クロオオアリの食性についての直近のブログとしては、「柿の花にも蜜が」で蜜を集めるクロオオアリの様子に触れましたが、庭の桑の木にもクロオオアリがやって来ていました。ちょうど今は、桑の実がとてもたくさん実っていて、その実の果汁がお目当てのようです。
次は、今日のサクランボ(品種名は「さおり」)の様子です。ここにもクロオオアリが来ていました。葉柄に花外蜜腺があるようです。
ただ、この花外蜜腺からは、あまり蜜は出ていないようです。クロオオアリは、枝から葉柄へと進み、この花外蜜腺をほぼ必ず舐めるのですが、それはとても短い時間で、蜜を吸っているとは思えません。現に、その時サクランボの木に訪れていたクロオオアリの腹部は、どの個体も膨らんでいませんでした。ところが、そのように思っていると、サクランボから下りていくクロオオアリがいて、その個体の腹部は膨れていました。
この木にはアブラムシは付いていないので、サクランボの花外蜜腺から、僅かだと思いますが、蜜(樹液)が出ているようです。