昨年2012年の8月31日のブログ「1匹だけ育った働きアリ」で紹介した女王アリと働きアリ2匹の家族ですが、今も皆元気にしています。
上の写真はその働きアリ2匹ですが、この働きアリは2匹共に2011年の夏から秋にかけて生まれました。ですから、今年で2回目の春を迎えようとしています。
また、同じ年から巣作りを始めて、やはり2011年に女王アリが死んでしまったクロオオアリとムネアカオオアリの巣にも、今でも働きアリがいて生活しています。
クロオオアリの巣の方は、昨年の夏には働きアリが10匹いて、今では8匹になっています。ムネアカオオアリの巣の方は、同じく夏に8匹いて、今は7匹になっています。いずれも、少し数が減りましたが、元気に生活しています。
これらからわかることは、クロオオアリやムネアカオオアリの働きアリは長生きだということです。大体になりますが、成虫で約20ヵ月生きていることになります。昆虫は、変態の期間を入れれば長生きするものはいますが、成虫でこれほど長く生きていられる仲間は少ないでしょう。アリが高度な社会生活をしていることと、何か関係があるのでしょうか。