移植の翌日の9月28日、待ち箱の巣門の前で、クロオオアリ同士が戦っていました。体がさほど大きくなく、また腹部が適度に膨らんでいるところから、両者共に移植組だと思われます。推測に過ぎませんが、9月26日に同じ待ち箱から引越を終えたBH170520-007がやって来ていたのかも知れません。
同日夕刻頃、仲間を運ぶ働きアリを見ました。
その後、再び仲間を運ぶ働きアリを見ました。
仲間を運び込んだ場所は、待ち箱から西方向へ1.9m程離れたコンクリートの目地と土の間でした。
観察を続けていると、仲間を誘導しているところを2回、更に仲間を咥えて運んでいるところを1回見ました。いずれも、上述の場所の穴に入って行きました。
1匹の仲間を引越先に連れて行くのなら、咥えて運んだ方が速く確実なように思えます。ですから、巣から出て来た時には、複数匹を誘導していて、途中で逸れたのかも知れません。
とにかく、引越が始まったようです。人工巣を出入りしやすいようにW拡張蓋を外しました。
その翌日の29日、引越先を見ると、複数の働きアリが穴掘りをしていました。
それからその翌日の9月30日、引越が完了していました。
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