昨年の9月まで住んでいた家の庭にクロオオアリやムネアカオオアリのコロニーを移植?(適当な言葉がないため)したことについては、2011年7月のブログ等で詳しく触れていますが、いずれも移植に成功していません。移植が成功しなかったのは、検証できてはいませんが、庭に蜜源がほぼなかったことが原因だろうと考えています。
昨年の10月から住み始めた新居の庭には、毎年春にあちこちでカラスノエンドウが咲き乱れます。ですから、春一番の豊富な蜜源がこの庭にはあるのです。この新居の庭に蟻を移植すれば、今度は成功するかも知れません。
まずは飼育中の4つのコロニーを庭に移植することにしました。
これらは、採集からの飼育年数は長いのですが、家族の規模が小さいコロニーです。
移植の方法ですが、この人工巣のままコンクリートの上面の高さまで地中に埋めます。そうすることで、巣穴が地中に拡張され、家族の全部が人工巣から地中へと移転して、やがてはこの人工巣を地中から引き抜いてもよいようにします。そのために、〈人工巣から地中へ抜ける穴〉と、コンクリートの上部横にしばらくの間〈地上へ通じる穴〉を空けておきます。
これら4つのコロニーを元花壇の四隅に埋め込みました。
以下は同日のしばらく経った各コロニーの様子です。
日射と雨を防ぐため、お皿をかぶせておきました。
ピンバック: 庭にクロオオアリが定住 | anttech.jp
ピンバック: anttech.jp
ピンバック: 「移植」を試みる | anttech.jp
ピンバック: 2年越しの「移植」組 | anttech.jp
ピンバック: 今年初めての「移植」 新方式「移植器」 | anttech.jp
ピンバック: 新たにクロオオアリの巣を発見 | anttech.jp