カラスノエンドウの保護区で蜜を集め始めたクロオオアリ

昨日3月31日は朝から曇りがちで、昼前から雨が降っていました。今日4月1日は、晴れの時間が長く、岡山地方気象台からは桜の開花を観測したとの発表がありました。
午後3時過ぎ、先月26日のブログで触れたクロオオアリの巣(B巣)の近くで、複数のクロオオアリが歩いているのを見つけました。巣口から2m半程離れたフェンスとの間を行き来しているようです。そのフェンスの向こう下には、カラスノエンドウの保護区があります。

カラスノエンドウの保護区 今日の様子 まだ花は咲いていない

フェンスの外に行くと、カラスノエンドウの保護区にクロオオアリが来ていました。3月の24日や26日には、まだこの保護区にはクロオオアリが来ていませんでしたが、それから何日か経って、今日初めてカラスノエンドウの保護区でクロオオアリを見つけました。

カラスノエンドウの茎の先にはアブラムシがたくさんついている

葉に付いた甘露を舐めているようだ

こちらは花外蜜腺を舐めているようだ

もう一ヶ所のカラスノエンドウの保護区にも行ってみると、そこにもクロオオアリが来ていました。ただ、こちらの方は数が少なく、その時は2匹でした。

この時期の蜜源は、今年の庭の環境ではとても限られていて、この2ヶ所のカラスノエンドウの保護区のみのように思えます。1年前までは、庭の管理が行き届かなく、この時期にはカラスノエンドウなどの草花が庭一面に茂っていたのですが……。
と言うのは、この1年をかけて庭を整理してきた経緯があります。庭の樹をほぼ全て切り倒し、雑草等の草花を除去してきました。そうした上で、果物の木を植え、芝地が広がるようにしてきました。そのため環境が大きく変わり、特にこの春からは、クロオオアリにとっては棲みづらい環境になっていると考えられます。
クロオオアリが冬眠から覚めて地上に出てきた時、近くに蜜源がなければ、そのコロニーは死滅するか衰退することでしょう。昨年の秋にカラスノエンドウの保護区を作っておいて正解だったということになります。

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