クロオオアリが出てきた 2018年春

自宅の庭のクロオオアリが地上に出てきました。B巣の近くです。

初めに見つけたのはこの1匹の働きアリだった 11時30分撮影

昨年は、3月26日に初めて地上でクロオオアリを見かけましたので、1日違いです。昨日から急に温かくなり、今日は岡山市で最高気温が19.5℃まで上がりました。また、今日、岡山気象台は桜の開花宣言をしました。
午後、再びB巣の近くに行って見ると、はやりクロオオアリの姿がありました。そこで、巣口がどこにあるかを知るために、蜜を与えることにしました。散水ホースを伝って歩いているアリがいたので、進行方向のすぐ前に蜜をたらしました。すると躊躇なく蜜を吸い始めました。

蜜を吸い始めたクロオオアリ 14時33分撮影

腹部が膨れてきた 14時35分撮影

やがて、巣へと帰り始めました。その進む方向は、昨年巣口があった方向ですが、迷いながら歩いていて、なかなか巣にたどり着けないでいました。一面が芝地であるため、巣穴が露出していないのも一因になっているのかも知れません。結局、芝の中に姿が消えましたが、巣穴の位置は、はっきりとはしませんでした。
別の働きアリもいて、同じく散水ホースを伝って歩いていたので、そこにも蜜をたらしました。

14時45分撮影

同時刻に、散水ホースの上に更に2匹のクロオオアリがいました。

後方に見える黒いのが測量杭 14時45分撮影

その場所は、先程、蜜器に蜜を入れて載せておいた測量杭のすぐ横でした。測量杭に上って行くか見ていると、やがて上りかけました。

測量杭を上るクロオオアリ 14時46分撮影

ですが、途中で引っ返しましたので、蜜を見つけはしませんでした。
しかし、やがてもう一匹の方のアリが測量杭を上り、蜜を吸い始めました。

14時52分撮影

それからしばらくすると、この蜜器に集まるアリが多くなりました。

15時4分撮影

その後も蜜を見つけたアリが仲間を呼んできたのですが、その様子を見ていると、以前にも何度も触れているように、蜜を見つけて巣に戻る時は、迷いがちに戻っていき、再び巣から出て蜜のある場所に行く時は、ほとんど迷いなく歩いて行きます。ここで特筆すべきは、蜜のある場所に行く時にだけ、数歩歩いては、一瞬立ち止まって腹部の先を地面等に付けながら歩くことです。それを繰り返しながら進むので、先頭のアリだけですが、リズミカルに歩いているように見えます。ちなみに、後を着いて行くアリは、腹部の先を地面等に付けるようなことはしません。

先頭のアリが腹部を曲げているところ 15時15分撮影

同じく先頭のアリが腹部を曲げているところ 15時15分撮影

ところで、巣口の位置ですが、クロオオアリの出入りが多くなったので、分かってきました。昨年の終わりの頃の巣口は、B巣には2箇所あり、82cm離れたところにありました。

昨年末は、白のビニールテープを貼っている竹串のところに巣口があった

今年の巣口は、少しずれた所にありました。

左の枯葉の下端に巣穴がある

竹串のすぐ横に巣穴がある 巣穴に入ろうとするクロオオアリの腹部が見えている

更にクロオオアリが増えていた 15時35分撮影

夜の9時頃に蜜器を見てみると、蜜は完全に無くなっていました。クロオオアリの姿は、蜜器にも地面にもありませんでした。

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  1. ピンバック: 早くもクロオオアリが地上に | anttech.jp

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