今年2回目の移植 B200603-067

B200603-067は、新女王アリを2020年6月3日に駒ケ根市で採集したコロニーです。

移植直前のB200603-067 4月21日13時17分撮影
同上
同上 たくさんの幼生虫が育ちつつある

このコロニーを4月21日、ミツバチの飼育箱の中に入れて、庭に移植しました。

13時28分撮影
ホース接続用の2箇所のアクリルパイプのシリコン栓を外した 13時29分撮影
移植した環境 庭の南面下

今年第1回目の移植の時とは違って、すぐに働きアリが多数巣門から出て来ました。

13時47分撮影

16時過ぎに見に行くと、採集活動をしていました。また、巣門にはフタフシアリ亜科のアリの死体が散乱していました。

テントウムシの死体があったようだ 16時8分撮影
右の働きアリは白い塊を咥えている 16時9分撮影
小さな物体が点在している 16時9分撮影
拡大してみるとアリの死体だとわかる 16時11分撮影

翌日の4月22日、ミツバチの巣箱の中の人工巣の様子を見ると、かなり働きアリが減っていました。ですが、幼生虫は多数いました。

4月22日15時22分撮影

どこかで巣作りが始まっているのかも知れないと思い捜していると、3箇所見つけました。

一箇所目
移植場所の西方6m程離れた場所 写真左下辺りで巣作りをしていた
二箇所目 移植場所から西方の坂の上で巣作りをしていた 移植場所からは4.6m程離れている
三箇所目 移植場所から西方の坂の上で巣作りをしていた 移植場所からは3.4m程離れている

その翌日の4月23日、働きアリが、かなり活発にミツバチの巣箱を出入りしていました。

4月23日15時31分撮影

ミツバチの巣箱のすぐ横のコンクリードブロックを伝わって、東方面へと行き来していました。その先まで追って行くと、庭の畑地のコンクリードブロックの小さな穴が巣口になっていました。

行列の東端はコンクリートブロックの小さな穴がある場所だった 15時40分撮影

しかし、最も多くの働きアリがいる場所は、その東端までは行かない途中のコンクリートブロックの継ぎ目のある場所でした。その場所へ、仲間の働きアリを運んでくる働きアリがいました。

写真左下辺りのコンクリートブロックの継ぎ目に、より多くの働きアリがやって来ていた
コンクリートブロックの継ぎ目
仲間の働きアリを運んできた 15時48分撮影

ミツバチの巣箱を開けて人工巣の様子を見ると、働きアリはいましたが、幼生虫が運び去られていました。いつの間にか、女王アリも引越を終えていたようです。

幼生虫が運び去られていた 16時7分撮影

このコンクリートブロックの継ぎ目の少し西よりの真下に、もう一つの巣作りをしている場所がありました。

写真下方の大きめのコンクリートの隙間でも巣作りをしていた 16時13分撮影

その翌日の4月24日、もうすっかり引越が完了していました。行列の東端のコンクリートブロックの小さな穴へと向かう働きアリは見かけなくなっていました。しかし、移植の翌日に見つけた巣作りをしていた3箇所では、働きアリが引き続き土を運び出していました。

行列の東端のコンクリートブロックの小さな穴 ここには働きアリが来なくなっていた 4月24日8時32分撮影 
一箇所目(写真をクリックすると見やすくなります)
二箇所目(写真をクリックすると見やすくなります)
三箇所目(写真をクリックすると見やすくなります)

コロニーがこのまま分散してしまうのでしょうか。心配です。

この巣を20-250421巣(女王アリの採集年と移植年月日)と名付けます。

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