トゲアリの新女王アリ 生き残っているのはなぜ?

クロオオアリのコロニーBH210523-53の中に、かなり前(記録していない)からトゲアリの脱翅女王アリが入っていました。この女王アリは、T140906-40のコロニーから来たと考えられます。

今のBH210523-53の中の様子 10月15日撮影

その女王アリが今も生きています。クロオオアリの働きアリとの関係を観察すると、クロオオアリから攻撃を受けていないのです。ただ、右の前肢を失っています。

10月15日11時4分撮影
クロオオアリから攻撃されていない 11時5分撮影

このクロオオアリのコロニーには女王アリがいます。

11時5分撮影

トゲアリの女王アリは、普段は大気圧給水器の給水箇所に頭部を入れてじっとしています。

トゲアリの女王アリの普段の様子 10月15日16時10分撮影

このトゲアリの女王アリは、寄生していないにも関わらず、攻撃を受けていないということが不思議なのです。
今年の観察では、8月31日のブログ「クロオオアリのコロニーにトゲアリの新女王アリが入る」と9月17日のブログ「一時的社会寄生の試みを継続 寄生時期と成功率の関係は?」では、何れも寄生できなかった場合にトゲアリの女王アリは、クロオオアリの働きアリに殺されています。
このトゲアリの女王アリは今後どうなるのでしょうか。

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