イチゴの花壇を歩いているクロオオアリを見つけました。既に地上に現れていたS巣やO巣の働きアリかなと思ったのですが、体格が小さく、コロニーの創設期に生まれてくる働きアリのように見えました。
コロニーを特定するために蜜を与えて、帰路を辿ることにしました。

やがて帰路に就いたのですが、歩く方向に規則性がなく、あちこちへ周遊していました。そこで、観察に私の根が続かず一時目を離しましたが、再び見に行くと、蜜を与えた場所から1.3m程離れたイチゴの株の周りを歩いていました。そして間もなく、株元の地面に潜って行きました。そこには小さな穴が空いていました。

直線距離にして1.3m程をおよそ20分かけて巣に戻ったことになります。かなり帰路を迷っていたことが分かります。
ところで、この巣のコロニーはどこから来たのでしょうか。実は、昨年の9月16日に、このイチゴ園にクロオオアリの5つのコロニーを移植していました。BH18020、BM19019、BM19024、BM19045、BK170530-052です。それぞれの新女王アリの採集年は、2018年、2019年、2019年、2019年、2017年ですが、いずれも子育てが順調とは言えないコロニーでした。S巣も「引越元不明のコロニー」ですが、上記5コロニーの1つなのかもしれません。そして、このイチゴの株元に巣口を持つコロニーも、同じく上記5コロニーの1つなのかも知れません。