8月26日のブログで、クロオオアリB15099の移植後の引越がほぼ完了したことについて触れていますが、それから2ヶ月ほど経った今現在の様子を書き留めておきます。
引越先がA・B・Cの3地点に分かれ、最終的にはC地点に幼生虫や成虫が多数運び込まれていましたが、現在、そのC地点も含め、A・B地点共にアリの姿はありません。



時間を遡りますが、9月13日になって、新たに巣を見つけました。


この巣は、今までに巣がなかった場所にあり、しかもB15099を移植した場所に近いので、B15099の巣であると考えられました。巣口から、かなり働きアリの出入りがありました。
次の日14日には、もう一つ新たに巣口を見つけました。

この位置は、前日に新たに見つけた巣口よりも、移植した場所により近いところにありました。ただ、巣口からのアリの出入りはとても少なく感じました。
結局現時点では、この後から見つけた巣口は使われていません。B15099の巣口は、現時点では、最初に新たに見つけたコンクリートブロック直下の場所だけになっています。
こうしてB15099のミツバチの巣箱から始まった引越は、一箇所に確定したようですが、他の箇所で巣作りをしていた働きアリや、C地点に運び込まれた幼生虫などはどうなったのでしょうか。後にコンクリートブロック直下の場所へ引越したのでしょうか。また、そもそも女王アリは、当初からの引越の過程で、どのように動いたのでしょうか。それらのことは、分からないままで終わりました。