4月12日に、展葉前のポロタンにクリオオアブラムシが多数現れたことについて書きましたが、4月30日、クリオオアブラムシが更に増えていました。



クロオオアリが来ていました。


クリオオアブラムシは、なぜか排泄物を辺りに付けないようで、葉などがべたつくのを見たことがありません。けれども、今回は、排泄物と思われる液状のものを幸運にも撮影することができました。



クリオオアブラムシの有翅成虫を2種類見ました。


この翅が透明で模様がない有翅成虫は、羽化したばかりで、これから翅の色が変わるのでしょうか。



4月12日に、展葉前のポロタンにクリオオアブラムシが多数現れたことについて書きましたが、4月30日、クリオオアブラムシが更に増えていました。



クロオオアリが来ていました。


クリオオアブラムシは、なぜか排泄物を辺りに付けないようで、葉などがべたつくのを見たことがありません。けれども、今回は、排泄物と思われる液状のものを幸運にも撮影することができました。



クリオオアブラムシの有翅成虫を2種類見ました。


この翅が透明で模様がない有翅成虫は、羽化したばかりで、これから翅の色が変わるのでしょうか。



翌日になると、巣作りが進んでいました。



正午過ぎに人工巣を見ると、もう僅かしか幼生虫が残っていませんでした。

女王アリも引越したようです。残念なことに、女王アリの引越を観察できませんでしたので、どの巣作りの場所に引っ越したのかは断定できませんでした。ただ、幼生虫が大量に運び込まれていた玄関脇だろうとは思います。
17時過ぎになっても、まだ幼生虫や仲間が運ばれていました。


18時頃になると、幼生虫の引越もほぼ全て終わったようでした。

敷石と敷石の隙間で巣作りをしていた働きアリたちは、ほぼ全部かどうかの判断はできないのですが、玄関脇の巣に合流したように思えました。
他方で、花壇側面の岩の隙間では、女王アリが引越を済ませていた正午以降も巣作りが継続していました。引越元の人工巣との行き来がある中でのことですが、それにもかかわらず、コロニーの分裂が起こっていました。


B200603-075は、2020年の6月3日に駒ケ根市内で新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーです。かなり大きなコロニーになっています。


4月29日、このコロニーを庭に移植することにしました。移植は、今年になって3コロニー目です。


昼過ぎには、既に多くの働きアリがミツバチの巣箱から出て、地面を歩いていました。

15時ごろになると、2箇所で巣作りが始まっていることに気づきました。



17時頃になると、幼生虫や仲間の引越が始まっていました。



人工巣の中を見ると、まだ多数の幼生虫がいました。引越は始まったばかりなのでしょう。

ところで、巣作りはこの2箇所以外でも始まっていました。ミツバチの巣箱を置いているすぐ横には花壇があるのですが、その花壇の側面の岩の隙間でも土粒を運び出している働きアリがいました。

こちらの花壇側にも働きアリが出かけていて、在住のクロオオアリと喧嘩になっていました。

3月25日に移植を開始したBH210523-37が、4月19日には引越を完了していました。そのブログで、「今回の移植の引越先は、2箇所巣口ができたとは言え、ほぼ同一箇所であることから、引越先が分裂しなかったと言えそうです」と書きましたが、今日気づくと、花壇の反対側でも巣作りをしていました。
下の写真では、これまでは、左下の岩の下方と左方に巣口が開かれていましたが、それらの箇所に加えて、写真右の大きな岩の(写真で見て)上方でも何箇所か巣作りをしていました。




これらの巣作りが、以前からの2箇所の巣作りと全て地中で繋がっていれば良いのですが、少しばかり離れ過ぎているようにも感じます。
ちなみに、以前からの2箇所の巣作りの箇所では、とても多くの土粒が運び出されていて、かなり巣穴が広がっていると思われます。


今日、花壇の岩の上で、初めての光景を見ました。鳥の糞の跡のように思える白いところにクロオオアリがいて、関心を示しているようでした。

「白い物体」の正体は、やはり鳥の糞なのかも知れません。
B200603-067は、新女王アリを2020年6月3日に駒ケ根市で採集したコロニーです。



このコロニーを4月21日、ミツバチの飼育箱の中に入れて、庭に移植しました。



今年第1回目の移植の時とは違って、すぐに働きアリが多数巣門から出て来ました。

16時過ぎに見に行くと、採集活動をしていました。また、巣門にはフタフシアリ亜科のアリの死体が散乱していました。




翌日の4月22日、ミツバチの巣箱の中の人工巣の様子を見ると、かなり働きアリが減っていました。ですが、幼生虫は多数いました。

どこかで巣作りが始まっているのかも知れないと思い捜していると、3箇所見つけました。




その翌日の4月23日、働きアリが、かなり活発にミツバチの巣箱を出入りしていました。

ミツバチの巣箱のすぐ横のコンクリードブロックを伝わって、東方面へと行き来していました。その先まで追って行くと、庭の畑地のコンクリードブロックの小さな穴が巣口になっていました。

しかし、最も多くの働きアリがいる場所は、その東端までは行かない途中のコンクリートブロックの継ぎ目のある場所でした。その場所へ、仲間の働きアリを運んでくる働きアリがいました。



ミツバチの巣箱を開けて人工巣の様子を見ると、働きアリはいましたが、幼生虫が運び去られていました。いつの間にか、女王アリも引越を終えていたようです。

このコンクリートブロックの継ぎ目の少し西よりの真下に、もう一つの巣作りをしている場所がありました。

その翌日の4月24日、もうすっかり引越が完了していました。行列の東端のコンクリートブロックの小さな穴へと向かう働きアリは見かけなくなっていました。しかし、移植の翌日に見つけた巣作りをしていた3箇所では、働きアリが引き続き土を運び出していました。




コロニーがこのまま分散してしまうのでしょうか。心配です。
この巣を20-250421巣(女王アリの採集年と移植年月日)と名付けます。
3月25日に移植を開始したBH210523-37が、4月11日になって引越先候補で巣作りを始めていたのですが、4月16日にはほぼ引越が終わりを迎えていました。


そして、4月19日になると、引越は完了していて、僅かに働きアリがいました。


引越先の2箇所では、引き続き、巣作りが行われていました。


今回の移植の引越先は、2箇所巣口ができたとは言え、ほぼ同一箇所であることから、引越先が分裂しなかったと言えそうです。
この巣の名称ですが、これまではアルファベットを使ってきましたが、女王アリの採集年と移植年月日を用いて、21-250325巣と名付けます。
越冬幼虫が育ち始めています。トゲアリの幼虫の方が、クロオオアリの幼虫よりも早くから育ち始めていたようです。




ここで、疑問に思うことがひとつあります。と言うのは、まだ今年になって1度も昆虫などのタンパク源を与えていないことです。これらの幼虫は、昆虫などの餌を食べずに成長していることになります。
このことについて、かつてのブログで触れたことがあります。2014年4月5日のブログ「食物の貯蔵とリサイクル」をご参照下さい。
3月25日に移植を開始したBH210523-37ですが、2日後の様子を見ると、ミツバチの巣箱の巣門を土粒や芝生の枯葉などを塞ぎ始めていました。


地面を連なって歩いている働きアリも見かけました。ただ行き先は確かめませんでした。

それから2週間ほどの間、目立った変化に気づきませんでしたが、4月11日になって、東側の花壇の岩の隙間で巣作りをしている働きアリを見つけました。


ここは、巣箱から5m程離れた場所です。

巣門はかなり土粒などで塞がれていました。巣作りの場所と行き来している働きアリも多数見かけました。


翌日、新たに気づいたことがありました。巣作りをしていた岩の反対側の岩と岩の隙間でも巣作りが始まっていました。

ミツバチの巣箱の側面にクリオオアブラムシがいました。

こんな場所にいるはずはないと思い、すぐ横のポロタン(クリの品種名)を見ると、あちこちにクリオオアブラムシがいました。クロオオアリが来ていました。





まだ、展葉前の時期にこれほど多くのクリオオアブラムシを見るのは、これが初めてになります。
昨年の春、T巣が生存していることが確認できたのは、4月7日でした。今年は、4月11日になりました。
(T巣:BK170530-133+BH170521-023 2020年9月27日移植 10月26日引越定住)
八朔の根本に近い所にクロオオアリがいましたので、蜜を与え、帰路を追うことにしました。


この先には、T巣があります。そこで、先回りをして、踊り場に下りて横周りを見ると、巣口が開いていました。

やがて、先程の蜜を吸ったクロオオアリが巣に戻って来ました。

今年の巣口は、昨年の巣口よりも上方に移動していました。

