既に5月11日にミツバチの巣箱を使った「移植」を行っています。6月8日に、今回も同じ方法(「自発的」な「移植」)で移植を試みました。
移植するコロニー:B16013 (2016年6月11日に蒜山高原で採集した新女王アリのコロニー 当初から研究用アンテネストで飼育)

ミツバチの巣箱へは14時頃に入れました。



巣箱を置いた場所は、ほぼ終日直射日光が当たる場所ですが、巣箱の中には温湿度計を入れていて、巣箱の中が高温になり過ぎないよう監視できるようにしています。
巣箱の中にアンテネストを入れて一部の蓋を取ると、取った蓋が大きいこともあってか、すぐにたくさんの働きアリがアンテネストから出てきました。巣箱の蓋をしてからも、巣門(ミツバチが巣箱を出入りする穴)からたくさんの働きアリが出てきて、中には2m程離れた芝生の上まで歩いてきました。その遠くまで歩いてきた働きアリも、その他の巣門から出てきた働きアリも、道しるべを付けながら歩いているようには見えませんでしたので、無事に巣に帰ることができるか心配でした。