前回のブログの3つ目の巣で、クロオオアリが蜜のある場所と巣とを往復する道を比べてみると、同じアリでも、途中の道が同じでないことが分かります。歩くルートがずいぶんと違っているのです。
アリはお尻から液を出して道しるべにしているとよく言われますが、必ずしもそうではないようです。蜜を発見して巣に戻る際も、腹部から液を出してはいないような歩き方をしていました。アリは、方位のようなものに頼っているように思えます。
クロオオアリが、明らかにお尻から液を出して道しるべにする様子は、2013年6月12日のブログ「マーキングを撮る」で触れています。何匹かが群がって、餌探しに出かける時だと思われますが、この場合は、お尻から液を出しているようです。
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