今日までにコンクリート製の人工巣が64個完成し、一覧できるように棚に並べて、飼育を始めました。
写真には写っていませんが、写真の下方にも人工巣があります。また、写真中央手前は2年目をむかえたクロオオアリの家族の人工巣です。
下の2枚の写真は、これら人工巣の中でも、順調によく育っている家族の写真です。上がクロオオアリで、下がムネアカオオアリです。働きアリが6〜7匹いますね。
さて、7月27日付けで紹介したクロオオアリの庭での飼育ですが、10cm角のタイルの上に更に15cm角のタイルを載せました。
タイルを2枚にすることで、暑さを防ぐことができ、また、雨の時の真砂土 (まさど・まさつち)の流失を防ぐことができます。
タイルを取り除いて、巣の中の様子を見てみましょう。
7月26日には働きアリが1匹だったのが、4匹になっています。ただ、出入り口は、今もまだ塞がれているように見えます。尤も、この段階では、必要に応じて出入り口を開けたり閉めたりしているのかも知れません。
この日、巣穴の周りの真砂土はかなり乾燥していたので、タイルを取り除いてみるまで心配でしたが、PET樹脂製の蓋の内側に水滴がたくさんついていました。結露した水分です。この結露した水があるので、死なないで生きていられるのでしょう。