日別アーカイブ: 2024年6月5日

今年も「ぽろたん」で共生

2019年の2月21日に植樹したクリの木(品種名「ぽろたん」)で、クロオオアリとクリオオアブラムシが共生している様子について、直近では2022年の11月24日のブログで触れています。
6月5日、今年も両者が共生していました。

6月5日16時7分撮影

トゲアリの2コロニーの様子

T180919T210912-02の様子については、4月10日のブログで触れています。それからほぼ2ヶ月弱の6月5日の様子を記録しておきます。

1)T1809192018年9月22日 B15002(2015/05/15採集)に進入〉

人工巣リトルアンテシェルフを小型水槽の中に入れて飼育している
シェルフ2段に幼生虫がいる

2)T210912-022021年9月16日 BK170530-040(2017年5月30日採集)に進入〉

人工巣リトルアンテシェルフを活動室アンテグラウンドⅢに繋げて飼育している
シェルフ4段に幼生虫がいる

T180919とT210912-02を比べてみると、一時的社会寄生が始まった時期に3年の隔たりがあるのですが、むしろ遅くから寄生を始めたT210912-02の方が大きなコロニーになっています。
その差の要因が、単に女王アリの個体差なのか、飼育環境によるものなのかは不明です。

引越後のBH210523-32の様子

今年2回目に移植したBH210523-32のその後の様子です。現時点では、順調に引越先に定着しているようです。
昨日(6月4日)は、蛾を巣に運び込んでいました。

蛾を運ぶクロオオアリ 6月4日12時0分撮影
コンクリートブロック下のコンクリートの右方の割れ目に運び込んだ 12時0分撮影

巣の近くに蜜器を置いています。今朝(6月5日)、蜜器に砂糖水を入れました。

蜜器は境界杭に被せている 6月5日8時51分撮影

早速クロオオアリが来ていました。クロヤマアリも来ていましたが、クロオオアリに追い払われていました。

8時58分撮影
クロヤマアリが来ている 8時58分撮影

砂糖水を吸って帰って行くクロオオアリを追うと、コンクリートブロック下のコンクリートの左方の割れ目に入って行きました。

コンクリートブロック下のコンクリートの左方の割れ目に入って行った 8時59分撮影