女王アリの引越

移植の試み 再度」で紹介した今年2回目の移植は、27日、28日にもそれぞれ3コロニーずつ移植を行いました。30日の午後には、その内の9番目に移植したシリアル番号BK17028の水槽の被せものを取りましたが、引越先の巣穴がまだ浅く、女王アリも含めてアリの姿がよく見える状態でした。木製の保護器と30cm四方の御影石を載せておきました。
午後5時頃、その辺りを見ていると、何匹か小型のクロオオアリの働きアリが歩いていました。そこで、そのアリの極く近くに蜜を垂らすと吸い始めました。その様子を観察している内に、クロオオアリの女王アリが地面を歩いているのを目にしました。

1匹の働きアリが女王アリを先導しているようだ 17時2分撮影

女王アリは1匹の働きアリに先導されていました。そのすぐ近くには、働きアリが仲間を銜えて歩いていました。

仲間を銜えて歩く働きアリ 17時2分撮影

これらは明らかに引越です。引越先は、午後に見た浅い巣穴から36cm程離れた地面の割れ目でした。

この地面の割れ目を新居にしたようだ

それから30分程して、元の巣穴を見るとまだ働きアリがいました。完全な引越はこれからのようでした。

元の巣穴にまだ働きアリがいた 17時34分撮影

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