今年最後の移植1例目のその後

移植の翌日の9月28日、待ち箱の巣門の前で、クロオオアリ同士が戦っていました。体がさほど大きくなく、また腹部が適度に膨らんでいるところから、両者共に移植組だと思われます。推測に過ぎませんが、9月26日に同じ待ち箱から引越を終えたBH170520-007がやって来ていたのかも知れません。

巣門の前で戦いが見られた 9月28日9時19分撮影

同日夕刻頃、仲間を運ぶ働きアリを見ました。

仲間を運ぶ働きアリ 9月28日16時11分撮影

その後、再び仲間を運ぶ働きアリを見ました。

待ち箱の台の脚を下る働きアリ 仲間を咥えている 16時18分撮影

仲間を運び込んだ場所は、待ち箱から西方向へ1.9m程離れたコンクリートの目地と土の間でした。

引越先は写真右下のコンクリートの目地のところ

観察を続けていると、仲間を誘導しているところを2回、更に仲間を咥えて運んでいるところを1回見ました。いずれも、上述の場所の穴に入って行きました。

2匹の仲間を誘導している 先頭のアリはしばしば腹部を地面に着けながら進んでいた 16時42分撮影
仲間を咥えて待ち箱の中から出て来た 16時42分撮影
こちらは仲間を1匹引き連れている やはり先頭のアリは腹部をしばしば道に着けながら進んで行く 16時55分撮影

1匹の仲間を引越先に連れて行くのなら、咥えて運んだ方が速く確実なように思えます。ですから、巣から出て来た時には、複数匹を誘導していて、途中で逸れたのかも知れません。
とにかく、引越が始まったようです。人工巣を出入りしやすいようにW拡張蓋を外しました。

W拡張蓋を外して横に置いた 17時23分撮影

その翌日の29日、引越先を見ると、複数の働きアリが穴掘りをしていました。

巣を拡張しているのだろう 複数の働きアリが土を運び出していた 9月29日17時14分撮影

それからその翌日の9月30日、引越が完了していました。

引越が完了していた 9月30日13時34分撮影

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  1. ピンバック: 新たな巣口を発見 BH170521-025+BH170520-001か? | anttech.jp

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