月別アーカイブ: 2025年5月

4回目の移植(BH18024)のその後(〜5/22)

5月4日に移植を開始したBH18024のその後を記録しておきます。

5月12日の様子

幼生虫がかなり少なくなっている
黒いプラ丸杭の横(巣箱から80cm)
五葉アケビの根元(巣箱から40cm)
移植巣箱から0.8m程離れたコンクリートブロックの穴での巣作りはしていなかった
上の写真の箇所から1.3m程離れたところにあるコンクリートブロックの穴でも巣作りはしていなかった
南フェンスの裏側でも巣作りはしていなかった

5月15日の様子

5月12日よりは少なくなっていた

5月16日の様子

黒いプラ丸杭の横の巣 オオズアリが出入りしていた
移植から12日後に引越が完了したようだ

5月19日の様子

溝沿いの場所(巣箱から1.4m)では巣作りが継続していた
黒いプラ丸杭の横では、クロオオアリの姿はなかった
5月12日同様に南フェンスの裏側で巣作りはしていなかった

5月22日の様子


溝沿いの場所(巣箱から1.4m)のみ巣作りが見られた

移植2・3回目のその後

今年になって、これまでにクロオオアリのコロニーを4回庭に移植してきました。
 1回目 3月25日 BH210523-37 くりぽろたんの横 21-250325巣
 2回目 4月21日 B200603-067 南斜面下 20-250421巣
 3回目 4月29日 B200603-075 西平面
 4回目 5月  4日 BH18024        ブドウ園
その内、2回目と3回目についてのその後を記録しておきます。

2回目:

最も多くの働きアリがいたコンクリートブロックの継ぎ目のある場所の少し西よりの平地に
新たに巣口ができていた 5月19日撮影

3回目:

移植を始めて15日経つが、どこからか仲間を運んでいる働きアリがいた。
すぐ右横のイワダレソウの中に入って行った 5月14日撮影
玄関前のこの割れ目から出入りするクロオオアリを見かけなくなった 5月19日撮影
上の写真と同じ日に、ミツバチの巣箱を置いていたすぐ横の花壇の岩で巣作りをしていた。
移植を始めて20日も経っている 5月19日

2022年女王アリ死亡のB120614-86の働きアリ

B120614-86は、クロオオアリのコロニーで、2022年に女王アリが死亡しています。2022年から23年にかけて越冬幼虫がいましたので、それらの中から働きアリが6月頃には誕生したと思われ、これらの働きアリが最後の世代になったと考えられます。
2025年の5月15日現在、およそ50匹ほどの働きアリがいます。羽化して2年程が経っていることになります。

B120614-86 およそ50匹ほどの働きアリがいる 2025年5月9日撮影

共存の試み5ケース

BH240518-19は、昨年の5月18日に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーですが、昨年の8月24日には既に女王アリが死んでいました。

BH240518-19 既に女王アリはいない 2025年5月9日13時46分撮影

BH210523-60は、2021年5月23日に新女王アリを採集したクロオオアリの女王アリです。小規模のコロニーを形成していましたが、今年の5月9日には既に働きアリが全滅していました。女王アリは生きてはいたのですが、かなり弱っていました。
この女王アリをBH240518-19の中に入れ、共存を試みました。

BH240518-19の働きアリから攻撃されている 5月9日13時49分撮影

BH210523-60はかなり弱っていましたので、BH240518-19の働きアリから攻撃されても反撃ができずにいました。
この状況下で、働きアリが3匹のみ生き残っているBH240518-01のコロニー(BH240518-19と同様に昨年の5月18日に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニー、昨年の7月30日には既に女王アリが死んでいた)を追加合併しました。

追加合併直前のBH240518-01のコロニー 働きアリが3匹のみ生き残っている 13時50分撮影

更に15時過ぎに、昨年の5月18日に採集した新女王アリのBH240518-54(働きアリ・幼生虫がいない)を合併コロニーの中に入れました。

合併直前のBH240518-54 5月9日15時9分撮影

BH240518-54は、働きアリからの攻撃を交わし、働きアリを殺しはしませんでした。
17時前には、始めに投入した女王アリBH210523-60が死んでいました。

死んだBH210523-60 16時54分撮影

そして今度は、ムネアカオオアリの単独女王アリRH240518をこの合併コロニーの中に入れました。この女王アリは、卵を産んでいました。合併すると、卵はクロオオアリの働きアリに受け入れられたように見えましたが、5月15日には、卵は無くなっていました。
ムネアカオオアリの女王アリは、クロオオアリの働きアリから絶えず攻撃を受け、応戦してムネアカオオアリの女王アリは、クロオオアリの働きアリを3匹ほど殺しました。しばらくは様子見をしていたわけですが、戦いが収まりそうもなかったので、ムネアカオオアリの女王アリを取り出しました。

ムネアカオオアリRH240518 卵を産んでいる 5月9日16時56分撮影
卵は受け入れられたように見えた 16時58分撮影

この後、最後の合併を行いました。今度も女王アリがいないBH240518-21(女王アリの死亡日の記録なし)のコロニーを合併させました。

合併前のBH240518-21
BH240518-21の簡易飼育器を逆さにして重ねた 3箇所の穴で上下の飼育器が繋がっている 17時33分撮影

2日後のほぼ同時刻、上の簡易飼育器(クリアーケースミニ)にいた働きアリは、下の飼育器に移動していました。

5月11日17時26分撮影
クロオオアリの女王アリが見える 5月11日17時27分撮影

2番目に投入したクロオオアリの女王アリBH240518-54は、この合併コロニーに馴染んでいました。

以上の共存の試みから次のことが言えそうです。

1)2年目の同世代(コロニー創設期の最初に羽化した働きアリ)の働きアリ同士は、共存できる。
2)コロニー創設の翌年のクロオオアリの働きアリと、同期のクロオオアリの女王アリは共存できるが、女王アリが働きアリからの攻撃を交わすことができることが共存の条件となる。
3)2年目の同世代であっても、ムネアカオオアリの女王アリとクロオオアリの働きアリとでは、共存できない。ムネアカオオアリの卵は、クロオオアリには受け入れられない。

二十世紀梨に別種のアブラムシ

梨の木に付くアブラムシについては、2019年6月2022年6月に触れています。
今年もアブラムシが付き始めていました。

5月11日10時15分撮影

ただ、これまでに触れてきたアブラムシとは種が違うのかも知れません。これまでのナシミドリオオアブラムシの場合は、葉の主脈の両側に整然と並んでいるのですが、今回見つけたアブラムシはそのようではありません。また、葉が巻いてきている点でも違いがあります。種名までは分かりませんが、このアブラムシは恐らく別の種なのでしょう。

BH170521-025+BH170520-001の新たな巣口

今年の4月12日のブログ「BH170521-025+BH170520-001との再会」で5年ぶりに庭で再会したクロオオアリのコロニーの巣について書きましたが、それからほぼ1ヶ月が経って、その時の巣口の上方に別の巣口が開かれていました。

巣口の回りにいろんなものが置かれている 5月11日撮影

鳥の糞を運んできた働きアリがいました。

8時36分撮影
巣口に入るところ 8時36分撮影

小石を運んできた働きアリがいました。

8時37分撮影
8時38分撮影

2023年採集のムネアカオオアリの飼育ケース間引越

2023年に新女王アリを採集したムネアカオオアリのコロニーRH230604-02を、5月9日、より広い飼育器に引越させました。引越先は、リトルアンテシェルフと開放蓋式アンテフィーダーを繋いだ飼育器です。
飼育していたカップ型コンクリート人工巣からコンクリート部分を取り出し、開放蓋式アンテフィーダーの中に生体を落とし込みました。

引越前 カップ型コンクリート人工巣 5月9日撮影

引越の2日後(5月11日)には引越が完了していました。

開放蓋式アンテフィーダーからリトルアンテシェルフの中へ移動していた 5月11日17時30分撮影
リトルアンテシェルフの中 5月11日17時31分撮影

4回目の移植(BH18024)のその後(〜5/9)の様子

5月4日に移植を開始したBH18024のその後の様子です。

5月6日の様子

幼生虫はまだたくさん残っている 15時14分撮影
15時14分撮影
コンクリートブロックの穴とは反対の方向へ幼虫を運んでいる働きアリがいた 15時19分撮影
その働きアリの後を追ってみると、ミツバチの巣箱に近づいた 15時21分撮影
ミツバチの巣箱へと登って行った 15時21分撮影
この後ミツバチの巣箱へと入って行った 15時22分撮影
新たな巣作りの場所 五葉アケビの根元 移植巣箱に近い(巣箱から40cm) 15時22分撮影
昨日から巣作りが始まっていた南フェンス裏側の様子 15時27分撮影
上写真の巣口 15時29分撮影

5月7日の様子

五葉アケビの根元の巣作りの場所辺りで幼虫を運ぶ働きアリ 7時3分撮影
その働きアリを追って行くと、南フェンス裏側へと運んで行った 7時6分撮影
南フェンス裏側の様子 7時7分撮影
幼生虫はまだかなり残っている 17時1分撮影

5月8日の様子

幼生虫が大分少なくなっている 11時22分撮影
五葉アケビの根元 僅かに働きアリがいた 11時24分撮影
コンクリートブロックの穴 穴の中にもその周辺にもクロオオアリはいなかった 11時25分撮影
コンクリートブロックの穴 穴の中にもその周辺にもクロオオアリはいなかった 11時25分撮影
南フェンス裏側 僅かに働きアリがいた 11時27分撮影

5月9日の様子

幼生虫の数は前日とあまり変わらない 8時44分撮影
五葉アケビの根元 湿っている土があるので巣作りをしているようだ 8時41分撮影
新たな巣作りの場所が2つ 巣箱に近い黒のプラ丸杭の横と巣箱からより遠い黒のプラ丸杭の横
巣箱に近い黒のプラ丸杭の横(巣箱から80cm) 8時40分撮影
巣箱からより遠い黒のプラ丸杭の横 8時58分撮影
新たな巣作りの場所が2つ 溝沿いの場所(写真左上方 巣箱から1.4m)と写真左下方の茶色の場所(巣箱から3.4m)
溝沿いの場所 8時59分撮影
巣箱から3.4mの場所 8時59分撮影
南フェンス裏側 働きアリは僅かになったが巣作りをしていた 9時9分撮影

5月9日までに、8箇所で巣作りが見られました。これは引越先が定まっていないことを現しています。以下に記録した観察からも、引越先に迷いがあることが分かります。

1匹の働きアリが仲間を咥えて運んでいた 南フェンス裏側からのようだ 8時42分撮影
その働きアリは、コンクリートブロックの穴の中に仲間がいたが、通り過ぎた 8時42分撮影
別の働きアリが幼虫を咥えて運んでいた 南フェンス裏側方面に向かっている 8時48分撮影
その働きアリは、コンクリートブロックの穴の中に仲間がいたが、通り過ぎた 8時49分撮影
巣箱に近い黒のプラ丸杭の横方面から幼虫を運んで来た働きアリがいた 9時1分撮影
巣箱の横を通り…… 9時1分撮影
五葉アケビの根元辺りで姿を消した
別の幼虫を運ぶ働きアリ この働きアリも五葉アケビの根元辺りで姿を消した 9時2分撮影
別の卵を運ぶ働きアリ この働きアリも五葉アケビの根元辺りで姿を消した 9時5分撮影

2024年採集のクロオオアリの飼育ケース間引越

2024年に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーが、5月9日現在39コロニーあります。これまでは、Seriaが販売しているプラスチックケースで飼育していましたが、より広い飼育スペースで飼育するために、5月9日、その内の6コロニーを引越させることにしました。

1)BH240518-50

丸形のコンクリート飼育器

2)BH240518-28

引越前
引越後

3)BH240518-40

引越前
引越後

4)BH240518-08・BH240518-10・BH240518-47

カップ型コンクリート製人工巣

トゲアリの寄生の試みの1と4の引越

同日のブログで記述しているトゲアリの寄生の試みの1と4を引越させることにしました。
引越先は、小型水槽に入れたリトルアンテシェルフです。ただ、巣になっているカップ型のコンクリート飼育器を分解することなく、開放蓋を取り除いて小型水槽の中に入れましたので、引越には時間がかかるかも知れませんし、そもそも引越が行われるのかは分かりません。

寄生の試み1のT20220910-53
寄生の試み4のT20220910-44

2022年一時的社会寄生の試みの様子(2025年5月9日)

2022年9月に行ったトゲアリの一時的社会寄生については、直近では昨年(2024年)の10月16日に記述しています。
以下は今年(2025年)の5月9日の様子になります。
トゲアリの寄生の試み 1 (BH210523-18にT20220910-53が寄生 )

トゲアリの寄生の試み 3 (BH210523-21にT20220910-65が寄生 )

トゲアリの働きアリはいない
女王アリは健康そうだが、幼生虫はいない

トゲアリの寄生の試み 4 (BH210523-23にT20220910-44が寄生 )

トゲアリの寄生の試み 5 (BH210523-29にT20220910-67が寄生 )
T20220910-67は、産卵はしましたが、孵化することはありませんでした。クロオオアリを含め、全滅していました。

トゲアリの女王アリの死体

トゲアリの寄生の試み 2 (BH210523-19にT20220910-54が寄生 )
こちらを参照

T210912-02・T180919・T20220910-54の様子

T210912-02は、現在飼育しているトゲアリのコロニーの中では、2番目に大きなコロニーです。アンテグラウンドⅢを活動室にしています。

T210912-02 2025年5月9日撮影

T180919は、現在飼育しているトゲアリのコロニーの中では、3番目に大きなコロニーです。人工巣リトルアンテシェルフを小型水槽に入れて飼育しています。

T180919 2025年5月9日撮影

T20220910-54は、現在飼育しているトゲアリのコロニーの中では、4番目に大きなコロニーです。人工巣リトルアンテシェルフを小型水槽に入れて飼育しています。トゲアリの寄生の試み 2(BH210523-19に寄生 )です。

T20220910-54 2025年5月9日撮影

ほぼ3年間生きているクロオオアリの働きアリ

アンテグラウンドⅢを活動室として使用しているトゲアリのコロニーT210912-02には、今もクロオオアリの働きアリが生きています。昨年と比べれば、極僅かになっていますが、4匹確認できました。

2025年5月9日撮影
2025年5月9日撮影
2025年5月9日撮影
2025年5月9日撮影

T210912-02がクロオオアリのコロニーへ寄生を始めたのは、2021年9月16日でしたので、それ以後は、クロオオアリの女王アリは産卵をしていないことになります。2021年から2022年にかけての越冬幼虫はいたわけですから、最も若いクロオオアリの働きアリは、2022年の7月ごろまでには成虫になったと考えられます。そこで、クロオオアリの働きアリの成虫の寿命は、長生きしているこれら4匹の場合は3年ほどになります。

関連ブログ
①「働きアリの寿命」(2012年8月31日)
 「1年以上(生存中)」
②「1匹だけ育った働きアリ」(2021年8月31日)
 「成虫になって1年(生存中)」
③「働きアリの寿命」(2013年3月25日)
 「今年で2回目の春を迎えようとしている(生存中)」
 「約20ヵ月生きている(生存中)」
④「働きアリの寿命(その2)」(2013年6月10日)
 「23ヵ月間(確定)」「3年目を越えるのはもう目前(生存中)」
⑤「働きアリの寿命(その3)」(2014年6月19日)
 「最長で2年と11ヶ月近く生きていた(確定)」
⑥「外勤が少ないトゲアリ」(2020年5月29日)
 「最短でも11ヶ月ほど(生存中)」
⑦「トゲアリの様子 2020年10月」(2020年10月15日)
 「1年と4ヶ月以上に渡って生きている(生存中)」
⑧「ほぼ2年間生きているクロオオアリの働きアリ」(2021年5月31日)
 「ほぼ2年間生きている(生存中、例外的)」
⑨「クロオオアリの働きアリの寿命」(2024年8月9日)

今年4回目の移植 BH18024

BH18024は、2018年に蒜山高原で新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーです。

BH18024 5月4日撮影
BH18024 5月4日撮影

5月4日、このコロニーを庭に移植しました。

ミツバチの巣箱に飼育器のまま開放蓋を外して入れた 水槽の中の板は梯子代わり 5月4日15時36分撮影
移植した環境 ブドウ園の片隅

翌日の5月5日、17時頃に見に行くと、巣作りが始まっていました。そこは、ミツバチの巣箱から0.8m程離れたコンクリートブロックの穴でした。

17時3分撮影
左中央奥の茶色の土が見えるところが巣作りの場所

さらにそこから1.3m程離れたところにあるコンクリートブロックの穴でも巣作りをしていました。

左側が最初に見つけた巣作りの場所 右側が2番目に見つけた巣作りの場所
巣作りの場所 同じくコンクリートブロックの穴で巣作りをしていた 17時6分撮影 

人工巣の中を見ると、まだ多くの幼生虫がいました。幼生虫の引越はまだ始まっていないようでした。

働きアリは少なくなっていた 17時20分撮影

北フェンスの裏側に回ってみると、クロオオアリが喧嘩をしていました。今まで気づかなかったのですが、近くにクロオオアリの巣がありそうです。

17時27分撮影
17時27分撮影

さらに、南フェンスの裏側で、もう一箇所巣作りをしているのを見つけました。そこは、ミツバチの巣箱からは4.3m程離れたところでした。

17時29分撮影
写真下の土粒が重なっているところが巣作りをしているところ