「高速道路」で運ばれる食糧を調べている際に、この高速道路を歩く速さを、帰路のクロオオアリの場合で測ってみました。
散水ホースの長さは5mですが、クロオオアリが実際に歩く起点から終点までの距離は4m40cmでした。


4例測定しました。この距離をクロオオアリが歩くのにかかった時間は、それぞれ46秒、46秒、45秒、59秒でした。
そこで、秒速に直すと、一番速い例で、9.8cm/秒となります。これは、分速では5.87m/分、時速では352m/時となります。人間の歩く速さの10分の1弱の速さということになります。
アリにとっては、やはりこの散水ホースの道は、「高速道路」と言えそうです。
ピンバック: 50mにも及ぶクロオオアリの行動範囲 | anttech.jp