3年前とほぼ同じ場所の庭から外に通じる階段でした。
腹部を見ると、3年前と同様に膨れていないようです。
結婚飛行直後のクロオオアリの脱翅女王アリの腹部の大きさは次の写真ようです。
このことから、今回採集した脱翅女王アリは、直前に結婚飛行を終えた新女王アリではないと考えられます。そうだとすると、この女王アリも、巣を何者かに襲われ、「命辛々」逃げてきたのかも知れません。
この女王アリをS/N:BO240630として飼育することにしました。