月別アーカイブ: 2025年6月

クリオオアブラムシとアミメアリとの共生

今年の6月6日のブログで、ぽろたん(栗の品種名)にクリオオアブラムシがいて、クロオオアリとアミメアリが来ていることに触れていますが、今日(6月26日)見ると、ぽろたんにアミメアリだけがやって来ていました。

栗の実が次第に大きくなってきている
一見、アブラムシがいないように見える
14時33分撮影
14時34分撮影
クリオオアブラムシの体形がこれまで見た個体と比べて丸っこくなっている 14時36分撮影
単独になっている個体もいた 14時38分撮影

女王アリの幼虫が蛹化 B15006

B15006では、2022年以来、毎年女王アリが生まれています。今年で4年目を迎えたことになります。
女王アリの幼虫で、既に蛹化した繭とこれから蛹化する幼虫が混在しています。
また、働きアリになる卵も多数ありました。

6月17日

女王アリの幼虫が育っている まだ蛹化はしていない

6月25日

卵がたくさんある
女王アリの幼虫
女王アリの繭が多数あった
女王アリの繭

6月26日

女王アリの繭と女王アリの幼虫が混在している

自然界のクロオオアリのコロニーの生存年数を考察すると

 私が今の家に引越をしてきたのは、2015年の10月でした。それ以前から、庭でクロオオアリを見かけていましたので、庭のどこかにクロオオアリの巣があるだろうと思っていました。
 クロオオアリの巣口を発見したのは、その翌年で、主に3つのコロニーでした。
 A巣 2016年 4月13日発見
 B巣 2016年 4月  5日発見
 C巣 2016年 4月11日発見

 A巣とB巣については、その後いつしか区分が難しくなってしまいました。それは、毎年、巣口が移動するからです。そのため、2024年まで結婚飛行を行っていたコロニーが、A巣なのかB巣なのか分からなくなっていたのですが、そういう事情を踏まえた上で、A巣だとしてきました。B巣は2019年の春までに滅亡したと考えてきました。
 そのA巣ですが、今年は結婚飛行を見ることなく、そもそもコロニー自体が滅亡したと思われます。もしそうであれば、2016年春から2024年末までは生存していたということになり、短くても9年間はコロニーが存続していたことになります。
 2016年5月27日のブログで、
「ところで、結婚飛行が行われたのは、B巣だけでした。A・C・D巣では羽アリは出て いませんでしたので、巣ができてから日が浅く、まだ羽アリが生まれていないのかも知れません。」
と記しています。
 A巣が結婚飛行を始めて行ったのは、記録によると2018年でした。すると2024年までの6年間にわたって結婚飛行を行ったことになります。2016年春にコロニーを確認したと書きましたが、その2年後には女王アリと雄アリが結婚飛行をしたのですから(羽アリの羽化はその前年)、2016年よりもかなり以前にコロニーが誕生していたことになります。
 ここで飼育しているクロオオアリのコロニーを参照して、A巣がいつ頃誕生したのかを考えてみましょう。現在最も大きなコロニーのB15006の記録を参照します。
 B15006は2015年に新女王アリを採集したクロオオアリのコロニーです。このコロニーで始めて羽アリが羽化したのは、2021年のことです。ただ、雄アリだけでした。そして、その翌年の2022年になって女王アリが羽化しました。
 このことから、女王アリの羽化で考えると、コロニーの創設から女王アリが羽化するまでには7年かかったことになります。
 これをA巣に当てはめると、2017年から7年前の2010年にコロニーが創設されたことになります。その推察が正しければ、A巣は14年間生存し続けたことになります。
 日本の自然界のクロオオアリのコロニーの生存年数について、僅かに1例ですが、この考察がひとつの参考になればと思います。

羽化が進むトゲアリ

6月13日のブログでも、飼育下のトゲアリの様子を書いていますが、トゲアリの羽化がかなり進んでいます。

ごみ捨て場所には繭の抜け殻がたくさん捨てられている 6月17日撮影
改めて成虫を見ると、胸部がまだ明るい橙色の個体が多く見られる 近日生まれたのだろう 6月17日撮影

清水白桃のアブラムシとヒラタアブ

庭の清水白桃にアブラムシが付いていました。

6月13日17時2分撮影

他の葉裏には、ヒラタアブの幼虫もいました。(別種のヒラタアブの幼虫を栗の木でも観察しています)

写真の左右に1匹ずつ映っている 17時1分撮影

クロオオアリがやって来ていました。

17時0分撮影
17時3分撮影
17時4分撮影

T210912-02のコロニーからクロオオアリは全て死亡

5月9日に、「トゲアリのコロニーT210912-02には、今もクロオオアリの働きアリが生きています。昨年と比べれば、極僅かになっていますが、4匹確認できました」と書きましたが、6月13日までにクロオオアリの働きアリは全て死亡していました。

クロオオアリの働きアリは見当たらなかった 6月13日撮影

庭のクロオオアリの結婚飛行 今年はC巣のみ

今年は、庭のクロオオアリで結婚飛行をしたのはC巣のみだったようです。

C巣 写真右下に巣口がある 5月19日撮影
雄アリが巣口から出ていた 飛翔するところは見なかった 5月19日16時40分撮影
巣口の様子 5月20日15時6分撮影
雄アリが一匹出て来ていた 飛翔するところは見なかった 5月20日15時45分撮影
羽アリは巣口から出ていなかった 5月21日17時4分撮影
雄アリが複数匹見られた 飛翔するところは見なかった 5月22日17時44分撮影

それから、6月の中旬まで記録していなかったのですが、6月12日になって、何匹か有翅女王アリが巣から出てきて、飛翔を試みていました。飛び立つところは見ませんでしたが、飛び立った女王アリもいたと考えられます。

飛び立とうとしている有翅女王アリ 6月12日18時14分撮影
飛び立とうとしている雄アリ 6月12日18時15分撮影

その後のクリオオアブラムシ(5/21・6/6)

4月30日にはとても繁栄していたポロタン(栗)の木のクリオオアブラムシですが、5月21日にはほぼいなくなっていました。

クリオオアブラムシはほぼ見当たらない 5月21日17時0分撮影
わずかだが、クリオオアブラムシがいた 5月21日17時2分撮影

6月6日に観察すると、少しですがクリオオアブラムシが増えていました。

6月6日11時22分撮影
6月6日11時25分撮影

クロオオアリとアミメアリが来ていました。

クロオオアリ 11時16分撮影
クロオオアリ 11時22分撮影
アミメアリ 11時26分撮影

アオオビハエトリもいました。

クリオオアブラムシがいる場所でアオオビハエトリを見つけた 11時26分撮影
11時28分撮影